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桂木山登山口~麓の分岐<左のコース>~尾根分岐~
           桂木山~尾根分岐~麓の分岐~桂木山登山口

 

桂木山周回

 

2013年8月18日

 

今回は関門海峡を越え、山口県美祢市秋芳町の桂木山周回登山に挑んだ。お盆が過ぎてもまだまだ暑い日が続く。今年の暑さは例年とはちょっと違っているようだ。水分補給等を怠らず、そして無理をしないように歩くことを心がけた。スタートするとアブが執拗につきまとって閉口した。




県道36号より桂木山山頂を眺める。  赤茶色をした石州瓦の民家とよくマッチしている。


<コース概要>

1、桂木山登山口  7時54分 ~ 2、麓(ふもと)の分岐 ~ <左のコースへ> ~ 
3、尾根の分岐 ~  4、桂木山 ~ 5、尾根の分岐 ~ 6、麓の分岐 ~ 
7、桂木山登山口  11時07分



               
 

県道36号線の看板から入る 7時28分
早朝起床して、山口県美祢市秋芳町までやってきた。桂木山の登山口は、県道36号にある青くて大きな「白糸の滝」の看板から入って行く。5分も走ると滝の駐車場があるが、更に上へと向かう。キャンプ場が右手にあるので、ここに車を停めてもよかったが、まだ誰もいないようなので、更に上にある登山口の横にあるスペースまで車を進めた。

 

桂木山登山口に到着  7時37分
登山道は鎖で通行止めになっている。今日はT師匠と下関のT井さんの奥様と3人の山歩き。T井さんのご主人から送迎して頂く。感謝!

   山容は確認できない

 

1、登山口を出発  7時54分
まずはコンクリートのなだらかな道を上る。
道の両サイドにシイタケの原木が積んであった。


   黒の遮光シート

 

わさびの生産地?  7時59分
登山道を歩いて行くと、右手にわさび園の注意看板があった。登山道の右下には川が流れているようだが、草木が茂って見えない。きっとその川の流れでわさびが栽培されているのだろう。少し歩いただけで汗が噴き出してきた。今日もかなり暑くなりそうだ。こんなに暑いと、わさび泥棒も近づかないだろうと、勝手にそう思った。

 

作業小屋を通り過ぎる  8時06分
コンクリートの道が終わったと思ったら古い作業小屋が現れた。そのすぐ先に分岐がある。

   突き当たりが分岐

 

2、麓(ふもと)の分岐を左へ  8時07分
道は左右どちらでも山頂に続いている。メインの道は右だが、我々は左のコースから登って右コースから下山する周回登山の予定だ!

   山頂まで1時間30分

 

さっそく森の中へ  8時08分
分岐からはすぐに森へ突入である。日陰にはなるが、蒸し暑くてダラダラと汗が流れる。

   シダ

 

プラスチック製の階段  8時11分
急坂だがプラスチックの階段が整備されて歩き易い。これまでの経験から言うと、山口県ではこのプラスチックの階段があるところは中国電力管轄の高圧鉄塔がある。中国電力が高圧鉄塔の点検などをするためにこのプラスチック階段で道を整備しているのだろう。我々はその道を拝借して登山を楽しんでいると言う訳だ。

  高圧鉄塔  8時15分
明るい場所に出た!と思ったら高圧鉄塔のある場所だった。右側をすり抜けて進む。

   また森の中へ
  鉄製の橋を渡る  8時22分
雑木林の快適な登山道を進んで行くと、今度は植林帯へ入って行った。

   ミズヒキ?








太陽光が差し込む植林帯を歩く  8時24分


 

再度鉄塔と出会う  8時35分
杉の植林帯を抜けるとまた高圧鉄塔。先ほどの鉄塔から次の鉄塔まで歩いたことになる。

   右手の森の中へ

 

登山道が荒れてきたぞ!  8時39分
倒木が目立つようになり、歩き難い。
登山道はあまり整備されていないようだ。


   これもシダ?

 

樹林帯の間を分け入って進む  8時44分
木々が覆い茂って道が分かり難い。木に付いている赤テープを頼りに進んで行く。

   ザトウムシが二匹

 

登山道が不明瞭  9時09分
尾根に近くなったが、踏み跡が薄くてはっきりとしない。ここまで道を外れたとは思えないが・・・不安がよぎるが、そのまま強引に尾根まで上ることにした。
なんとか尾根に出てみたが、草が覆い茂っていた。
しかし、幸いすぐに赤テープを見つけることが出来て安心した。夏場、この道を歩く人は殆どいないようだ。

3、尾根の分岐  9時17分
尾根に出ると草ぼうぼう。 5分程草をかき分け右手に歩いて行くと、突然はっきりした道が現れた。そこは尾根の分岐であり、標識もあった。

   これで安心!






尾根の分岐からいきなり急登になる  9時18分


 


 

山頂まで長い木段  9時31分
最後の上りは長い木段が待っていた。この木段は段差が大きくてとても上り難い。当然、木段を避けて右の道を歩くようになる。目指す山頂までもうあと少し、最後の踏ん張りでお互い声を掛けあって上って行く。
気が付くとまた自分だけが取り残されている。
いつもながら情けないことである()

 

4、桂木山山頂  9時35分  702m
尾根の分岐から急登を休みなく18分、やっと登頂を果たした。最初は疲れて景色を見る余裕もない。
山頂には北辰妙見が祭られていると言う「妙見宮」の祠がある。北辰信仰とは北極星が妙見菩薩で北斗七星が人の禍福を決定する、と言う道教系のもので御利益は国家鎮護、火災除去というありがたいものらしい。

  山頂の妙見宮前で記念撮影  
三脚を据えて記念撮影。「ハイ、チーズ!」

   山頂表示
 

山頂の鳥居から下界を眺める
山頂のすぐ下には小屋がある。その屋根の上にあるのは雨量計の跡だろうか?

   小屋と雨量計?

 

秋吉台全景を見下ろす
山頂から秋吉台の草原台地を見る事が出来た。
霞んでいるので残念だった。


   ヤブラン

 

桂木山を下山開始  10時09分
山頂で34分休憩。水分補給とおやつのドーナツを食べて、下山に取り掛かった。

   カワラナデシコ

 

木段を降りて行く  10時21分
段差が大きい木段は下る際も苦労した。
ゆっくり歩かないと膝を痛めそうな気がした。


   オトギリソウ

 

5、尾根の分岐  10時21分
下りは左へ曲がるが、上ってきた時は正面の雑草の茂る尾根を歩いてきた。殆どの人が左からのメインルートを利用しているのがよく分る。

   ここから下る

  道ははっきりしている  10時29分
このコースはメインルートだけあって、道はバッチリ!何度か沢を渡り、快調に下って行く。

   渡渉する
 

6、麓の分岐に到着  10時59分
下る途中に7人グループとすれ違って声を掛け合った。そして、分岐に到着! T井さんのご主人が心配して迎えに来てくれていた。

   山頂より50分

  7、登山口に到着  11時07分
これから白糸の滝を見物することにするが、その前にT井さんのご主人から嬉しい差し入れがあった。
自家製のスイカだった!


   冷たくて美味しい!
 

白糸の滝見物   11時32分
滝の上部から階段を下りて行くと、滝壺が見下ろすことの出来る展望所があった。下を覗き込むと、数組の家族連れが水遊びをしている。売店(白糸亭)ではソーメン流しを楽しむことが出来るようだ。正に夏の風景そのものである。
滝周辺はひんやりして過ごしやすい。
我々もここで涼んで登山の疲れを癒した。

  滝壺で水遊びをする家族連れ
下って行くと不動明王が祀られていた。

   不動明王





白糸の滝の滝壺で遊ぶ兄弟  11時37分



                            白糸の滝
九州の英彦山に本拠を構える山伏たちの最東端の修験場であった桂木山(標高701.5m)」の登山口であり、修行に来た山伏達はこの白糸の滝で身を清め、そこに祀ってある不動明王に願いを込めて桂木山を目指していた。また、北斗七星にちなむ「妙見信仰」については中国地方から畿内、北部九州で勢力をはっていた山口の大豪族大内氏が守り神としていた為に、桂木山にもその妙見舎が祀られ、山岳信仰と妙見信仰が合わさって、白糸の滝は多くの修験者や信者でにぎわい、当時は宿坊まで設けられていたと言う。(説明看板より)
滝見物の後は川の畔をブラブラと・・・。   カッパ橋を渡るとカッパの夫婦が鎮座していた。


 

背に千両  夫婦のカッパ



カッパの背中を見ると千両の文字が・・・

 

大滝橋(木製)  11時44分
橋を渡り、対岸の東屋で昼食にした。
これで完結! お疲れ様でした。

   暑いよ~



山口県の山を登る際は、いつもT井さんご夫妻にお世話になります。
登山口までの道案内は勿論、帰りの観光まで微に入り細に入り本当にありがとうございます。
今回は下山後に冷やした自家製のスイカまでご用意いただき美味しく頂きました。
是非また一緒に登りましょう!



下山後、帰りに別府弁天池に立ち寄る。 コバルトブルーの湧水がとても綺麗だった。

 

名水百選  別府弁天池

池の畔の木陰で食事も出来るようになっていて、たくさんの人が池の近くに集まって見物している。この池の裏側には池の守護神である厳島神社と美祢市指定天然記念物の巨樹群がある。澄み切った池が青く輝いていて、しばらくボーっと眺めていた。

弁天池は、名水百選として、毎秒186ℓ、毎分11トンの水が湧き出している。ここに傳る伝説として、昔この地方を開拓したが水にこまり諏訪大明神に、祈ったところ「弁才天をまつり青竹をつえに水をたずねよ」というお告げをうけて、まもなく清らかな水が発見され弁天池となる。

今この水は飲料水と灌漑用水や養鱒場に使われている。なお、この水を飲用することで長寿が保たれ財宝がさずかるといい伝えられている。(説明看板より)



全国名水百選  別府弁天池 (山口県美祢市秋芳町別府)
是非一度訪ねてみて下さい! 


訪問ありがとうございました。
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背後のカラー