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土小屋駐車場〜石鎚神社遥拝殿〜登山口〜五葉松休憩所〜
分岐(成就コースとの合流)〜二ノ鎖〜三ノ鎖〜弥山山頂 往復
 
 西日本最高峰 石鎚山

2018年8月11日(山の日)

今年もT師匠と恒例の夏山恒例遠征登山。月日の経つのは早いもので、今回で9年目を迎える。目指すのは四国。四国の代表的な山と言えば日本百名山にも名を連ねる石鎚山(いしづちさん)と剣山(つるぎさん)。さてどちらにしようかと迷っていたが、せっかくの遠征なので欲張って、この両方の山頂を踏むことを目標とした。初日は石鎚山からの挑戦となる。


   

石鎚山山頂・弥山から天狗岳を望む  当初は真っ白で何も見えなかったが、一瞬姿を現した



<コース概要>

1、土小屋駐車場 9時35分 〜 2、石鎚神社遥拝殿 〜 3、石鎚山登山口 〜 
4、国民宿舎石鎚への分岐 〜5、五葉松休憩所 〜 6、分岐(土小屋コースと成就コースの合流地点) 〜
7、二ノ鎖(迂回路へ) 〜 8、三ノ鎖(迂回路へ) 〜 9、石鎚山・弥山山頂 〜 
10、
分岐(土小屋コースと成就コースの合流地点) 〜 11、五葉松休憩所 〜 12、登山口 16時17分

今回は初めての四国遠征。さて、北九州から四国までの交通手段はどうしよう?と、遠征となると費用も掛かるので、その辺から思案することになる。結局、交通手段はT師匠の自家用車、そして宿泊も車中三連泊()。男二人でまさしく汗臭い山旅となった。

8月10日 7時30分  北九州市内を出発 → 山陽自動車道 →
               西瀬戸自動車道(瀬戸内しまなみ海道) 生口島瀬戸田PA<車中泊>

8月11日 5時30分  生口島瀬戸田PA → 松山自動車道 → 松山IC → 
              <国民宿舎石鎚にナビをセット> → 面河渓 → 土小屋 9時20分


 

面河渓スカイラインゲート  8時30分
この道は夜間通行止めになるので、要注意! 
この時期は、開門7時。閉門19時。


   時間をチェック 

 

石鎚山を望む  8時57分
石鎚スカイラインの途中でチラチラと石鎚山が顔を出す。「あっ〜、霞んでいる」(悲)
しかしながら、見るからに急登だ!この山容を見るとワクワク、ゾクゾクしてくる。
昨夜からの長距離移動の疲れや寝不足も吹っ飛び、気持ちは早くも「歩きたいモード」に切り替わった!

 

土小屋駐車場に到着  9時20分
土小屋駐車場はほぼ満車状態。到着後、すぐに準備開始。他県ナンバーが目立つ。

   山頂が見える


ここは、愛媛県上浮穴郡久万高原町 石鎚スカイライン終点の土小屋です。



  1、  土小屋駐車場 9時35分 出発
今日は8月11日(山の日)なので、親子登山なども企画されているようだ。

    歩道を歩く
 

2、石鎚神社土小屋遥拝殿  9時39分
登山口に向かう途中に石鎚神社で安全登山祈願をすることにした。

    登山道案内図

 

3、石鎚山登山口  9時45分
石鎚神社から案内看板に沿って神社裏に回り、道路に出ると登山口が見えた。

    山頂迄 4.6km

 面河四国カルスト自然休養林案内図

古い案内図だが概略が分かり易い
 瓶ヶ森(かめがもり)  1897m

登山口から右手に見える
 

快適な登山道  9時48分
時折囀る鶯の鳴き声に耳を傾け気持ちよく歩く。この道は登山道というより、遊歩道。
  
    沿道の苔

 

4、国民宿舎石鎚への分岐  9時54分
この分岐は国民宿舎へ通じる。国民宿舎宿泊客の専用登山道みたいなものだろう。

    直進


 
落石注意看板 9時55分


大きな看板前で記念撮影 9時57分
 

あと3キロメートルだ!  10時14分
登山口を出発して29分。ちょっと休憩。
標識によると、ここまで1.6km歩いてきた。

   
楽勝かな?



石鎚山へのルートは主に4ルート(表参道ルート、堂ヶ森ルート、面河ルート、土小屋ルート)あるが、
今回歩いている土小屋ルートが一番簡単だと言われている。
ノ鎖直下までは、このような整備されたなだらかな道が続いている。



 

登山道の両サイドは笹が茂る  10時22分
左を見ると石鎚山が見えている。

    まだ遠い





左奥に石鎚山、その手前の小高いピークは鶴ノ子ノ頭だろうか?  少し斜度が増してきたぞ!



 

長〜い笹道の階段  10時32分
土小屋から2.1km。石鎚山迄あと2.5km。

   確認


なだらかな坂だが結構堪えた。いつもぶっつけ本番の登山なのでダメですね。



 

5、五葉松休憩所  10時35分
笹道階段の途中でベンチが設置されている広場があった。ここぞとばかり腰を下ろして休憩。ところが、数分するとここでなんと雨がポツポツと降り出した。そして、徐々に強い雨脚となり、仕方なくザックからレインウェアを取り出して着ることになった。
まさかの雨だった。

 

雨対策はバッチリ!  10時49分
ザックカバーも取り付けて、準備万態憂いなし。
それでは雨にも負けず再スタート!


   オトギリソウ





 雨の中笹道階段は続く  10時50分  徐々に小雨になってきた




イタドリ



シシウド

 

石鎚山系のカエデ類  11時12分
石鎚山系のやや標高の高いところでは、いくつかの特徴的なカエデ類が見られるようになります。この付近ではアサノハカエデ、ナンゴクミネカエデ、コミネカエデ、コハウチワカエデ、ヒナウチワカエデ、イタヤカエデなどが見られます。
                <説明看板より抜粋>





霧に煙る登山道  11時15分  雨は止み上着を脱いだが蒸し暑さは続く



 
山野草の撮影に勤しむ

落石注意の崩落場所 11時45分
崩落地帯は日当たりがいいのでいろんな花が咲いている。
ここでゆっくり花の撮影をしたいところだが、落石も気になって落ち着かない。
ここで腰を下ろして休憩している若者がいたので、気になったが、丁度出発準備をし始めたのでホッとした。写真を撮った花は何故かムラサキ系ばかりだった。

   
             レイジンソウ


 
ヤマアジサイ



シコクフウロ

 

ミソガワソウ

 
オオマルハテンニンソウ
 

6、分岐(成就コースの合流地点) 11時52分
大勢の人が休憩している。ここは表参道コースとの合流地点となる。我々もここで休憩。

    コース確認




鳥居の下で休憩  12時04分  あいにく山頂方面は霧に包まれている



 

鳥居を潜り階段を上る  12時07分
階段を上ると右手にトイレがある。

    ガヤガヤ


そして、このトイレの屋根越しに見上げると・・・二の鎖を上る登山者が見えた




太い鎖を掴んで上を目指す登山者  12時12分  見ているとかなりスリリング


 

7、二ノ鎖 66m → 迂回路へ 12時15分
鎖場に挑戦する人も多かったが、我々はあっさり右の迂回路へ。

    あと500m

 

迂回路の鉄製階段  12時19分
この階段、谷側に手摺りがない。下るときはちょっと怖そう。左側通行。

    お上りさん


「お上りさん」は「お疲れさん」の意味も含まれているようだ。




 

アキノキリンソウ



ムシカリ?

 

8、三ノ鎖 68m → 迂回路へ 12時35分
左の小屋の裏側から三ノ鎖が伸びている。
我々はここもあっさり右手の迂回路へ。


    鉄製階段が続く

 

ミヤマノダケ
 

シモツケソウ

 
オタカラコウ
 

お花畑
 

頂上山荘が見えてきた 12時42分
やっと山頂に到着だ!山荘の前には、石鎚山頂郵便局が開設されていた。

   記念にどうぞ





山頂には大勢の登山客  12時44分  おっと、T師匠は登山レディーを写真撮影中。



 

9、石鎚山・弥山山頂  12時45分 1974m
登山口からジャスト3時間で無事に登頂!
そして、この場所でT師匠からのサプライズプレゼント!(左手に持っている)
私は今年で60歳。若いつもりがもうこのように年齢を重ねてしまった。その還暦のお祝いと言うことで、モンベルの登山ウェアを頂戴しました。

T師匠ありがとうございました!


そして、石鎚山のシンボルとも言える天狗岳は・・・濃霧で撃沈




 このような状況でも天狗岳へ向かう若者達  12時49分  我々はさっさと回れ右()



 

石鎚神社参拝  12時54分
弥山最上部の石鎚神社に登頂御礼参拝。そしてこの神社の裏側が三ノ鎖の終点になる。
神社参拝後、神社裏から小学5〜6年生の男の子が飛び出してきた。私が「鎖場を上ってきたの?」と声を掛けると、「ハイッ」と元気な返事が返ってきた。
あの鎖場を・・・凄い! 恐れ入りました。

岩場で休憩する登山者  12時57分

   

神札授与所  12時57分

   




石鎚山・天狗岳への痩せ尾根  13時33分 霧の晴れ間に行ってみようかと思ったが・・・断念



天狗岳をズームアップ  人が恐る恐る歩いている。見ているだけで怖い
雨に降られたり、濃霧に包まれたらどうするのだろう?と心配になる。


 

女子大生とT師匠

山頂広場での出会い
山頂広場で弁当を食べていると、隣に元気な登山レディーが座った。挨拶を交わすと、いつの間にかT師匠と会話が弾んだ。
東京の大学生で、夏休みを利用しての全国登山一人旅とのことだった。本日は東京を出発して7日目で6座目。今日石鎚山を下山後、フェリーに乗って九州へ向かい、明日は大分県の由布岳を登り、その次の日は久住山へと山旅計画がぎっしり・・・。登山三昧の山旅を計画し、実行できるのはとても羨ましい。
写真を勉強中とのことで、立派なニコンの一眼レフを持っていた。流れる雲を見て、水彩画のような山の写真を撮りたいと、雲のかかる山並みにシャッターを切っていた。
将来は山岳写真家になるのかな?


 
山頂広場の縁岩から下を覗くと



縁岩の下は奈落の底だった!


この縁岩は自然の岩ではなさそうだった。



 

下山開始  13時57分
山頂では約時間の滞在だった。山頂のお花畑にも別れを告げて下山に取り掛かる。

    そよ風の女神

 

空中歩行のようだった  14時00分
帰路は上ってきた道を戻ることになる。谷側に手摺がないのでつまずかないように注意。

   お下りさん

 

二ノ鎖直下まで下りてきた  14時14分
相変わらずたくさんの人が休憩している。
振り返ると今から上る人もいる。

   さらば石鎚山



10、分岐(土小屋コースと成就コースの合流地点) 


 

幅の狭い木段を下りていく  14時19分
ここで分岐を間違えないように!土小屋へ!

    あと4.0km





右側の景色を堪能して下って行く。(上りの際は雨であまり見ることが出来なかった)




 
シコクザサ



真っ赤に紅葉?している葉

 

11、五葉松休憩所  15時24分
少し疲れてここで10分休憩した。笹道登山道の帰路は時間がとても長く感じた。

    ベンチでスマホ

 

12、登山口 16時17分
復路はタイム2時間20分で無事下山。

    ゴール!


スマホの歩数計では21057歩だった!


石鎚山はさすが日本百名山だけあって登山者が多い。
もし次に歩く機会があれば、面河渓谷から歩いてみたい。しかし、体力がどうか?

さあ、明日は徳島県の剣山に挑戦。
これから松山まで戻り、高速で徳島へ! 途中、吉野川サービスエリアで車中泊。
でもその前にどこかの温泉で汗を流そう!



本日はお疲れ様でした。
明日もガンバロー!



訪問ありがとうございました。
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