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   大曲り〜すがもり越〜三俣山西峰〜本峰〜北峰〜
                             南峰〜W峰〜すがもり越〜大曲り

三俣山 五峰 お鉢巡り

2010年11月3日


朝はとても冷え込み、辺り一面霜柱で真っ白だった。しかし、登って行くうちに、気温は上がり、快晴となった。
しかも、ほとんど無風の穏やかな秋晴れとなり、絶好の登山日和だった。

三俣山の紅葉は既に終わりを告げていたが、秋の山歩きを堪能した一日であった。

 





三俣山の北峰 (大鍋・小鍋の紅葉は終わりを告げていた) この尾根を歩いた。

♪石楠花谷の三俣山 花を散らしつ藪分けて 湯沢に下る山男 メランコリーを知るや君♪

 

<コース概要>

1、大曲り 7時30分  <鉱山道路> 〜 2、すがもり越 〜 3、三俣山 西峰 〜 
4、三俣山 本峰 〜 5、三俣山 北峰 〜6、三俣山 南峰 (南峰テラスで昼食) 〜 
7、三俣山 W峰 〜 8、すがもり越 〜 <鉱山道路> 〜 9、大曲り 14時57分

 




1、大曲り 7時09分

7時過ぎに大曲りに到着。気温は−2℃。

結構冷え込んでいる。既に大曲りの駐車スペースは満車で、路肩に車があふれていた。私たちも大曲りの登山口から200メートル位下の路肩に並べて駐車した。さっそく登山準備に取り掛かるが、手がかじかんで思うようにいかない。今日は良いお天気に恵まれそうだ。逸(はや)る心を抑えつつ、ザックを点検。



これから登る三俣山を望む

登山口に到着。入念に点検したザックだが、忘れ物をした。車まで取りに戻ってタイムロス。

 −2℃ 寒い




入山届  7時25分

さすがT師匠。登山のルールを必ず守ります。

今日は二人で山歩きです。安全第一です。

 BOX通過




慎重に下りる。

はしごを下って、また上る 7時26分




鉱山道路を目指して歩く  7時30分

足元は真っ白。よく見ると3センチ以上の霜柱がビッシリと。ザクザクと霜柱を踏んで歩く。

 霜柱・・・寒い!




鉱山道路に出合う 7時39分

朝日を浴びながら舗装道路を歩く。





正面に硫黄山を見て進む。噴煙が上がり、鉛色の山肌が硫黄で部分的に黄色くなっている。





ここから先は侵入禁止  7時57分

左に下ってガレ場突入。すがもり越を目指す。

 砂防ダム




ガレ場は足元に気を付けて  8時06分

黄色のペンキを目印に足場を確認して歩く。

 振り返ると




2、すがもり越に到着  8時15分

登山者が何人もこの「愛の鐘」を鳴らしていた。

 愛の鐘 




ザックを下して 休憩 & 写真撮影 

登山者の殆どがここで休憩をする。

 ホッとする



見上げると朝日を浴びて三俣山がくっきりと。早く上に行きたい。

 




さあ、三俣山お鉢巡りにトライ  8時29分

前回の登山でスパッツのゴムが切れたので、奥方殿からスパッツをお借りしました。

 ん?ピンク・・




斜面のクマザサが眩しい  8時32分

お天気よく、気持ちよく、ルンルンと歩く。

  






下を振り返ると・・・  8時34分

上って行くにつれ、下界の景色が広がっていく。すがもり越が小さくなって、久住山のてっぺんも見えだした。

硫黄山の噴煙もまっすぐに立ち昇り、風のないことがよく分かる。

下から、私たちより年輩のご夫婦がドンドン近づいてきた。と思ったら、あっさり抜かれてしまった。悔しいがしかたない。(涙)




西峰の東肩に到着  8時50分

なだらかな坂道を歩いて山頂へ向かう。ぬかるんだ黒土の道で不覚にも滑ってこけた。

 黒土が滑る




3、三俣山西峰山頂  8時54分 1678m

視界良好。長崎の雲仙普賢岳も見える。




西峰山頂から真下を見ると、すがもり越が小さく見える。すがもり越からここまで25分で歩いてきた。硫黄山の噴煙の後ろは星生山、その左手は久住分れと久住山。この景色は何度見ても圧巻である。

山頂では多くの登山者が、いろんな山を見つけながら景色を楽しんでいた。

 

西峰山頂より本峰を目指して出発。山頂より、左側に鞍部へと下って行く。 9時02分





西峰から一旦下ってまた上る。振り返ってみると西峰山頂からの道がはっきりわかる。9時13分



更に登って振り返ると、左手の奥(久住分れの所)に阿蘇の根子岳がうっすらと見える。9時23分





本峰を目指して進む  9時24分

空は真っ青で本当にお天気がいい。
疲れも感じずに歩いて行く。

 快調に進む


三俣山本峰山頂が近づいてきた 9時26分

山頂は既に20人位の登山者で賑わっていた。






4、三俣山本峰山頂  9時28分 1744m

本日、二つ目のピーク。眼下に大鍋がある。



本峰から大鍋を見下ろすと、紅葉は既に終わりかけていた。それにしても遠くまでよく見える。





北峰を目指す 9時58分

この本峰で30分程景色を見ながら休憩した。

本峰山頂のすぐ横に、古びた「大鍋。小鍋」への標識があった。どうやらここから下って行く道が北峰に続いているようだ。

他の登山者に一応確認して進んだ。

ところが、ここからが・・・。




ところどころロープのお世話になりながら下る。

かなりの急勾配  10時02分

本峰の斜面を下って北峰との鞍部に下る。
北峰が真正面に見えてくる。
石楠花が目立つ。




本峰と北峰の鞍部  10時10分

大鍋を横から見る。
本当ならここからの紅葉は絶景だろう。
一足遅かった。

 上は目指す北峰



大鍋の紅葉。もう少し早く来ればと・・・残念である。 10時10分




北峰を見上げる  10時11分

上を見ると、先行の登山者が歩いていた。

 空が青い。




鞍部からかなり登って来た。

北峰斜面から鞍部を見下ろす 10時19分

鞍部の真上が三俣山の本峰。



一気に視界が広がる。長者原が一望出来る三俣山の正面に出た。10時24分

いつもは長者原登山口から三俣山を見上げるが、その逆の景色である。

正面左から黒岩岳・上泉水山・下泉水山、その右手奥に涌蓋山が見える。手前に指山がある。


秀麗な由布岳と鶴見岳を望む  10時25分  
そう言えば由布岳のお鉢巡りの宿題を残している



5、北峰山頂  10時38分

平冶岳や大船山がよく見える。右手には南峰。

 まだ先が



北峰の痩せた尾根を下る  10時44分

これより、また急勾配の道を下ることになる。

 雨ヶ池の表示





ロープを手に慎重に下る  10時48分

目の前に大きな岩が見えてきた。



振り返って北峰を見上げる  10時59分

前方を見ても絶景の山々かな。



突き出た岩の上に登って記念撮影  10時59分  気持ちがいい〜


岩の上から北峰を見上げると急勾配を下りてくる登山者が見えた。 11時01分





小鍋の縁、両手を付きながら下る 11時09分

色付いた木々に秋を感じながら進む。




雨ヶ池への分岐  11時17分

このコースはあいにくロープが・・・。看板には「通行をご遠慮ください」と表示されていた。




南峰を目指す  11時25分

北峰と南峰の鞍部を進む。左上に南峰が見える。これからまた長〜い急勾配を・・・。

 小休止




南峰を見上げる 11時29分

平治岳(大戸越)も真正面にくっきりと見える。



左から 平治岳・大戸越・北大船山・大船山・立中山。 坊ヶツルも一望できる。





あとひと踏ん張り  11時35分

木々の間を黙々と上る。長いな〜。




もうすぐ南峰  11時50分

頑張ってやっと山頂付近まで辿り着いた。

 秋を感じる



右手の奥に先ほど歩いた北峰が見える。左手は本峰山頂。  11時57分


北峰をズームして撮影。
尾根の右下にちょこんと突き出た岩が、先ほど登って記念撮影した岩である。
左上の北峰山頂には登山者が確認できる。この急勾配を下って、お鉢巡りをしてきた。






6、南峰に到着  11時59分  1743m

大曲りからもう4時間30分歩いている。





三俣山南峰テラスにて。眼下に法華院温泉山荘が見える。 12時09分  また泊まりたいな〜





坊ヶツルを見下ろし昼食  12時21分

やっと昼食。カップ麺とおにぎり二つ。

 気温は14℃






南峰からW峰へ 12時52分

昼食&休憩後にW峰を目指す。

 リンドウ




なだらかな道を選んで歩く  13時00分

ちょっと近道。T師匠のリードでW峰へ。




W峰が見えてきた  13時08分

主路に合流。W峰に向かう人も多い。






7、W峰山頂  13時13分  1736m

これで目標の五峰を征服。やったー。

ハイ、ポーズ






W峰から下山開始  13時20分

ここから西峰を目指す。




最後の上り返しとなる西峰斜面。

西峰を望む  13時36分

西峰の肩に向かい軽快?に歩く。




W峰を振り返る  13時44分

左は三俣山W峰。 右は大船山。




これより西峰を下る  13時45分






8、すがもり越に到着  14時03分

たくさんの登山者が休憩していた。




休憩もそこそこに出発  14時09分

登山道のゴロゴロした岩や石を除けて整備している方々がいた。感謝である。




硫黄山の噴煙を真横に見て下る  14時17分

すがもり越を振り返る  14時18分




ガレ場から鉱山道路に合流  14時26分






鉱山道路を下る  14時39分

今日は一日中晴天に恵まれた。




大曲りへの分岐  14時41分

目印の小屋を過ぎて、50m程歩くと左に下る分岐がある。




大曲りへあと少し  14時50分

赤く色付いた馬酔木(アセビ)が目を引く。

 馬酔木




9、大曲り  14時57分

全行程 7時間27分で、無事下山完了!






大曲りから駐車した路肩へ 14時59分

朝は車が連なっていたが、ほとんど車がいなくなっていた。皆さん下山が早いようだ。



今、お鉢巡りをして来た三俣山を望む。よく歩いたなー。

お疲れ様でしたー。

 背後のカラー 
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