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採銅所駅〜牛斬山〜福智山〜尺岳〜皿倉山〜八幡駅

 

採銅所駅〜八幡駅 縦走

 

2012年6月10日

 
3年前に皿倉山〜採銅所駅までの縦走をした。
今回、体力のチェックも兼ねてその逆コースを歩いてみた。
ところが、逆に歩いたせいなのか? 一部コースが違った為か? 
43分も遅いタイムだった。 落ち込んだが仕方ない。
それよりも縦走を完遂したことが私にとって大事なことである。
 





福智山に咲く真っ赤なヤマツツジ。右奥にゴールの皿倉山が霞んで見える。

<コース概要> 

1、採銅所駅 6時12分  〜  2、牛斬山登山口  〜 3、牛斬山山頂 〜 
4、
山犬の峠 〜 5、焼立山山頂 〜  6、赤牟田の辻(念仏坂) 〜 
7、 頂吉分れ 〜 8、福智山山頂 〜9、荒宿荘 〜 10たぬき水 〜 
11
からす落 〜 12尺岳平 〜 13尺岳山頂 〜14かえで峠 〜 
15田代分れ 〜 16観音越 〜 17田床峠 〜18市ノ瀬峠 〜
19
皿倉平 〜 20皿倉山頂 〜 21尾倉登山口 〜 22八幡駅 18時12分



 

採銅所駅駐車場  6時07分
早朝、駅の右奥にある駐車場は空っぽだった。
天気予報は終日晴れなのだが、周囲は霧が立ち込めて近くの山も霞んで見えない。

    家内の運転で到着

リニューアルされた採銅所駅  6時08分
最近リニューアルされたらしいが、駅舎の姿形は変わっていないようだ。明るい駅舎に変身。

    元気120%

採銅所駅舎  香春町指定有形文化財
駅舎は大正4年3月(1915)に建築された小倉鉄道開通時の中で現存する唯一の建物です。
駅舎の構造から見ても当時の一級品で近代化遺産としても非常に価値が高いと言えます。
規模は、正面15.58m、側面7.2mで棟高4.9mを図る寄棟造の近代洋風木造駅舎です。外側壁面の飾りや、待合室天井の星型文様など大正モダンを感じさせます。 

 

1、採銅所駅を出発  6時12分
駅まで送ってくれた家内の車を見送って縦走スタート。線路真横の道をトンネル方向へ進む。

   ありがとう!

 

踏切を渡って道なりに進む  6時13分
静かな線路。相変わらず視界は良くない。
人影も全くないのでちょっと寂しい。
  
   静寂な空気感

 

最初の分かれ道を左へ進む  6時14分
民家の中を歩いて登山口を目指す。
田植えが終わったばかりの田んぼを見ながら歩く。


   蛙の声が・・・

 

2度目の分かれ道は右に進む  6時20分
分かれ道の中央下に「牛斬山へ」の黄色の表示がある。依然、山はガスに覆われている。

   ありがたい

  2、牛斬山登山口  6時25分
民家を通り抜けると舗装道路も終了。
いきなり牛斬山の登山口に突き当たった。
これからいよいよ修行とも言える縦走登山が始まる。

 
      竹林へ突入
  立派な竹林からスタート  6時27分
このまま林道を上って行くと分かれ道が2つ出てくる。
最初は右に、2度目は左に進む。
赤テープや表示はないが、注意すれば問題なし。

 
    早朝の森林浴
 

林道に飛び出した  7時04分

このまま林道を横切ってまっすぐ進む。
足元に目立たないが「牛斬山へ」の表示があった。


   

 

分岐  7時11分
やっと明るい場所に出た。
分岐付近にはシシウドがたくさん咲いていた。


   牛斬山は左へ

 

3、牛斬山山頂  7時17分  580m
分岐から少々藪漕ぎしながらだったが、6分程で山頂に到着した。採銅所駅から65分だった。

   霞む香春岳

 

分岐に戻ってきた  7時28分
第一目標の牛斬山登頂を終え、これからが本番! 
長い長〜い尾根歩きの始まりである。


   福智山方面へ

 

五徳峠への分岐  6時31分
先ほどの分岐からすぐ五徳峠への分岐に出会った。もちろん真っ直ぐ福智山方面へ進む。

    笹が覆い茂る





アップダウンを繰り返しながら歩いていく  7時43分




 
ハコネウツギ


ナガバモミジイチゴ

4、山犬の峠  7時56分  625m
後方に牛斬山が見える。
ここまで牛斬山から約40分かかっている。


     

  延々と続く縦走路  
ウツギの白い花が気持ちを和ませてくれる。
先のことを考えると心が折れるので、あまり気にしないようにして歩く。 でも・・・先は長い。

    バイカウツギ
 

鮎返新道入口  8時08分
気持ちよく縦走路を歩いていると足下に小さな黄色い標識を見つけた。

    草に隠れた道

 

焼立山への上りはキツイ  8時17分
直登すること12分、やっと山頂が見えてきた。
山頂標識が見えるといつも嬉しくなる。

   左上に山頂

  5、焼立山山頂  759m  8時29分
下界の街並みはうっすらと雲がかかっていて残念ながら見ることが出来なかった。

   ウマノアシガタ
 

笹や雑草が茂る縦走路  8時43分
登山靴やスパッツがビショビショに濡れている。
やはり夏場の縦走は条件が良くないです。


   ビッショリ

 

6、赤牟田の辻(念仏坂)の上  8時45分
霞んだ遠望、右手奥に福智山を確認。
曇り空は残念だが、お天気が良くても紫外線が怖い。
これから標高差150メートルを一気に下る。


   アザミと紋白蝶






赤牟田の辻(念仏坂)をジグザグに下る  8時48分


 

なんじゃこりゃ〜  8時57分
赤牟田の辻(念仏坂)の下りは8分で完了。
少し歩くと、なんと建設中の道路が現れた。
いったい何の目的で・・・。不思議でならない。

   ヤマボウシ

赤牟田の辻を振り返る  9時06分
さすが念仏坂だ!急登なのがよくわかる。
縦走路にあった大きな岩にザックを下して小休憩。

  
  エネルギー補給

エッ? また道路建設?     9時21分
縦走路を進んで行くと、右手でまた道路建設中だった。
ちょっと興ざめしてしまった。


    ジャリが・・・

 

7、頂吉分れ  9時33分
この道は「かぐめよし少年自然の家」に続いている。
福智山まであと少しだ!


   黄色が目立つ

  福智山山頂へ続く一本道  9時46分
この道はいつ歩いても気持ちがいい。
左右に赤い花がチラホラと! ヤマツツジだった。


    赤が濃い
 

山頂まであと少し  9時58分
豊前小笠原藩・福智神社の祠に手を合わせて山頂へ向かった。遠くに人影を見つけた。

    もうすぐ山頂 

  8、福智山山頂  10時00分  900m
やっと山頂に到着! 
本日初めて人に出会いました(笑) 
採銅所駅から3時間48分だった。ちょっとペースが遅いかも? しかし、自分にとってはこれでも必死の状況である。体力落ちたかな〜? 
山頂で出会った登山者は四人だった。
お天気いいし、「みんな九重方面へミヤマキリシマを見に行ったんだろうな〜」と想像してしまった。 
先を急いで出発!
 

赤いツツジが福智山を彩る  10時08分
数は少ないが、福智山のヤマツツジも九重のミヤマキリシマに負けていません。綺麗です。

   
 皿倉は遠い

 

9、荒宿荘のベンチで昼食  10時16分
向こうのベンチでは仲の良いご夫婦が美味しそうなお弁当を広げていた。いいなあ〜。

   おにぎり二つ

 

10、たぬき水  10時30分
いつもは勢いよく出ている水が、今日はチョロチョロと少ない。 梅雨入りなのに少雨?

    雨乞いしなきゃ

 

11、からす落  10時38分 
ここから尺岳平まで快適な尾根歩きとなる。
ホッテ谷新道を進んで鱒淵ダムへも行ける。

    4.6キロで尺岳

  豊前越  11時00分
福智山山頂からから2.3キロ。歩き易い尾根道なので遅れを挽回しようと早歩きとなる。

    順調・順調
 

山瀬越  11時20分
尺岳まであと1.8キロ。 
豊前越からの1.2キロを20分で歩いたことになる。


   快調・快調

 

頓野林道  11時30分
ここは、内が磯、福智山、尺岳、鱒淵ダムの4方面の分岐となっている。
まだまだ歩いてない道がたくさんある。

   尺岳まで1.2キロ

 

12、尺岳平  11時44分
尺岳平では二人休憩していた。足を止めずにそのまま真っ直ぐ正面の尺岳に向かった。

   アザミが綺麗

  13、尺岳山頂  11時47分
お天気が良くなってきた。とても気持ちがいいが日焼けしそうで・・・。お肌が気になる()

  山頂碑
 

ゴールの皿倉山は写真上部中央奥の右側の山。
気が遠くなるので、考えないようにした。
採銅所駅から尺岳まで5時間35分だった。


  尺岳権現参拝

  尺岳平へUターン  11時58分
尺岳山頂も10分そこそこで尺岳平に戻ってきた。
まだ先が長い縦走路を急いで進んだ。


   尾根道に突入
 

縦走路に送電線  12時16分
暑い!青空が広がり陽射しも強い。
ところどころに赤く色付いた野イチゴの実が光る。


    酸っぱいよ

  14、かえで峠  12時32分
「秋にはきっと紅葉が綺麗なんだろうな〜」って想像してしまいました。

  
  15、田代分れ  12時50分
木漏れ日の中、落ち葉を踏みしめて進む。
気温は次第に上がってきた。

   喉が渇く
  16、観音越  13時18分
この辺りの地下深くに九州自動車道の福智山トンネルが通っているはずだが・・・。

   
  情けないが、ここにきてかなり体力が消耗してきた。
水分&エネルギー補給。
足元の落葉がガサガサと・・・。ひょっとしてヘビ?


  速攻チャージ
  モトクロスバイク7台とすれ違う  13時47分
観音超から縦走路を喘ぎながら進んでいると、前方からエンジン音が聞こえてきた。「ん、なんだろう?車道でも近いのかな?こんなところで変だな?」と思ったら、それはモトクロスバイクの集団だった!
細い縦走路での遭遇と爆音に押されて思わず避けてしまったが、ここは登山道でバイクは進入禁止のはずだが? 
静かな山歩きを楽しんでいたので、ちょっとがっかり。
 

追い越された(悲)  13時53分
モトクロスバイクの爆音も聞こえなくなってやっと元のペースに戻ったと思ったら、後方から足音が聞こえてきた。振り返ると60代半ばの登山者が私のすぐ後ろに迫っていた。ちょっと立ち止まって挨拶を交わし、さっきのモトクロスバイクの話題となった。会話が終わると「では、お先に失礼します」と言われ、ペースの遅い私は置いて行かれてしまった。悔し悲し。敗北感。

双伍山(ふたごやま)まで0.5km 13時55分
  
    
 
双伍山(ふたごやま)まで0.4km 14時07分

     
 

17、田床峠(たどことうげ)  14時30分
ひっそりした空間だった。

  

建郷山(たてごうやま)への分岐1 14時30分

     

建郷山(たてごうやま)への分岐2 14時37分

       
  サプライズで疲れが吹っ飛ぶ  14時50分

市ノ瀬峠まであと400mという地点にさしかかったところで、友人のH君ににバッタリ遭遇した。
私にとってはバッタリだったが、偶然近くの山を歩いていたH君は、私の縦走をM君からのメールで知って、市ノ瀬峠から私を迎えに来てくれていたのだった。
H君とは市ノ瀬峠までの同行だったが、楽しく会話しながら歩いた。

市ノ瀬峠までがあっという間だった。
 

18、市ノ瀬峠  14時54分
車道に出た。左に曲がって50m程進むと東屋がある。東屋横から権現山へ取り付く。

    あと3.4km

 

市ノ瀬峠の東屋で14分休憩  14時55分 
東屋でザックを下して小休憩。H君からウィダーの差し入れを貰って、さらに栄養補給。鷹見神社から上ってきたH君とはここでお別れ。

   アンパンとウィダー

 

東屋の横から登山道へ  15時09分
さあこれから試練の上りが始まる。
皿倉山、権現山の表示に従って上って行く。


   頑張るぞー

 

権現山周回道路への分岐  15時18分
右か左か迷った。右に行くとなだらかな坂道で皿倉平に通じるが、左はかなりの急登となる。

   左の急登へ

 

急登を喘ぎながら…  15時35分
皇后杉に会いたくて左の急登を選んだが、10分も上ると後悔した。さすがにここまで25キロは歩いているので、この急登は堪えた。
足が上がらず、なかなか前に進まない。長い階段を見ると目の前がクラクラとしてきた。
一歩一歩のまさに修行状態。まだかまだかと周回道路を目指し、こんなに時間が長く感じた上りもない位だった。あ〜情けない(涙) 

 

周回道路に出た〜  15時45分
着いた瞬間 「ヤッター!」と・・・感動だった。
周回道路をのんびり歩いて皇后杉へ向かう。

  深呼吸

 

皇后杉  16時02分
権現山周回道路を進むと、権現山山頂への分岐、鷹見神社への分岐、皇后杉の森、帆柱山への分岐がある。
それらを横目にしながら進むと注連縄(しめなわ)をした一際大きな皇后杉が現れた。
その姿は山の主(ぬし)的な存在で畏敬の念を感じる。
すぐ横には帆柱山キャンプ場があり、テントが1つ張られていた。


  

 

19、皿倉平に到着  16時08分
空は雲一つない晴天であった。気温が上がり、喉も乾くはずである。と、その時、清涼飲料水の自動販売機が目に入った。

   アクエリアスが旨い 

 

20、皿倉山山頂  16時28分  622m
標高を東京スカイツリーに12mも抜かれてしまい可哀そう。それにしてもやっと到着である。

   元気 10%





展望台から景色を眺めていると、スロープカーがノロノロと上がってきた。  16時31分



 

ケーブルカー山上駅  16時44分
山頂からケーブルカー山上駅まで下ってきた。
ビジターセンターの前を通って再度皿倉平まで下りていく。
   閉館していた

 

皿倉平から煌彩の森コースへ  16時51分
いよいよ下山。
踏ん張りが利かない状態なので、最後の最後で滑って転ばないように慎重に歩かないと()


    切れ間から入る

 
 

皿倉の泉  17時06分
この「皿倉の泉」では必ず足を止めて喉を潤す。
冷たくてとても気持ちがいい。


   爽〜快

  県立ふれあいの家  17時21分
ここは帆柱自然公園の主峰皿倉山の三合目(250m)に位置して、八幡の街並みや洞海湾を一望できる。

  
  駐車場の右奥に進む
  21、尾倉登山口到着  17時36分
薄暗い森の中を抜けると「煌彩の森コース」が終了。
やっと下山した。無事で良かった。


    ゴール
 

帆柱ケーブル山麓駅  17時39分
山麓駅で10分休憩。当初はここまでで縦走完了と思っていたが、つい欲が出て、「八幡駅まで歩いてみよう」とコースを延長した。

   アジサイが綺麗

  22、JR八幡駅  18時09分
山麓駅から尾倉の街並みを抜けて八幡駅へ。
街中を登山ウェアしかもザックを背負って歩くと、人が振り向いてちょっと恥ずかしい。

   家内のお迎え感謝
  JR八幡駅からみた皿倉山  18時12分
12時間、30km、47205歩の縦走が完了!
皿倉山が光り輝いて見えた。また登るゾー!

   元気 5%↓
 背後のカラー
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