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吉部登山口駐車場~大船林道~坊ヶツル~法華院温泉山荘(宿泊)~
坊ヶツル~暮雨の滝~吉部登山口駐車場

 

吉部からの 法華院温泉山荘

2018年6月23日~24日

 

家内と3年振りに「くじゅう」へ。息子も同行することとなり、思いもかけず3人で法華院温泉山荘に宿泊することになった。初日(23日)は午後からスタート。気分よく大船林道を抜けて坊ヶツルに到着したが、あいにくの濃霧、しかも山荘に到着直前に雨が降り出した。二日目は朝から快晴。会話を楽しみながら、暮雨の滝経由でのんびり下山した。静かで自然豊かなくじゅうを満喫出来て感謝の二日間だった。


   

大船林道。 森林浴しながら気持ちよく歩く。

<コース概要>

1、  吉部登山口駐車場 12時52分 ~ 2、吉部登山口 ~ 
3、大船林道ゲート先200m地点の取り付き口 ~ 4、地図にない林道 ~ 5、大船林道 ~
6、広場(法華院温泉山荘の車庫) ~ 7、暮雨の滝コースとの合流地点 ~ 8、坊ヶツル ~
9、法華院温泉山荘(宿泊) <早朝散歩> ~ 10、坊ヶツル ~ 11、暮雨の滝 ~ 

12、吉部登山口 ~ 13、吉部登山口駐車場 10時13分

  

一日目(6月23日)  霧と雨

 

濃霧の中、吉部登山口を目指す 12時08分
登山口に近づくにつれて霧が濃く立ち込めてきた。ヤバイな~と呟きながら進んだ。

 
 視界不良





吉部登山口駐車場に到着  12時20分  広い駐車場には先着車が1台だけだった。



 
駐車料金の支払い  12時27分
駐車場の中央に料金を入れる竹筒がある。
ガラスの容器から小さな紙を取り出して車のナンバーを記入。その紙と料金をビニール袋に入れて竹筒へ入れる。という具合だ。
日帰りの人は300円。一泊の人は500円となっている。この駐車場の横にも別の駐車場があるが料金が違う。

1、吉部登山口駐車場 スタート 12時52分
腹ごしらえしながら準備をしていると霧が晴れてきた。ラッキー。ちょっと元気が出てきた。

  
さあ行くぞ

 

2、吉部登山口を通過 12時59分
この登山口は暮雨の滝経由で坊ヶツルに続いている。しかし、最初はとても急登なので往路はこの先にある緩やかな登山道を選択した。

 
 通過して林道を進む

 

タイヤ洗浄の水溜り  13時03分
外来植物の侵入防止の為に設備されている。

 
 自然保護


ここを通過すると鳴子川を渡ることになる。橋の先には青いゲートがあり車両通行禁止。
橋の上からの川の風景が大好きで、ここに来るといつも写真を撮っている。




 
鳴子川 下流



鳴子川  上流

 

青いゲートを越える  13時04分
ゲートを跨ぐ訳にはいかす、上流側から回り込んで通過。川に落ちないよう足下に注意!

  
 林道を直進


 
 

3、大船林道ゲート先200m地点の取り付き口  13時09分  古びた標識は見落としそうだ
林道を200m程歩くと右手に小さな標識がある。ここからUターンするように斜めに上る。



 

分岐 注意!  13時17分
道は真っ直ぐ続いているが、ここから右手に下りて行く。標識を見落とさないように!

  
 注意!

 

グリーンに包まれる  13時22分
川の流れる音、野鳥の囀り、辺りは見渡す限りグリーンの世界。とても癒されます。

   ルン♪ルン♪


 
キイチゴ
 

綺麗な苔
 

ウリノキ
 

モミジガサ
 

4、地図にない林道  13時33分
ここは大船林道の支線と思われる。右は行き止まり。この林道を横切って直進!

  
 まだ余裕


 

アジサイロード  13時39分
鬱蒼と茂る登山道を辛抱強く上って行く。
両サイドをたくさんのヤマアジサイが彩る。

  
 ヤマアジサイ





 右下には流れの激しい鳴子川  13時55分  前日の雨で水量が多い


 

5、大船林道  14時05分
駐車場から1時間12分。やっと大船林道に飛び出した。ここでおにぎりを食べて大休憩。

 
 看板が目印

 

のんびり大船林道を歩く  14時17分
休憩も終え坊ヶツルへと向かう。日頃は親子の会話も乏しいが、登山道では舌好調。
 
  
黄葉がひらひら  

 

大船山4号集材路 通過 14時24分
この道を進むと平治岳へと続くが、平治岳北登山口では通行止めになっているらしい。本当だろうか?集材路を左に見て直進。

    大船林道を進む





グリーンに包まれ気持ちのいい大船林道  14時29分


 

6、広場(法華院温泉山荘の車庫) 14時45分
車が1台駐車中。右奥には法華院温泉山荘の屋根付きの車庫がある。山荘の緊急時や、物資補給に利用しているのだろう。

  
 屋根付き車庫(右側)

 

分岐 通過 14時47分
車庫から直ぐの所に分岐がある。ここから左に進むと平治岳へと続く。少し奥に「大戸越しへ」の表示がある。

   うとん越しへ

 

鳴子川を渡る  14時51分
坊ヶツルもあと少し、次第にワクワクしてくる。

  
 欄干

 

7、暮雨の滝コースとの合流地点  14時53分
橋を渡るとすぐに分岐。スタ-ト時にスルーした吉部登山口からの暮雨の滝コースと合流となる。ここでアキレス腱を伸ばしてストレッチ。

 
  ストレッチが大切!

 

8、坊ヶツル  15時02分
いよいよ坊ヶツルに突入だ!でもなんだか様子がおかしい。「あ~霧が出てきている。」

 
 イブキトラノオ


霧が出ていても関係ありません。坊ヶツルを歩くことだけで満足なのです。
幼い頃、家族で走り回って遊んだ坊ヶツル。昔の思い出に浸りつつ歩いています。
家内は今回また息子と歩くことが出来て嬉しそう。



 

長者原への分岐  15時15分
長者原から雨ヶ池を越えてのコースと合流。我々は左に下って坊ヶツルの中央へ。

   濃霧の中へ




 鳴子川を渡る  15時17分  水量が少し多いので息子が家内を気にして待っている



 

イブキトラノオ



ノアザミ





 四面霧(きり)なる坊ヶツル  15時20分  少し風が出てきたと思ったら霧雨も・・・
「四面山(やま)なる坊ヶツル・・・」と、坊ヶツル讃歌の歌詞のようにはいかず、とても残念。


 

キャンプ場のトイレ  15時27分
坊ヶツルキャンプ場に到着。振り返ると霧雨の中、必死に歩く二人()

   これも楽しい

 

テント発見!  15時28分
このお天気の中でもテント泊を楽しむ人がいる。これぞ山男?いや山女?脱帽!

 
 我々は山荘へ

  またまた鳴子川を渡る  15時30分
橋を渡る手前左に標識がある。
「玖珠川源流」と書いてある。これで今日鳴子川を都合4回渡ることになる。

  
源流の標識




 整備された木道  15時33分  ここで霧雨が小雨に変わってきた



 

雨が降ってきたー  15時40分
法華院温泉山荘を目前に本降りになって速足となる。レインウェアを着るといいのだが、もうあと2~3分位なので、傘で雨を凌いだ。

 
 急げ、急げ!


息子にとっては中学生の時以来の法華院温泉山荘の宿泊となる。



 

9、法華院温泉山荘(宿泊)  15時41分
雨の中だが、法華院温泉到着の記念撮影。

   やったー!

 

山荘の受付に直行  15時43分
吉部駐車場から2時間51分で到着しました。
一泊お世話になります。腹ペコ。

    明日の晴れを願う

 

部屋で休憩
濡れた衣類などは乾燥室へ。晴れていたら坊ヶツルで飲む予定のビールを開けて乾杯!
息子は一週間遅れだが、父の日だから一緒に歩こうと登山に参加してくれた。

 
 カギ付の部屋

 

お待ちかねの夕食  18時07分
ボリュームたっぷり!ご馳走さまでした。

     満腹


この日の宿泊客は20人程度。ミヤマキリシマの時季と比べるととても静かな山小屋でした。



 
山荘売店



食堂(漫画コーナーは人気)


 
「くじゅう山開き」のペナントや手ぬぐい



大部屋


 
個室棟の下足場所
 

湯の花浮かぶ「法華院温泉」

 
雨と霧で立中山しか見えません(悲)

法華院温泉山荘
大分県玖珠郡久住町有氏1778
090-4980-2810
予約電話(朝7時より電話のみ受付)
4月~ 8月  3月1日から
9月~11月  7月1日から
12月~ 3月  9月1日から
個室    9500円  (鍵付は10000円)
大部屋  9000円  <ひとり 一泊2食付>




二日目(6月24日)  快晴



待ってました~。 この青空を!  (家内と息子はまだ夢の中)
と言うことで、朝食の前に朝風呂。そして誰もいない坊ヶツルを一人で早朝散歩




 緑濃き三俣山南峰  (坊ヶツルからこの三俣山南峰への直登コースもある)





 個室棟の前に坊ヶツル讃歌の歌詞板が設置されている

 

<坊ヶツル讃歌> 7番と9番の歌詞板はなかった

 



(一)



(二)



(三)



(四)



(五)



(六)

 

 

 

 
(七)



(八)

 

 

 

 
(九)


詳しくは分からないが、歌詞や順番は元歌とはちがっているようだ。
そして、この「坊ヶツル讃歌」が生まれた「あせび小屋」に行ってみることにした。




 あせび小屋 (バックには三俣山が聳えている)
昭和27年、このあせび小屋で坊ヶツル讃歌が替え歌として作られ、広まったとのことです。
これまで「あせび小屋」ってどんな施設なんだろう?と疑問に思っていたのだが・・・
紹介制の宿泊施設で、どうやら我々のような一般の登山者は気軽に利用できないみたいだ。



 


あせびの実

あせび小屋使用規定

 ★この小屋は営業目的の小屋ではなく、宿泊は山小屋愛好者の紹介制による事になっています。あせび小屋管理委員会より依頼した、紹介の労をとられる方が九州各地におられます。その名簿は法華院温泉売店に備えています。
★10人以上の団体は遠慮して下さい。但し、特別の場合はあせび小屋管理委員会に少なくとも1週間前に相談して許可を得て下さい。
★宿泊の手続きは法華院温泉売店でする事になっています。その際、小屋の維持費として一人一泊に付3500円納めて下さい。(入浴料込み)
★冬期は暖房使用の場合は実費を支出していただきます。
               <説明看板より>


 朝食までにはたっぷり時間があるので、キャンプ場方面へ花散策





ノアザミ


ヤマオダマキ
 

コケモモ



サワオグルマ(終期)

 

ミヤマキリシマ(少し残っていた)
 

イブキトラオノ
 

ヒメジョオン
 

ウツギ
 

朝食  6時53分
散歩の後の朝食は最高に旨い!

    満腹

 
降り注ぐ太陽の光(個室25号より)

朝食後、部屋で出発準備  7時42分
昨日濡れた洋服は乾燥室でバッチリ乾いていた。これで気分よく出発できる。

   準備万端





 記念撮影をして出発  7時56分  昨日の濃霧と雨がまるでウソのようだった

 

本日は暮雨の滝コースで吉部へ下山する

 

逆光で眩しい  7時58分
お天気が良いので、各人スマホや写真撮影に余念がない。空が晴れると心も晴れる。

   可愛いコケモモ

 

10、坊ヶツル  8時10分
坊ヶツルの標識を通過。家内は「気持ちいい~」を連発しながら上機嫌。

   心地よい風

  長者原への分岐を通過  8時16分
左へ進むと雨ヶ池を越えて長者原へ。我々はこの分岐を通り過ぎ吉部登山口方面へ。

 
 もう汗が・・・
 

坊ヶツルともお別れ  8時27分
残念だが「四面山なる坊ヶツル」をここで見納めて下山することになる。
「もったいないな~こんなにお天気がいいのに・・・」すぐにでも引き返してどこかの山に登りたい。でも今日はゆっくり山を楽しむファミリー登山。後ろ髪ひかれる思いだったが、暮雨の滝を期待しながら歩を進めた。

 

大船林道との分岐  8時34分
ここは大船林道と暮雨の滝コースとの分岐である。昨日の往路は右の大船林道を上って来た。今日は真っ直ぐ進んで暮雨の滝を目指す。

   森に入って行く


 
見上げればグリーンシャワー 8時42分
 

なだらかな下り勾配が続く  8時51分
 

暮雨の滝への分岐  8時59分
ここからいよいよ暮雨の滝へと下って行く。

   45度納得

 

急坂を落ちるように下る  9時02分
暮雨の滝に下る道は黒土がズルズルと滑って大変だ。しかし、以前のようなことはなく、少し整備されていて歩き易くなっていた。
さすがに滝に近づくとロープ場などもあって油断することはできない。
後続の人を気にせずに自分のペースで焦らずに下るといいだろう。


「暮雨の滝」の流れ落ちる大きな音の中、ちょっとスリリングに下って行った。




11、暮雨の滝  9時03分  「ゴーッ ゴーッ」という瀑布の音に声もかき消されてしまう
♪深山紅葉に初時雨♪暮雨滝の水音を♪佇み聞くは山男♪もののあわれを知る頃ぞ♪




迫力満点 朝日が逆光になり「光溢れる暮雨の滝」の光芒風景となった
飛沫が霧雨のように舞い上がり辺り全体を覆い尽くす。とても爽やかな気分。



 

暮雨の滝分岐に戻ってきた  9時16分
暮滝の滝を満喫してまた先程の分岐まで登り返す。「ハアハア」と息が上がる。休憩()

    よく頑張りました


暮雨の滝分岐からは、20分程歩き易い平坦な登山道が続くが・・・
最後に今回の最大の難関ともいえる急坂が待っている




 最後の急坂を慎重に  9時40分  前日は雨だったので本当にズルズルと・・・



 

急坂を奮闘  9時48分
急坂での奮闘は約20分だったが3人とも真剣になって下った。「滑るぞ~、危ないから気をつけろよ~」と声掛けしながら下ったが、そう言う私だけが2回も滑ってバランスを崩してしまう始末。情けないこと極まりなし。
それでも何とか無事に下り終えることが出来てホッとした。

 

平坦な登山道でリラックス  9時55分
あと少しで吉部登山口。

   ドクダミ

 

12、吉部登山口  10時05分
「林道が見えてきた。登山口だ~。」
いつも安堵する瞬間だ。

   無事下山


 
林道を歩き
 

駐車場到着(車は10台程度だった)
 

13、吉部登山口駐車場  10時13分
一泊二日で法華院温泉山荘往復のゆったり山歩きが終了。無事に下山出来でよかった。
一日目(往路)  11146歩  2時間51分
二日目(復路)   9598歩  2時間17分
今回は三男が同行してくれて3人での登山。
いつかはもっと家族大所帯で山歩きが出来たらいいなあ~と、期待は膨らむ。


お疲れ様でした。また一緒に登りましょう!


訪問ありがとうございました。
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