ご訪問ありがとうございます。
よろしければ他のページもどうぞ
 
  HOME へ



赤川〜久住山〜分岐(東千里)〜池の小屋〜慰霊碑〜池の小屋〜中岳〜天狗ヶ城〜
      御池(みいけ)〜久住分れ〜西千里ヶ浜〜扇ヶ鼻〜赤川
 

赤川からの 久住山扇ヶ鼻 周回

 

2015年10月4日

 

赤川からの久住山は15年程前、家族で一度経験したことがある。その時のハードなイメージが残っていて、赤川登山口からはなんとなく遠ざかっていた。ところが今回、友人M原君からのコースリクエストは赤川からの久住山だった。私も再チャレンジしたいルートだったので喜んでOKした。しかも、中岳、天狗ヶ城の山頂も踏み、尚且つ扇ヶ鼻から赤川に下る周回コースを設定した。扇ヶ鼻からの下山ルートは私も未踏なのでちょっと楽しみだったが・・・。さてどんな山旅になるのやら。


        

赤川ルートもクライマックス! 久住山山頂もすぐそこだ!  


<コース概要>

1、赤川駐車場(登山口)出発 6時26分 〜  2、分岐ケルン通過 6時33分 〜 
3、川を渡渉 〜 4、久住山山頂 〜 5、東千里ヶ浜の分岐(久住山と稲星山の鞍部) 〜
6、池の小屋(避難小屋) 〜 7、慰霊碑<昼食> 〜 8、池の小屋 〜 9、中岳山頂 〜 
10、天狗ヶ城山頂 〜 11、御池(みいけ)  12、久住分れ 〜 13、西千里ヶ浜 〜 
14、扇ヶ鼻分岐 〜 15、扇ヶ鼻山頂 〜 16、赤川への分岐 〜 17、分岐ケルン 〜 
18、赤川駐車場(登山口)  15時43分

  

北九州を3時30分に出発! ジャスト6時00分に赤川駐車場(登山口)に到着した。


赤川登山道公衆トイレと駐車場  6時12分
駐車場は約40台の駐車スペース。先着車はたったの1台。我々は2番手だった!

 

1、赤川駐車場(登山口)出発 6時26分
駐車場の右にある道を上って行く。するとすぐに登山届ボックスがある。

    ボックスを通過


    

ボックスから30m程で分岐 6時27分 登山道は左へ! 右は赤川荘→入浴&宿泊OK!



分岐からは当初コンクリで固められた石畳を進んで行く。暫く歩くと自然道に変わり、足下でバリバリと音がする。見ると、どんぐりが「コロコロ」ではなく、「ゴロゴロ」と落ちていた。




さっそく秋を体感しつつ林道を上って行く


 

赤川温泉の源泉タンク?  6時30分
突然ブルーシートが掛けられたタンクのようなものが現れた。そこから温泉の湧くような「ボコボコ」と蒸気音が聞えてくる。
辺りは硫黄の臭いが強く、プンプン臭ってくる。「赤川温泉の源泉なのだろうか?」と想像しながら通り過ぎた。


  

2、分岐ケルンを通過 6時33分  この分岐は左へ行くと扇ヶ鼻へ。直進は久住山へ続く。
今回はまず直進して久住山へ上り、扇ヶ鼻からこの分岐まで戻ってくる周回コースの予定だ。




3、川を渡渉  雰囲気の良い河原  6時41分  木製の橋は滑り易いので慎重に渡った
前方の樹木の上から顔を出しているのは、朝日が当たった久住山





 鳥の囀りを聴きながら  6時42分  涼しい森だが徐々に汗ばんできた
左下に流れる川の音を聞きながら進む。途中でいくつかの砂防ダムが見える。
さあ、これから急登の始まり、始まり



 雰囲気の良い森を進むにつれ、登山道は次第に急登に変わる

 

林道に出会う(1回目) 6時56分  左へ
ここで小休止。進む方向は道標が出ているのですぐにわかる。

    シラヤマキク?

 

林道から登山道へ  7時01分  左へ
林道を1分程歩くと道標が現れる。
ここからまた登山道となる。

     久住山へ

 

林道に出会う(2回目) 7時02分  左へ
再び林道に出た。林道をショートカットして進んで行く格好だ。ここは左に進む

    林道はのんびり 

 

林道から登山道へ  7時05分  左へ
何度も分岐があるが、久住山への道標は分かり易く設置されている。問題はない。

    また急登だ!  

 

林道に出会う(3回目)  7時08分  
快調に歩を進めると、またすぐに林道に飛び出した。そしてすぐ左前方の登山道へ。

     ここが最後の林道





阿蘇五岳(涅槃像)  7時28分  急登を上ること20分。
樹木がだんだん低くなり視界が開けるようになってきた。振り返ると絶景。



 

木段を黙々と  7時35分
ふと左に目をやるとピンクの花が・・・。ミヤマキリシマが季節を間違えている。

    深山霧島



 目の前の視界も開け、山頂が迫ってきた  7時52分  朝日に透けるススキが美しい

 




急登の途中に大きな岩が立ちはだかる   8時16分  気合を入れてよじ登る

 




展望の良いところでゆっくりと休憩  8時28分  久住山の裏側の景色を堪能した

 


   余裕、余裕!




青空に向かって急登を上る  8時56分  これで山頂に到着と思ったら甘かった

 




山頂はもう一つ先のピーク  8時59分  ここまで来ればルンルン気分

 

 たくさんのリンドウが出迎えてくれる




4、久住山山頂  9時09分  1786m  快晴、穏やかな気候で大満足!

360℃見渡して今日のお天気に感謝!






久住山頂から阿蘇五岳を望む登山者  9時25分  最高の眺めですね〜
この風景があるから登山は止められません。
上って来た者だけが味わうことの出来る絶景です!



 

いつまでも見ていたい景色  9時25分  くじゅう連山を一望できる


 

一人佇む山男   9時26分
山頂で何を思っているのか?
これまでの人生を思い起こしているのか?
いろんなことを考える山頂ではあるが、必死に上ってきてこの景色を見ると、下界での出来事が小さく思えてくる。そして悩んでいたことなどが吹っ切れたりする。
これぞ山の持つパワーだろう。

 
「さあ次に行ってみよう!」 と、東千里ヶ浜に下るルートで「池の小屋」を目指すことにした。

 

稲星山方面へ  9時35分
これより、まずは久住山と稲星山の鞍部に下り、そこから池の小屋へ向かう。

    リンドウの横顔

 

5、東千里ヶ浜の分岐  9時55分  左へ
東千里ヶ浜にやってきた。これより左の斜面をトラバースして池の小屋を目指す。

    中岳方面へ 





草紅葉が綺麗だ!  9時56分  綺麗な風景にシャッターを切る。

 


快適な東千里ヶ浜  9時57分  前方に顔を出す中岳へ向かって道が伸びている


 

6、池の小屋(避難小屋)  10時11分
斜面を上り詰めると池の小屋が現れた。

   堅牢 

 

「池の小屋」の中へ 10時12分
小屋の隅に御社が祀られている。

   安全祈願





池の小屋から御池(みいけ)を見下ろす  10時15分  右は天狗ヶ城


   東千里ヶ浜と稲星山


池の小屋の裏から斜面を上ると慰霊碑がある。そこでのんびり昼食にすることにした。
赤川を出発して既に4時間が経とうとしている。お腹が空くはずだ。




7、慰霊碑  10時20分  台風で倒れたのだろう、早く修復してあげたい


 



穏やかな気候、のんびり腰を下ろす  10時23分  天狗ヶ城(左)〜中岳(右)


 

昼食タイム  10時30分
同行のM原君からキンキンに冷えたビールを頂いた!
       旨い!
これもまた登山の醍醐味?
 

8、池の小屋  11時01分
昼食も終え池の小屋に戻って中岳を目指す!

    尾根歩き



9、中岳山頂  11時18分  1791m   九州本土最高峰からの絶景
背景には平治岳〜北大船山〜大船山の稜線





 
坊ヶツルにはテントがたくさん



老犬も頑張っていました!


さすが中岳の山頂。どんどん登山者が上ってくる。次は天狗ヶ城に向かう。



天狗ヶ城までの釣り尾根一本道  11時27分  久住山、扇ヶ鼻、天狗ヶ城、星生山などを展望
先は長い! これから扇ヶ鼻(写真中央上)に行き、そこから赤川まで下山する予定だ!


 

釣り尾根の真ん中を通過  11時33分
御池への分岐を通過して天狗ヶ城へ向かう。

    あと少し



10、天狗ヶ城山頂  11時39分  記念のツーショット
「いつまでも元気で山行きしたい!」と思うのは年のせいなのか?





天狗ヶ城から見下ろした御池(みいけ)  11時43分  湖面がキラキラと光る
緑色に輝く御池の向こうには、稲星山、池の小屋、慰霊碑などが見える。






天狗ヶ城から御池へと下る  11時52分  高度感をたっぷり味わいながら・・・
下りのガレ場はザラザラとしてとても危ない! 不意にズルッと滑ってヒヤッとする。
御池(みいけ)の下の窪地は水の溜まらない空池(からいけ)。両方とも火口跡である。






11、御池(みいけ)  12時09分  冬は凍結して湖面を歩くことが出来る



 

空池(からいけ)  12時13分
御池を後にして次は久住分れへ。途中、左下にポッカリと口を開けた空池を覗き込む。

      景色最高

 

12、久住分れ  12時24分
ここから右へ下ると北千里ヶ浜へ続く。

     真っ青な空

 

久住避難小屋&トイレ  12時30分
広場では10人程度の登山者が休憩していた。今日は比較的登山者が少ないようだ。

      微風




ススキとベストマッチの星生崎   12時32分  星生崎から下ってくる登山者の声が響く
以前あの岩のテッペンに立ったが、ここから見ると正に命知らずの行為である




 振り返ると秀麗な久住山  12時33分  さすが日本百名山!その雄姿は美しい。



 

星生崎の真下を通過  12時34分
これから西千里ヶ浜へと向かう。時間が押しているので、星生山は諦めた。

   あとひと踏ん張り

 

13、西千里ヶ浜  12時44分
肥前ヶ城は植物保護のため立入禁止。

    解禁はいつ?





西千里ヶ浜より久住山を振り返る  12時46分  快適すぎる登山道

 


   星生山をバックに



 

14、扇ヶ鼻分岐  12時59分
さあ本日最後の上りが始まる。これより扇ヶ鼻山頂を踏んで、赤川に下る!

     扇ヶ鼻へ





少し上って振り返ると星生山と西千里ヶ浜。下には扇ヶ鼻分岐が確認出来る。  13時08分




 

立入規制のロープ  13時20分
扇ヶ鼻もまだ規制中!

  


10月に入ると既に花の時期が終わっていて、ちょっと寂しい扇ヶ鼻だった。
扇ヶ鼻の斜面はドウダンツツジだろうか?次第に赤く染まりつつある



 

赤川への分岐を通過  13時23分
逆光でとても眩しい。これより扇ヶ鼻の山頂を踏んで、またこの分岐に戻ってくる。

    新設標識

 

15、扇ヶ鼻山頂  13時26分
本日4座目。赤川駐車場を出発して7時間が経過している。

     部分的紅葉



扇ヶ鼻山頂を通り過ぎて岩井川岳方面のルートの下見に行ってみることにした。立入規制のロープに沿ってフラットな登山道を歩き、下りが始まるところまで歩いてみた。



岩井川岳(いわいごだけ)方面を望む  13時33分   一年前、この先は通行禁止だった
この先の瀬の本に通じるルートはまだ歩いたことがないので一度挑戦してみたい。
コースも確認できて安心したので、山頂に戻って休憩することにした。




久重連山のパノラマ  13時36分  扇ヶ鼻の山頂は秋真っ盛り!
星生山〜西千里ヶ浜〜星生崎〜天狗ヶ城〜中岳〜久住山



 

コーヒータイム  13時43分
M原君が美味しいドリップコーヒーを入れてくれた。山頂に漂うコーヒーの香りは最高!

    ご馳走さま




コーヒータイムを終え下山に取り掛かる。山頂から上って来た道を赤川分岐まで引き返す。
 

16、赤川への分岐  14時01分   分岐から右に下って一気に赤川を目指す!



 

 

なだらかな下りと思ったら・・・  14時02分
分岐から1分も歩くと、黒土&急勾配で・・・。

    下山開始




とにかく黒土か滑る!木や根っこを掴みながら転がり落ちるように下った  14時08分
細くえぐられた黒土のヌルヌル登山道、しかも急勾配が続く
忍耐の下り30分




扇ヶ鼻から30分程下ると少し開けた場所に出た。 14時31分  急勾配の下り終了!
馬酔木の木が目立つ 必死に下って来たので、この間写真を撮る余裕はなかった。




振り返ると・・・  14時31分  覆いかぶさってくるような扇ヶ鼻、急勾配のはずだ!

 

花達が時折顔を出し、疲れを癒してくれる。

 


アキノキリンソウ


ヤマラッキョウ


アセビの花芽

 


急登が終わるとなだらかな斜面を延々下ることになる




リンドウ






扇ヶ鼻山頂を振り返る 15時12分 かなり下って来た ・ 裾野が広い




 
笹やススキの藪こぎ



快適な樹林帯のトンネル


笹が覆い茂り足下が見えない中を進むと、時折隠れている岩や段差につまずき転倒しそうになる。快適な樹林帯も登山道は終始黒土が滑り、油断は禁物だった。




17、分岐ケルンに到着  15時35分  「フッー」 やっと分岐に辿りついた



 

 18、赤川駐車場  15時43分  無事に下山完了!

扇ヶ鼻山頂より1時間43分だった。

 

19681歩。 全行程 9時間17分の山歩き、お疲れ様でした!

 今回もM原君の脚力にはついていけず、途中で撮影タイムや休憩を頼んだりしてスローペースの山歩きとなった。これに懲りずにまた同行をよろしくお願いします。
次は由布岳の御鉢巡りに連れて行って下さい。



訪問ありがとうございました。
HOMEへ