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男池〜かくし水〜ソババッケ〜天狗分れ〜天狗岩山頂〜 |
黒岳 縦走 |
2012年10月7日 |
今回は山の師匠二人から誘われての登山。行き先を尋ねると男池(おいけ)から白水鉱泉(しらみずこうせん)までの黒岳縦走だった。高塚山までは以前家族で往復したことがあるが、縦走は経験がなかったので、二つ返事でOKをした。 |
天狗岩山頂(1556m)、大岩の上に颯爽と立つ U師匠! 背景左は北大船山
<コース概要> |
1、男池駐車場 6時48分 〜 2、かくし水 〜 3、ソババッケ 〜 4、風穴 〜 |
1、男池(おいけ)駐車場 6時05分 |
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山の師匠二人と合流 6時06分 |
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駐車場は閑散としていた 紅葉時期にはまだ早いので登山客も少ない。 平治岳山頂にはうっすらと雲がかかっていた。 ツリフネソウ |
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準備を整えて駐車場をいざ出発! 6時48分 ここから登山口はすぐ近く。 ゆっくり準備運動を兼ねて歩いて行く。 お店もまだ閉っている。 |
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男池清掃員詰所 6時54分 美化清掃協力金100円を料金箱に入れて、男池園地へと入場である。 ペットはダメよ |
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登山届を記帳する 6時56分 木製の橋を渡り、ひんやりとした雰囲気のいい森の中へと入って行く。 男池橋 |
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分岐 7時00分 本来なら分岐を右へと進むのだが、先ずは男池で水を汲むので左へ寄り道をした。 ドクゼリ |
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男池 7時01分 透き通った水がこんこんと涌き出ている。 備え付けの柄杓を利用して水分補給。旨い! 黒岳は阿蘇くじゅう国立公園に指定され、特に男池は、大自然の中で多量に湧き出る水の神秘さで古くから多くの人々に親しまれ、また名水百選にも選ばれました。このすばらしい自然をいつもまでも残すため皆様のご理解とご協力をお願いします。 環境庁・大分県の看板より |
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アキチョウジ |
オタカラコウ |
先ほどの分岐に戻って右へ進む 7時08分 7時13分 ほどなく分岐表示に出会う。結局、最初の分岐からどちらに進んでも同じ道に通じていた。 |
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清々しい森の中を進んで行く 7時22分 足下でドキッとするような赤い実を見つけた。 植物をよく知るT師匠にお聞きすると、それはラン科の植物で「ツチアケビ」とのことだった。 食べられません! |
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2、かくし水に到着 7時33分 「エッ!」、2年前はなかった大きな倒木がかくし水の近くに横たわっているではないか! 台風の傷跡? |
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かくし水で喉を潤す 7時38分 ギリギリで水場は倒木から難を逃れたようだ。 勿論以前と変わらず美味しい水だった。 チョロチョロと |
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トリカブト |
シイタケに似ているが・・・? |
3、ソババッケ 8時25分 かくし水から緩やかな坂道を上り詰めると、小さな窪地であるソババッケへと下りて行く。 8時28分 |
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ソババッケで小休憩 8時34分 10分程休憩して汗を拭く。黒岳へはソババッケの窪地を左手の方に横切って進む。 ミカエリソウ |
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分岐を確認して進む 8時36分 2年前はここから平治岳に向かったが、今回はなんと12年振りに黒岳方面へ足を伸ばす。 先を急ぐ |
大戸越への分岐 9時20分 |
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不規則な石ゴロの道が続く 9時38分 苔むした石ゴロの道は非常に歩き難い。 滑らないように注意!モタモタしていたら、この道で若い4人グループに追い抜かれてしまった(涙) 高塚山まで1200m |
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分岐に到着 9時49分 平坦な分岐地点に到着。 苔むした石ゴロの道を緊張しながら歩いてきたので、ホッとする瞬間だ。ここから真っ直ぐ進むと七里田、岳麓寺方面。 左(急坂)は目標の黒岳である。 この分岐のすぐ右に風穴がある。 ここはほとんどの登山者が休憩する場所だ。 小腹が空いたのでチョコレートバーを頬張り栄養補給をした。 |
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4、大船山風穴 9時50分 ロープが垂直に下へ伸びている。中は真っ暗。 ヘッドライトを使って下りる人がいた。 |
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説明版 分岐をスタート 10時02分 |
この風穴は岳麓寺の住人で、養蚕種の製造等を手掛けていた木下羊三氏が天然の氷穴を探そうと11年ものあいだ「くじゅう連山」をくまなく歩き続け、明治37年7月27日に発見したものである。 当時は人造氷のない時代のため、大量の蚕種の保存が可能であり、天然の冷蔵庫ともいえるこの風穴で蚕種を貯蔵、自然孵化を抑制しながら時期を問わず飼育する目的で利用されたものであり、大正3年に当時では珍しい「株式会社大船山風穴」として創立され日本の隆盛に貢献したものである。 全九州はもとより、四国、中国地方より貯蔵依頼があったといわれ、その数は10万枚以上であったと言われている。 大正末期、化学製氷が開発され始めると同時に衰退し現在に至っている。この中は二つの部屋からなっており、梅雨〜初秋の間を除けば氷や氷柱を見ることが出来る。 (説明標識より) |
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分岐から急登が続く 10時07分 急登を笑顔で登るT師匠 10時23分 |
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天狗分れへの分岐に到着 10時46分 実はここを「天狗分れ」と勘違いしてしまい、ザックをデポして天狗分れへ向かってしまった。 注意不足 |
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5、天狗分れ 11時00分 先ほどの天狗分れへの分岐から3分で到着した。 そのまま通り過ぎて右の天狗岩へ進む。 岩場を進む |
6、天狗岩山頂 11時22分 1556m 右はこれから向かう高塚山 秋晴れ! 風は心地よく最高の眺望を楽しんだ! |
1、T師匠も天狗岩山頂へ挑戦だ! |
2、かっこよくジャンプ!(ワイルドだろ〜) |
3、アレッ!どうしたの??? |
4、滑る、滑る・・・ズルズルとヤバイぞ! |
5、助けてくれ〜落ちる〜(本人真剣) |
6、なんだ、足が着くじゃない(笑) 照れ隠し |
ザックデポ地点に戻る 12時04分 |
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すぐに分岐標識 12時15分 |
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7、高塚山山頂 12時26分 1587m 「黒岳」という名前は最初の天狗岩、この高塚山、そして次に向かう前岳周辺を総称して呼ぶ名前である。よって「黒岳」という名前の山頂碑はない。 ここの山域は森が深く、くじゅう連山の中でも他とは異なった様相を呈している。 紅葉時期は最高のポイントなので登山者も多いが、時期を外すとロングコースになるので人は少ない。森満喫コースと言えるだろう。 |
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昼食タイム 12時47分 |
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山頂で記念撮影 12時55分 昼食をご一緒した福岡市からの単独登山者(左のオレンジのシャツの方)と一緒に記念写真を撮らせて頂きました。 昨晩は坊ヶツルでテント泊をされたそうです。 雑誌「グリーンウォーク」の愛読者でもあり、話が弾んで楽しかったです。またどこかの山でお会いすることを楽しみにしています。私たちを見かけたら声をかけて下さいね。 |
高塚山を出発する前に天狗岩を振り返る。ほんの少し秋の装いを感じる。 13時08分 あの岩ゴツゴツの山頂に立っていたと思うとゾッとした。 |
さあ「前岳」目指してGO! 13時17分 |
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小休憩 13時36分 「今どこを歩いているのだろう?」地図を出して確認する両師匠。「まだまだ先は長いぞ!」 山頂より600m |
8、上台(うわだい) 13時57分 穏やかに吹き渡る秋風が気持ちいい
上台から眺める黒岳原生林 左から北大船・三俣山・平治岳 14時03分 この風景も新鮮で結構気に入った。この森の中で迷ったら完全にアウトかな。 |
急坂を下る 14時27分 上台を通過すると急激な下り坂になる。まるで落ちて行くように下りて行く。難コースだ。 途中上台を振り返り見ればその急峻さに驚愕した。 シャクナゲの群生 |
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前岳が見えた 14時28分 視界が開けると、遥か彼方に前岳が(悲)・・・。 でもこの急坂をクリアしなければならない、木の根っこや岩に手をかけて慎重に下って行く。 標識はたくさんある |
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9、上台ウツシ 14時54分 急坂もやっとのことで下り終え「上台うつし」へ到着。 喜びも束の間でここからまた上りが始まる。 時計を見ると予定時間を大幅にオーバーしている。 ゴールまであと2時間はかかる予想なので、迎えを頼んでいる家内にメールを打った。ラッキーなことに電波状態がよくてメール送信できてホッとした。 |
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露岩 15時25分 30分必死に上って、前岳山頂と思ったら・・違っていた。前岳の前のピークの露岩だった。 上台を振り返る |
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10、前岳山頂 15時35分 1334m |
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前岳を下って白水へ 15時57分 「この岩場どうやって下りたらいいの?」と言うほどの下山道を悪戦苦闘。「白水へ」の標識を見ながら下へ下へとひたすら進んだ。 早く着かないかな〜 |
仙人岩をすり抜ける 16時02分 ここは苔むした岩が多く暗くてジメジメとして、早く通り抜けたい気分だった。 |
もうすぐ白水鉱泉だ 16時30分 |
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11、白水分れ(しらみずわかれ) 16時55分 ここは黒嶽荘と白泉荘の分岐点だ! 我々三人は左の白泉荘方面に下りた。 二つの宿 |
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無事に下山 17時16分 白水分れから緩やかな登山道を歩き、キャンプ場の中を通り抜けるとゴールが待っていた。 長丁場の縦走が終わり安堵感に包まれる。 下山報告記帳 |
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12、白水鉱泉 17時19分 やはりここに来たら飲まなくちゃ!天然ソーダの鉱泉を!そうそう、待ちくたびれた家内は黒嶽荘で「炭酸ソーメン」食べていたそうです。
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家内の車で男池に戻り、両師匠とお別れ。 お二人は今夜も男池駐車場でテント泊! 完全脱帽
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