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みそこぶし山〜女岳〜涌蓋山〜女岳〜みそこぶし山〜一目山

 

早春・白い涌蓋山

 

2012年3月25日

 

3月下旬に寒波襲来! 寒の戻りで九重連山は冬景色に逆戻りしてしまった。 
この日の目的は沢水(そうみ)展望台からの佐渡窪で、マンサクの花を観賞し早春の九重を満喫することだった。しかし、天候のいたずらで予定変更・・・マイナス5℃、強風が吹き荒ぶ中だったが霧氷を眺めながら感動の登山となった。
涌蓋山(わいたさん)の山頂は九重連峰の展望台と実感した。





素晴らしい霧氷と青空に感動!  女岳から涌蓋山(わいたさん)を望む。

<コース概要>

1、八丁原登山口 8時23分  〜 2、みそこぶし山 〜 3、涌蓋越 〜 4、女岳 〜
5、涌蓋山 〜 6、女岳 〜 7、 涌蓋越 〜 8、みそこぶし山 〜 9、一目山 〜 
10、
 八丁登山口
 14時59分



 

丁原登山口駐車場  8時20分
気温 マイナス5℃。ここはスキー場と地熱発電所の間にある登山口前の路肩駐車場。地熱発電所の蒸気が後方で吹き上がっている。


   道路凍結 

1、八丁原登山口  8時23分
駐車場前の道路を左斜めに渡るとすぐに登山口。正面にはラクダ色の一目山が見える。

   ゲートを越える 

コンクリートの道を進む  8時24分
一目山を左上に見ながら凍った舗装道路を進む。一目山は復路に挑戦することにした

   一目山

 

いよいよ登山道へ  8時38分
舗装道路もここで終わり。鎖のゲートまで来ると「涌蓋山」の標識があった。

  
 ザクザク





登山道を進んで振り返ると一目山の全景が見える。  8時53分
駐車場から見た時は全体がラクダ色の山だとばかり思っていたが、実は半分が森になっている。
左右に分けて綺麗に散髪。中央境目の白く雪が積もったところは防火帯(登山道)のようだ。


 

正面に涌蓋山  8時56分
登山道を進んで行くと目標の涌蓋山が見えてきた。空は曇天。ちょっと気になりながらも歩を進める。 「ん?」 足下を見ると・・・。

  
 イノシシの足跡だ! 

休憩所  9時07分
U字溝を逆さにしたベンチが設置してある。
風も強く、ゆっくり休む気がせず先を急いだ。

   左に風力発電 

 

松が凍えている  9時09分
荒涼とした風景が続く。風が強く顔が痛い。自然の中に育つ木々は強い。動物たちもこの厳しい自然の中でどんな生活をしているのだろう?

    またイノシシだ!

 

これ なあに?  9時11分
よく見るとこれはトイレだ! 強風で倒れたのだろうか? それにしても・・・滑稽である()

    落ちるよ!






「みそこぶし山」が目の前に・・・  陽が射してきた  9時22分


 

頂上まで白一直線   9時23分
壊れた道標から凍ったスロープを上って行く。

    寒々しい


    
   一気に上り詰めた   
9時28分






2、みそこぶし山    9時28分   1296m
背景にはこれから向かう涌蓋山が堂々とそびえている。 先は長いぞ!


みそこぶし山を出発  9時41分
とにかく風が強い。寒くて冷たくて顔が痛い!牧柵を越え進む。放牧場となっているようだ。

  
 まだまだ 

窪地に突入  9時52分
涌蓋山の表示に沿って窪地へ。道が少々わかり難いので赤テープに注意して進む。

    ケルンもある

平坦な道を歩く   9時59分
「涌蓋山」の表示通り進んで行くと右手からの「ひぜん湯コース」と合流した。

   霜柱 5p

 

植林帯の中へ  10時03分
平坦な道も終わり、白いゲートを越えてこんもりとした植林帯の中に入って行く。

   すり抜ける 

 

林道に出会う  10時07分
テープに沿って森を抜けると、林道に突き当たる。左に曲がると「涌蓋山」の表示があった。

   左へ進む

 

3、涌蓋越  10時08分
林道を50m程歩くと右手に「涌蓋越」の表示が現れた。ここから自然林の中へと進んで行く。

  
 森の中へ 

 

女岳まであと少し   10時30分
斜度が緩やかな樹林帯を抜けると、パッーと視界が開け、青空も見えてきた。アセビの木が点在している。
気分は晴れたが、そのかわりに坂が急になってきて辛抱の上りが続く。

よく見るとクマ笹も霧氷状態になっていて、少しでも触れるとサラサラと雪が落ちていく。
白くなった登山道を「早く頂上に着かないかなぁ〜」と喘ぎながら上って行く。

 

振り返り見ると・・・  10時30分
今まで歩いてきた風景を遠望できる。
中央のラクダ色がみそこぶし山、その奥の山が一目山、その左にはスキー場。

  
 山頂近し

 

4、女岳(めだけ)山頂  10時38分
出発して2時間15分、やっと女岳に到着。
ここまで来れば涌蓋山もすぐそこだ。

  
  自然美





樹氷がとても綺麗だった  10時42分 3月下旬なのに・・・・ 






樹氷の中を通り抜けて涌蓋山へ向かう 10時48分 まるで冬山登山だ!





涌蓋山直下の尾根から山頂を仰ぐ   10時56分   これから最後の上りとなる。


 

5、涌蓋山  11時08分  1500m  
山頂は一面真っ白だった。 じっとしていると寒いので早々に昼食にすることにした。

  
 山頂碑にて 

 

祠(ほこら)に参拝  11時14分
山頂碑を通り過ぎて歩いていくと祠が目に付いた。山の神様に安全登山のお願いとお礼。

  
 5〜6月に山開き 






山頂からのパノラマ  まさに九重連山の展望台だ!  11時17分


 

景色を楽しみながら昼食  11時25分
うっすらとだが三俣山など確認できる。

     カップ麺





下山準備を終える頃、霞んでいた九重連山がはっきりと見えてきた  よかったぁ〜。12時09分




 
と、その時・・・(驚)  12時09分
この零下の世界、しかも強風の中・・・。
涌蓋山頂碑の横で、水着姿になり記念撮影をする人が現れた。
かなり寒そうだったが、周辺の方が集まってきて、カメラを向けるとポーズをとってくれた。
我慢できない様子で、ブルブルと震えていた。それにしても、いろんな人がいるものだ。 
アッパレ!
  下山開始  12時10分
約1時間山頂でゆっくりと過ごした。想定外の水着パフォーマンスも見物して下山開始。
涌蓋山は大分側の玖珠では「玖珠富士」、熊本側の小国では「小国富士」と呼ばれているとのこと。
それだけ山容が美しいと言うことだろう。

12年前の6月、家族5人でミヤマキリシマの咲く涌蓋山に登った記憶がよみがえってきた。
「また来ます」と山頂に別れを告げた。





素晴らしい景色を見ながら下山する   12時15分   途中で何度も足を止めて写真を撮る






尾根の斜面が一面霧氷に覆われている   12時24分



 

女岳山頂より涌蓋山を振り返る  12時30分
綺麗な青空が広がってきた。涌蓋山も嬉しそうだ。快調に女岳の斜面を下って行く。

   霧氷も消えている 

 

7、涌蓋越  12時54分
樹林帯を抜けると涌蓋越の林道に出る。
ホッとして林道を左へ進む。

   

 

赤テープから右へ  12時56分
林道を50m程歩くと赤テープから右の植林帯へと入って行く。要するに往路と同じなのだが・・・話に夢中になっているとつい通り過ぎそうな場所でもある。 
気をつけよう!

実はここで迷った人を知っている。 この後もテープに沿って4分程歩き、植林帯を抜け出よう。
一気に歩いたせいか、思ったより早いペースで下山してきた。

 

植林帯から解放  13時00分
白いゲートを越えて牧草地へ躍り出た。これからみそこぶし山を経て一目山へと向かう。

   足取り軽く 






みそこぶし山へと向かう  13時18分   ラクダ色の世界を歩く







8、みそこぶし山より九重連山を望む   13時25分   左上に頭を出した三俣山を確認





みそこぶし山より女岳、涌蓋山の雄姿を望む  13時29分
この風景を見ただけでも今日来た甲斐があったというものだ。 暫しうっとり眺めた。




 

松が活き活きと  13時48分
今朝往路で見た時は真っ白に凍えていたが、気温が上がり緑鮮やかに生き返っていた。

   トイレも通過()

 

登山道終了  14時15分
鎖のゲートを越えると舗装道路となるが、これから右上に見える「一目山」に挑戦だ!

  
 急登だ!

 

防火帯を上る  14時21分
今朝はこの防火帯は雪で真っ白だった。
最後の力を振り絞って急登を一歩一歩。

    背景は涌蓋山

 

9、一目山  14時27分 1287m
本日4つ目のピークを制覇!私にとってはニューピーク。ここからは360度景色が見渡せる。

   スキー場


 

八丁原地熱発電所の蒸気が見える

 

一目山から見る秀麗な涌蓋山






一目山からのパノラマ  14時42分  
今回のコースは右下のスキー場付近から左上の涌蓋山までを往復したことになる。



 

一目山を下山  14時48分
正面の八丁原地熱発電所の蒸気を見ながらラクダ色のスロープを下って行く。

   中央は黒岩山

 

舗装道路に出た  14時56分
一目山山頂から12分で下って来た。

    テクテク 

 

10、八丁原登山口到着  14時59分
今朝凍結していた道路は完全に解氷していた。
帰りは安心して運転できる。ありがたい。

  
  17681歩 


今日は鳴子、佐渡窪のマンサクを目標にくじゅうに出かけてきたが、寒波襲来で道路が凍結。沢水キャンプ場目前でトラックがスリップして立ち往生。無理せず鳴子山をあっさり諦め予定変更で涌蓋山に登ることにした。
しかし、結果とてもよい山行となり満足だった。

マンサクの花観賞はまた次回の機会に期待しよう。お疲れ様でした。

 背後のカラー 

訪問ありがとうございました。
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