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吉部〜大船林道〜坊ヶツル〜段原〜大船山〜段原〜
                    北大船山〜段原〜坊ヶツル〜暮雨の滝〜吉部
 

吉部からの 大船山  北大船山

 

2016年1月10日

 

念願の冬の大船山と御池(おいけ)! 前日、福智山に登っていたので連日の登山となる。それでも、牧ノ戸ライブカメラから見る霧氷がとても綺麗だったので、この機会を逃すまいと、思い切って挑戦することにした。ラッキーなことに穏やかな快晴に恵まれ、とても満足する山行きとなった。


        


大船山山頂から、霧氷に囲まれ凍結する御池(おいけ)を望む  <感動!>


<コース概要>

1、吉部駐車場出発 7時26分 〜  2、吉部登山口通過 7時31分 〜 3、ゲート通過 
4、ゲートから200m先の取り付き口 〜 5、大船林道出会い 〜 <大船林道> 〜
6、分岐(暮雨の滝コース) 〜 7、坊ヶツル 〜 8、大船山登山口 〜 9、段原 〜 
10、大船山山頂 〜 11、段原 〜 12、北大船山山頂  13、段原 〜 14、坊ヶツル〜 
15、
分岐(暮雨の滝コース) 〜 16、暮雨の滝 〜 17、吉部登山口 〜 
18、吉部駐車場  15時36分

  

  1、吉部駐車場出発 7時26分
2時間30分かけて北九州から吉部へ到着。広い駐車場は閑散としていた。駐車場の木々が伐採されて駐車場が広くなったようだ!

     駐車料金の支払い
  2、吉部登山口通過 7時31分
駐車場の上にある大船林道に出て左に進むとすぐに登山口がある。この登山口は「暮雨の滝」経由で坊ヶツルへと続いている。
しかし、今回はこの登山口を通り過ぎて、この先にある青い鉄製ゲートを越え、更に200m程先にある登山口から取り付くことにした。 
  タイヤ洗い場  7時34分
坊ヶツル湿原への外来植物の侵入防止のためタイヤ洗浄の実施についてご協力をお願いします。
           (止まれの看板より)

くじゅう周辺の主な登山道にはこのような自然保護の対策が採られている。
少しでも現状の姿を残したい。皆で協力して自然を守ろう!
   

3、ゲート通過 7時35分   「止まれ」の看板を通り過ぎると鳴子川に架かる橋を渡ることになる。青い鉄製のゲートで一般車両は通行止め。人はゲートの右側をすり抜けて進むことができる。(この際、川に落ちないように注意!!)登山道はこの青い鉄製のゲートのすぐ右側からも伸びているが、歩き易いのはゲートから200m先にある登山道だ!迷わず先へと進んだ。  

 

ゲートを越えて進む前に見ておきたい風景がある。

それは橋の上から見る鳴子川の流れである。趣があって個人的にとても気に入っている。

 




 
鳴子川 下流



鳴子川 上流

  4、ゲートから200m先の取り付き口 7時32分
「ここが登山口?」とても分かり難い。よそ見をしていたら見落としそうだ!

     小さな表示 
  取り付き口を逆から見るとこんな感じ
白くて小さな道標を見つけると、そこからUターンするように斜面を上って行く。

     枯葉の下は霜柱
 

道標に従って右へ  7時43分
10分程歩くと分岐に出会う。道筋は左だが、ここから道標に従って右に進む。

   注意!

 

林道の支線に出会う  7時52分
ルートはこの林道支線を横切って真っ直ぐ森の中へと進む。表示があるので安心だ。

    快調に進む





鳴子川を見下ろす  8時10分  川の流れる♪調べ♪を聞きながら気分よく歩く

 


 

霜柱の道  8時14分
地面が露出している場所は霜柱で真っ白!枯葉の下も霜柱があり、歩くたびにバリバリと音がする。冬を体感するウォーキングだ。

    10cm位はある

  5、大船林道出会い  8時17分
駐車場を出発して51分で大船林道に飛び出した。ここから坊ヶツルまでは林道歩きとなる。

    ここに出た!
 

大船山4号集材路  8時22分  通過
林道を歩いていると左に集材路が現れた。この道を進むと平治岳の北登山口へと続くが、坊ヶツルへは大船林道を真っ直ぐ進む。

     6月は利用者が多い

 

林道を歩いていると・・・  8時31分
樹間から白い雪を纏った三俣山の山頂が顔を出した!しかも青空!これまでずっと薄暗いモノトーンの森を歩いていただけに、前方にチラッと見えたこの風景がとても新鮮で、一気にテンションが上がった。足取りは軽く、自然と速足になる。今日の山行の期待がどんどん膨らんでいく瞬間だった。

 

法華院温泉山荘の駐車場  8時35分
カーポートに車が停まっている。これは法華院温泉山荘の車両である。

     後部に山荘名


早く坊ヶツルに着きたいと、大船林道を黙々と歩く。



 

大戸越(うとんごし)への分岐  8時36分
カーポート前を通過して、すぐ左手に大戸越への分岐がある。細い道なのでわかり難い。昨年このルートに挑戦したのを思い出した。

    すこし奥にある表示

  6、分岐(暮雨の滝コース)  8時39分
ここはスタート時に通過した吉部登山口からのコースとの合流地点となる。今日の復路はこのコースを利用する予定だ。

    分岐を振り返る 




7、坊ヶツル  8時45分  暮雨の滝コースの分岐辺りから、山頂が白くなった三俣山が見えていたが、その奥にある天狗ヶ城そして中岳もハッキリと確認できるようになった。
青空に映えてとても美しい風景だ!大船山付近から昇る朝日に照らされて文句なし!   





鳴子川を渡り、坊ヶツルの中心へと入って行く  8時54分  一人で歩くのがもったいない




平治岳も山頂が白くなっている  8時55分  きっと霧氷になっているのだろう


 

朝日を浴びながら・・・  8時59分
グルっと周囲360度の景色を堪能しながら坊ヶツルを歩く。満足度も360%!

    トイレを通過






坊ヶツルキャンプ場  9時04分  10張位テントが設営されていた

 

 

8、大船山登山口  9時10分
いよいよ念願の冬の大船山に挑戦する!
御池(おいけ)は氷結しているだろうか?

    気合を入れる!

  登山道が次第に白くなっていく  9時25分
最初は雪のない登山道だったが、次第に薄っすらと雪が目立ってきた。

   綺麗な霜柱
  分岐を左へ  9時48分
右は立中山へ、左は目指す大船山。早く山頂に着きたい!という気持ちで先を急ぐ。

   足下の表示 
 

五合目からの風景  9時58分
ここで仲の良いベテランご夫婦と一緒に休憩して談笑。お二人は法華院温泉山荘に連泊という事で羨ましい限りだ。

     水分補給

 

樹間から大船山の影が見える  10時15分
登山道に雪が目立つようになってきた。しかしアイゼンを履く必要はなさそうだ。
山頂や御池を想像しながら黙々と歩いていると、樹間から大船山のシルエットが見え隠れする。かなり近づいてきたぞ!
山頂の様子が気になって仕方ないが逆光でよく見えない。


期待を膨らませて登山道を進む



大船山が一望できる場所にやってきた!  真っ白な雄姿に感動!




霧氷で薄化粧の大船山  10時24分  段原の少し手前から大船山山頂を望む

 




 

3ヶ月前の風景と比較してみた 
(2015年10月18日 8時54分撮影)
真っ赤に染まった大船山にも感動したが、今回の雪や樹氷で真っ白に化粧した大船山もなんと素晴らしいことか。
同じ山でも季節変化を楽しむことが出来るのでとても面白い。



  9、段原  10時27分
段原に到着したが誰もいない。
朝日に照らされ輝く斜面を見ていると、足がなかなか前に進まない。
しかし、このまま太陽に照らされると、きっと霧氷も消えてなくなるだろう。気温も上がりそうなので早く山頂直下の御池(おいけ)に辿り着かなければ・・・。少々焦った。




段原から大船山山頂を望む  10時29分  一面に霧氷の白い花が咲き乱れる
さあこれから山頂を目指す! ここからアイゼンも装着した!      





 岩氷と化した大岩の横から坊ヶツルを覗き込む  10時51分  くじゅう連山もクッキリ





霧氷の花が咲く大船山の斜面  10時51分  素晴らしい光景に感謝!



 

10、大船山山頂  11時06分  1786m
吉部駐車場を出て3時間40分経っていた。
風はさほど吹いていない。
山頂で4人グループの青年と挨拶を交わし、お互いに写真を撮りあった。
この後、雪景色に魅せられて手袋をせずに、写真を撮っていると、さすがに寒さで指先がしびれてきた。






大船山山頂直下の御池(おいけ)  11時08分  湖面は凍結している

この風景を一度見てみたかった!

この後、御池まで下った。

 

大船山御池(おいけ)の季節変化を写真で比べてみると・・・。





2015年6月20日





2015年9月20日





2015年10月18日


御池マジック!  四季折々の表情を見せてくれる御池

 




凍結した御池(おいけ)  11時24分  恐る恐る湖面の上を歩いてみた

 




 

山頂に戻って昼食  11時35分
岩場の横で風を避けてコンロを準備。今日は餅を入れたラーメンとおにぎり。

    うまかっちゃん

 

 

昼食後、写真撮影を楽しみ、下山にとりかかった  12時12分




ゆっくり ゆっくり下山した  12時16分  三俣山・坊ヶツル・北大船・段原と確認できる
今日は本当に良いお天気に恵まれて幸運だった!




 

11、段原  12時28分
大船山から段原まで16分で下って来た。
これから北大船山に向かう。ザックをデポ。

     大戸越方面へ

 

12、北大船山山頂  12時33分
藪こぎしながら5分で北大船山山頂に到着。
今、歩いて来た道を振り返る。


    段原を確認 






北大船山から坊ヶツルを望む  12時34分 この時間になると連山の霧氷も消えかかっている



 

13、段原  12時41分
段原に下って来た。これからまずは坊ヶツルまで下山する。「まだここにいたいなあ〜」

     坊ヶツル方面へ

  五合目到着  13時05分
段原から一気にここまで下って来た。水分補給をしてまたすぐに出発。

     連山の見納め 
 

14、坊ヶツル  13時43分
段原から1時間2分だった。正面の三俣山が「お疲れさん」と言っているようだ。

   ホッとする 

  坊ヶツルから大船山を望む  13時45分
右上に白くなった大船山の山頂が顔を出している。キャンプ場の炊事棟で顔を洗いサッパリとして気分を変える。そして、今日一日遊ばせてもらった大船山に別れを告げ吉部へと戻る。
  15、分岐(暮雨の滝コース)   14時15分
往路は右側の大船林道から上ってきた。復路は「暮雨の滝」経由で駐車場に向かう。

    暮雨の滝方面へ
 

暮雨の滝への分岐  14時37分
鳴子川に沿って登山道を歩いて行くと、滝の音が次第に大きく響いてくる。

   ザックをデポ 


滝までの下りはロープ場などあり、注意が必要だ!




16、暮雨の滝  14時44分  滝を独り占めにして満足感に浸る

厳冬期になるとこの滝も凍ってしまうが、今回は小さな氷柱(つらら)が出来ている程度だった

 


 

最後の急坂  15時19分
暮雨の滝を後にしてスタート地点の駐車場へ向かう。最後に難所とも言える急坂が待っている、濡れた枯葉と黒土が滑り易い。
登山道は荒れて歩き難く、ルートはハッキリしない場所も出てくる。
赤テープがあるので、見落とさないように注意深く歩くことが大切だ!

 
17、吉部登山口  15時31分

無事に登山口に辿り着いて安堵する。
駐車場には車は4台だけだった。

18、吉部駐車場  15時36分
     ゴール


25336歩、8時間10分の山歩きでした。
今年は暖冬なので雪が積っていない。
例年ならこの季節は雪が深く、今回のようにスム−ズには歩けなかっただろう。
次回は凍結した暮雨の滝を見てみたい。
来冬に期待!!


訪問ありがとうございました。
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