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長者原〜コンクリート道〜<指山自然観察路>〜指山山頂〜
               <指山自然観察路>〜雨ヶ池越コース〜長者原

 

くじゅう 指 山 (ゆびやま)

 

2013年6月22日

 

ミヤマキリシマの時期はなかなか休みと天候に恵まれず、今季もくじゅうに縁がなかった。
しかし、出来ることなら梅雨の晴れ間に一度くじゅうを訪れたいと思っていた。
天気予報は終日曇りだったので、山行きを決行!目的は指山、猟師山、合頭山、しかし指山を登り終え長者原に下山した時にパラパラと雨が降ってきて・・・。その後はあっさり温泉に切り替えた。




指山山頂に立つと真正面の三俣山が迫ってくる。



<コース概要>

1、長者原駐車場  6時00分 〜 2、長者原登山口<コンクリ道>  
3、
指山への分岐〜<指山自然観察路> 〜 4、分岐 〜 5、指山山頂 〜 
6、
分岐 〜 <指山自然観察路> 〜 7、雨ヶ池越コース 〜 8、長者原タデ原 〜 
9、
長者原駐車場  10時45分 



 

1、長者原駐車場出発  6時00分 
ミヤマキリシマの時期が過ぎ、駐車場も閑散としている。曇り空とは言え、三俣山には雲はかかっていないのでちょっと嬉しい。
今日は1か月ぶりの山行きでもあるし、無理せず自然観察路を使い、三俣山のすぐ手前にある指山(ゆびやま)に挑戦することにした。指山は長者原駐車場から見ると、三俣山と完全に重なっている為、その存在が分かり難い。






くじゅう連山の伝説犬、「平治号」のお墓と銅像に安全祈願をして GO! 6時01分


 

筑後川源流の碑  6時03分
登山口に向かう途中の川沿いに、初めて目にする碑が建てられていた。
「こんなところに・・・今まで気が付かなかったなあ〜」と思って帰って調べたら、この碑は2011年4月に地元の自治体や河川管理者が中心となり、玖珠川の石を加工して作ったとされている。くじゅう連山や筑後川の環境を守るシンボルの意が込められているそうだ。





2、長者原登山口  6時05分  元気のいい青年がハイペースで上って行った。




 

九重地蔵  6時05分
火を噴く硫黄のお山そのものが火の神、山の神として、山頂の御池の水と共に九重の信仰の中心で、古くから岳詣りと呼ばれる宗教登山により、遠近の人に崇められてきましたが、いつの頃からか、この地蔵が祭られ弘化三年(1846年)には当時の世相であった神仏混合となり、この祠が合祀され九重の祭神とされていたのをこの地にお移ししました。(説明板抜粋)

 

コンクリート道を上る  6時11分
のんびりと歩いて行く。先ほどの青年の姿はもう見えない。コンクリート道とはいえ、なんと気持ちの良い道だろう。左側には道沿いに綺麗な水が流れ、一気に空気感が変わるのが分かる。くじゅうの自然に吸い込まれるようにこの道を上って行くと、左手にタデ原や雨ヶ池に向かう自然研究路への分岐が2か所出てくる。
ウグイスの下手くそな鳴き声が聞こえてきた!

  3、指山への分岐  6時24分
この分岐から指山を目指す!左の繁み上に目標の指山の山頂が顔を出している。

    初ルート
 

指山自然観察路  6時29分
コンクリート道の分岐から森の中に入るとそこは別世界。初めてのルートでもあるし、誰もいない森をひとりで歩いて行くワクワク感がたまらない。昨晩の大雨と強風でまだ緑鮮やかな葉がたくさん登山道に散っていた。昨晩の天候の激しさを物語っている。
黒土はぬかるみ時折ヌルッと滑る。
木々の間を抜けるときは、クモの糸が帽子や顔に引っ付くので用心、用心!

  4、指山山頂への分岐  6時41分
観察路を進むこと14分で指山への分岐に辿り着いた。ここから右の斜面に取り付いた。

    ここからが勝負
  慎重に登山道を進む  7時03分
斜面の勾配は徐々に急になり、しかも黒土はぬかるんで滑る。小さな指山と思って油断していたらとんでもなかった。しかも前日の雨と強風でちぎれた枝葉が登山道一帯を覆っている。「こんなこともあるのか」と、今更ながらに自然の光景に驚く。登山道がイマイチはっきりしていないので、ちょっとドキドキしながら古い赤テープを慎重に辿りながら上った。





辺り一面強風でちぎれて落ちた枝葉が散乱している。 これじゃ道がわからない。



 

5、指山山頂  7時29分  1449m
コンクリート道の分岐から1時間04分かかって漸く指山山頂に到達!
結構苦労したので時間が長く感じた。


   ニューピーク






眼前には三俣山が迫る。振り返ると長者原〜由布岳までが一望出来て大満足!



 

由布岳・鶴見岳遠望
写真を撮りながら小休憩。時折霧雨が降る中、約25分ゆっくりして下山に取り掛かった。

   ミヤマキリシマ 

 

6、指山山頂への分岐  8時35分
またもやぬかるんだ黒土との格闘で、下りと言えどあまり時間は稼げなかった。
分岐からは指山自然観察路を利用して雨ヶ池方面に進んだ。この道を辿ると、長者原のタデ原から坊ヶつるに向かう雨ヶ池越えコースに合流することになる。
指山を下山してホッとしながら自然観察路を歩いた。のんびり歩くのが嬉しい。

 


 


 


 



緑が溢れる指山自然観察路をブラブラと歩く。 本当に癒されます!




 

長者原への分岐  9時07分
土石流の爪痕を2度クリアすると長者原への分岐に出会った。しかしここは雨ヶ池コースではない。そのまま真っ直ぐ雨ヶ池方面に進んだ。

   約10分休憩

  7、雨ヶ池越えコースに合流  9時21分
「見覚えのある道標だ!」と思ったら先程の分岐から5分で雨ヶ池越えコースに合流した。

   ヤマアジサイ 






緑が溢れる指山自然観察路をブラブラと歩く。 本当に癒されます!




 

外来植物種子除去マット  10時21分
ラムサール条約登録地である「坊ヶツル湿原」へ向かう際、外来植物の進入を防ぐため登山靴の泥を落とすマットが設置されている。

   ゴシゴシ

 


 


 



8、タデ原  10時32分
長者原の東端および湯沢台の西北麓にヌマガヤ・ミズゴケなどの湿地植物が生育するところで、中央部に星生山を源流とする酸性の強い白水川が流れている。この川は、南から北に大きな屈曲をみせながら、横断道路を横切ってヘべヶ池の湿地帯を通り鳴子川に注いでいる。
湿原の環境は、春から夏のお花畑、秋のススキの穂波、冬の霧氷の輝きなど四季折々の景観美を見せる。この景観の観賞とミズゴケなどの植物を保護するため、木道が整備され自然研究路となっている。(説明看板より)

   ノアザミ






木道が伸びる タデ原の湿原  10時42分  いいですね〜 この風景

この風景、カメラが斜めになっている訳じゃありませんよ!




 

9、長者原駐車場  10時45分

平治号に無事下山の報告をして駐車場に到着! このあと時間があれば車で牧の戸に移動して猟師山や合頭山にも行くつもりだったが、雨がパラパラと降りだして気持ちが萎えてしまった。「今日はもうこれで終わりにしよう!」と目標を近くの温泉に切り替えた。
のんびり歩いた指山周回のミニコースだったが、とても有意義な時間だった。

背後のカラー


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