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牧ノ戸〜沓掛山〜星生山〜中岳〜天狗ヶ城〜久住山〜牧ノ戸

九重 連峰 5座 を歩く

2011年3月27日


3月末、本来なら桜の季節だというのに、前日から寒波が到来。春はまだ遠いのか?
今回は久しぶりに次男と二人で久住を堪能した。
16年前、家族で歩いたくじゅうの主稜線コースを辿ってみた。
懐かしい思い出がよみがえり、とても楽しい登山になった。

 
 
天狗ヶ城山頂から凍った御池を見下ろす。右奥は久住山。 
 
<コース概要>

1、牧ノ戸登山口 7時17分 〜 2、沓掛山山頂 〜 3、上り二つ目の扇ヶ鼻分岐 〜
4、上り二つ目の星生山分岐 〜 5、星生山山頂 〜 6、星生崎 〜 7、避難小屋 〜
8、久住分れ 〜 9、分岐 〜 10御池 〜 11中岳山頂 〜 12天狗ヶ城山頂 〜
13分岐 〜 14久住山山頂 〜 15久住分れ 〜 16西千里浜 〜 
17下り最初の星生山分岐 〜 18扇ヶ鼻分岐 〜 19牧ノ戸登山口 14時42分

 




牧ノ戸登山口到着  1時13分

夜10時30分頃、家内の運転で自宅を出発。
牧ノ戸に到着したら、夜中の1時を過ぎていた。駐車場には先着の車がたったの2台。

外に出てみると、満点の星が空から降り注ぐように瞬いていた。
明朝の雲一つない青空を想像すると、「早く登りたい」という衝動に駆られる。
毛布にくるまって、ルートを考えながら眠りに就く。




 
出発準備  7時04分

6時30分頃起床。気温マイナス5℃。

車の窓ガラスの結露はガチガチに凍っていた。

駐車場の車は10台程度であまり増えていない。
今日はお天気いいのに登山者が少ないのかなあ?
当てが外れて何故か心配になる。

しかし、この後、この駐車場が満車になろうとは(家内談)・・・とても想像できなかった。




 
牧ノ戸駐車場  7時13分

出発前に元気な姿で記念撮影。
熟睡していた次男は元気一杯。

   標高1330m




 
1、牧ノ戸登山口を出発  7時17分

両サイドに少し雪が残るコンクリートの登山道・・・
ゆっくりと登り始める。
久住分れのトイレは冬季の間閉鎖されているようだ。


    注意看板

 


凍った雪に少し苦労  7時19分

最初は歩き易かったが、樹林の中に入ると雪が溶けてない。
滑るので歩き難い。


   注意、注意。

 
 


展望台  7時27分

三俣山が目の前に、そして遠くには由布岳が確認できる。朝日を浴びて気持ちがいい。

  

 


少し登って展望台を振り返る  7時30分

風は穏やか。展望台の向こうには泉水山がくっきりと見える。コンクリの道は続く・・・。

    少々息が・・

 


沓掛山の展望台  7時37分

コンクリの登山道を上り詰めると左に進む。
ちょこんと頭を出した久住山を見てため息。

   岩が多い







沓掛山岩峰、朝日を浴びて佇む山男・・・(笑)




 


2、沓掛山山頂  7時49分 1503m

山頂よりこれから歩く尾根を望む。

  ピース




 
沓掛の尾根を進む  7時57分

鉄製のはしごを下る。滑らないよう慎重に。

   

   登山口から1キロの地点。

 


5センチ以上ある霜柱  7時59分

ザクザクと音をたてて、気持ちよく歩く。

   霜柱




 
黒土の尾根歩き  8時07分

沓掛山を過ぎると歩き易い尾根になる。
正面には星生山が見える。
冷え込んでいる為、黒土がガチガチに凍っている。


   沓掛山を振り返る

 


上り最初の扇ヶ鼻分岐  8時37分

暑くなってきたので一枚脱いだ。

  

 


3、上り二つ目の扇ヶ鼻分岐  8時42分

腰を下ろして少し休憩。
ここからは道が平坦になり歩き易い。


   星生山へ

 


上り最初の星生山分岐  8時45分

この分岐を通り過ぎて西千里浜を進む。

   楽勝

 


4、上り二つ目の星生山分岐  8時52分

西千里浜を少し歩くと、星生山への分岐がある。
ここから急登を登り星生山山頂を目指す。

   綺麗な道標







西千里浜(左は星生ア、右は久住山)  雄大な久住山が美しい。






ここからが勝負! 急登を上り、右上の星生山山頂を目指す。




 


あと一息  9時05分

途中の大きな岩の近くまでやってきた。

   小休止

 


5、星生山山頂  9時12分  1762m

星生山の尾根に辿り着くと、三俣山、硫黄山などが間近に見下ろせる。

西千里浜の分岐より20分で山頂に到着。

急登は少々きついが、絶景を拝むことが出来て疲れも吹き飛ぶ。
あたり一面、硫黄の匂いが立ち込めるが、何故か心地よい匂いに感じる。





三俣山(左) ・ 噴煙を上げる硫黄山(中央) ・ 噴煙の奥左は平治岳、奥右は大船山






星生山山頂から、これから進む星生崎を望む。尾根が岩、岩、岩で歩き辛そうだ。




 


星生山山頂を出発  9時19分

ゴツゴツした岩の尾根が続いている。
雪と凍結に注意を払いながら歩く。

    用心、用心

 



星生崎より、西千里浜を見下ろす。

 6、星生崎  9時42分

  

星生崎より、歩いてきた尾根を振り返る。







星生崎   眼下に避難小屋が見える。  9時45分  ここから真下に下る。




 


西千里浜からの登山道と合流  9時54分

急な下り坂から解放されてホッとする。

  






凛々しい姿の星生崎。 星生崎下のガレ場から大岩を見上げる。





 
7、避難小屋  9時58分

ここは何度来ても落ち着く場所だ。

   −5℃

 


8、久住分れ  10時07分

風がとても強く、手もかじかんで体が冷えてきた。
すぐに脱いでいた上着を着込んだ。


  

 


9、分岐(中岳・久住山・久住分れ) 10時18分

ここから奥に見える中岳へ向かう。

   3時間経過

 


10、御池(みいけ)  10時32分

凄い! 凍りついた御池に圧倒される。

   マジか?

 


御池の畔を歩いて中岳へ  10時37分

怖々、池に近づいてみる。 危険だ!

   ピース(怖)






御池   右は天狗ヶ城




 


中岳へ向かう  10時42分

中岳と天狗ヶ城の鞍部に辿り着く。

   あと少し

 


11、中岳山頂  10時56分  1791m

ここは九重連峰の中心である。
中岳は九州本土最高峰なので、達成感、満足感は大きい。

バックには大船山がくっきりと見える。山頂から偶然、阿蘇の野焼きも見ることができた。

ここで、思いもかけず山口県からのベテラン登山者から饅頭(まんじゅう)を頂戴した。
昨日は雪の降る中、祖母山を歩いたそうだ。
凄い!







中岳山頂から坊ヶツルを望む。左端は三俣山南峰、右手には平治岳〜北大船山の稜線。






中岳山頂より天狗ヶ城方面の尾根を望む。左下に先ほど歩いた御池が見える。



 


中岳を出発  11時08分

中岳の双耳峰となる天狗ヶ城を目指す。

  

 


天狗ヶ城手前から見た御池  11時15分

山頂は近づき難い岩山みたいだが、右からの巻道があり、簡単に上ることが出来た。

   快調、快調




 
12、天狗ヶ城山頂  11時24分 1780m

本日4つ目のピークを制覇。

   まだ大丈夫

 


天狗ヶ城を出発  11時30分

これより、天狗ヶ城に別れを告げて、写真左上の久住山へ向かう。

20代半ばくらいだろうか?
若い単独の「スーパー山ガール」に出会う。
私たちより後から登って来たのに、あっという間に追い抜かれ、その後すぐに見えなくなってしまった。
派手な登山ウェアだったが、とても似合って格好良かった。どうしてあんなに元気がいいのだろう?







天狗ヶ城山頂より中岳を望む。歩いてきた尾根がはっきりと見える。




 


昼食タイム  11時47分

天狗ヶ城から下り、分岐(久住・中岳・久住分かれ)の手前から道を少し外れて、昼食にした。

   約30分休憩

 


13、分岐(久住・中岳・久住分れ)12時18分

昼食を終え、2分でこの分岐まで来た。

  

 


ここから久住山へ  12時19分

昼食休憩の後なので、元気が出てきた。
黙々と・・リズムよく登る。


   快調、快調

 


14、久住山山頂  12時30分 1786m

本日最後、5つ目のピーク制覇。
ツーショットの記念撮影。
360度全て見渡せた。

   余裕の笑顔?






久住山頂から今日のコースを確認しながら楽しんだ。






左)天狗ヶ城、右)中岳の双耳峰。ここからは見えないが、中央鞍部の下に火口湖御池がある。






 
久住山頂を下山  12時45分

山頂での景色を堪能した後、牧の戸登山口を目指して一気に下山する。靴ひもを締めた。

  小石注意!

 


分岐(久住・中岳・久住分れ)  12時55分

ペースよく下山していたつもりだったが、我々より速く下山しているご夫婦がいた。(脱帽)

  

 


15久住分れ  13時05分

往路は強風だったが、復路は無風。
気温も上昇している。
北千里方面も行ってみたいな〜。


  

 


避難小屋前の広場を通過  13時07分

ガレ場を越えて西千里浜へ。

  

 


16、西千里浜を歩く  13時22分

登山道は黒土ドロドロのぬかるみ状態。

   振り返る

 


17、下り最初の星生山分岐  13時27分

往路はここから星生山を目指した。

   泥泥泥


18、下り最初の扇ヶ鼻分岐 13時36分



 
 

   

   下り二つ目の扇ヶ鼻分岐  13時39分
 


沓掛山の尾根を歩く  14時12分

午後は雲が出てきて青空が少なくなった。

     馬酔木の蕾





沓掛山の尾根を振り返る  14時25分 

 


沓掛山の木道を下る  14時27分

あと少しで本日の登山終了・・・
余韻を楽しみながら下山する。

  

 


登山者カウンター  14時33分

ソーラーシステムによるカウンターが設置されている。今日の登山者は何人だろう?

  

 


展望台を通過  14時34分

展望台からのコンクリの下山道は、ところどころ雪が残っていて非常に歩き難かった。

  

 

 


19、牧ノ戸登山口にゴール  14時42分

思わずバンザイ! 
7時間25分かかり、牧の戸駐車場へ無事に帰還。お疲れ様でした。

    観光客も多い

 


牧ノ戸駐車場にて記念撮影  14時46分

駐車場で待っていた家内と無事再会。

このあと、久重観光ホテルで温泉に浸かり、汗を流した。その後、小国の「ぴらみっと」で焼肉定食を食べ、帰路に就いた。

それにしても、久しぶりに次男と山に登り、とても楽しい山行であった。

また一緒に登りたいものだ。




 背後のカラー 
訪問ありがとうございました。
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