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嘉麻峠(小石原民芸村)登山口〜馬見山〜

屏山〜古処山〜だんごあん

嘉麻三山縦走

2010年8月21日

今年の夏は異常に暑い。お盆が過ぎても一向に涼しくなる気配がない。

そんな中、嘉麻三山(馬見山〜屏山〜古処山)の縦走を試みた。
10年位前に古処山は登ったことはあるが、馬見山と屏山は初体験である。





<コース概要>
1、嘉麻峠 小石原民芸村登山口 6時55分 〜 2、馬見山山頂 〜 3、屏山山頂 〜
4、大将隠し 〜 5、古処山山頂 〜 6、水舟 〜 7、古処山中腹の駐車場 〜 
8、古処林道 〜 9、だんごあん 14時15分 〜 <タクシー> 〜 
10嘉麻峠 小石原民芸村登山口 14時57分





1、嘉麻峠 小石原民芸村登山口 6時51分

早朝5時起床。車を走らせ登山口に到着。

以前ドライブの途中でこの小石原民芸村に立ち寄ったことがあったが、まさかここの道を挟んで真向いに登山口があるとは思わなかった。

しかし、この小石原民芸村は現在、営業をしてない様子だった。広い駐車場は閉鎖されていなかったので、一番奥のスペースを借用させてもらった。




馬見山登山口 6時55分

朝日が眩しい。さっそく登山開始。




最初はうっそうと草が茂っている 6時56分

この道は九州自然歩道である。屏山まで9.5キロ。
馬見山まで6キロ。そして中高年は遭難に気を付けるように、注意の貼り紙がしてある。



 中高年は注意




登山口から500メートル地点 7時08分


足元に立派なキノコが・・・。食べれるの?




斜面で休憩  7時21分

まだ早朝というのに気温が高い。しかも登山口からずっと急坂が続く。汗が滴り落ちる。

ここでリュックを下して5分休憩。斜面を見上げると杉林がある。

登り始めの急坂はいつも堪える。まだまだ先は長いのに・・・。ちょっと気持ちが萎えそうになる。

 




上り詰めると平らな落ち葉の道  7時30分



10分も歩くと林道に出た  7時40分




馬見山への道  7時50分

林道が左右に分かれるがどちらでもない。
その分れ道の真ん中に森の中へと続く道があった。

 標識に注意




少し歩くと、再度、林道に出た  8時03分

どうやら災害復旧の工事用の道のようだ。

ここも道路を横切り杉林の中へと進む。






赤テープに沿って進む  8時05分






赤テープで行き止まり?  8時08分

道がまっすぐ続いているように見えたが、本当のコースはここから直角に右に曲がる。

 標識裏に注意




三度目林道に出るがまっすぐ進む 8時12分

馬見山まであと2.8キロの表示 8時19分




少しだけ見晴らしのよい場所に 8時27分

ここが838mポイントと呼ばれる所だろうか?

今までずっと樹林の中を歩いてきたが、初めて展望の開けた場所に出た。風が涼しい。

右手に見えるのは屏山だろうか?初めて見るのでよく分からなかった。またすぐに樹林帯の中へ入る。

 




小さな石仏  8時33分

ふと足元をみると小さな石仏を見つけた。

登山者を見守ってくれているのであろうか?

この道は平坦でとても歩きやすい。

落ち葉がたくさん敷き詰められた気持のよい場所である。落ち葉を踏む音がずっと続く。

 




馬見山まであと1.1キロの表示  8時49分



山頂までの最後の登り  8時59分

「山頂迄10分」のこの表示で元気が出る。




2、馬見山山頂  9時08分  977m

小石原民芸村の登山口からここまで2時間13分だった。早朝おにぎりを1個しか食べていなく、お腹が空いていたので、山頂で何か食べようと思っていたが、大きな熊蜂が低空で大きな羽音をたててホバーリングしていた。

熊蜂の性格は温厚なことはわかっていたが、あの羽音を聞くと心が落着かず、山頂での写真を撮影してからすぐに先へと進んだ。




馬見山山頂からの景色  9時08分



すこし霞んでいたがとても綺麗だった。




小休憩(10分休憩)  9時12分

山頂から少し下ると、登山道が少し開けて、しかも日陰だったので、ここで休憩するこことにした。空を見上げながらおにぎりを2個食べた。


 靴ひもを固く縛った。




広い場所に出た  9時42分

下っていくと辺りが広く明るくなった。ベンチのある場所から右下を見ると下界が見渡せた。



 



正面に今から向かう山々が見えた。(右が屏山)  9時46分





宇土浦越  9時57分



標識の現在地は、宇土浦越となっていた。

 

雰囲気のある登山道を進む  10時16分




屏山まで 1.1キロの標識  10時21分

せっかく登ったのに、どんどん下っていく(悲)





屏山まであと少し  10時45分

頂上まで最後の300mが急坂だった。







3、屏山山頂  10時46分  926m

小石原民芸村の登山口から3時間51分。
馬見山から1時間38分だった。
ここまで9.5キロ。






屏山を出発  10時09分

あと1.7キロで古処山。ここからまた下ることになる。




石灰岩群  11時19分

下っていくと、登山道の横に奇妙な岩が現れた。
石灰岩だと思われる。

 

古処山頂まであと900m。 11時23分




木々の間を通って進む 11時27分



古処山頂まであと500m  11時31分




大将隠しと奥ノ院の分岐  11時37分

右に進み、赤テープに沿い大将隠しへ向かう。



岩場がかなり険しい。両手を付いて進む。




4、大将隠し  11時43分

大きな岩に挟まれたわずかな空間であった。

更に奥ノ院を目指したが、垂直な崖にロープと鎖が・・・。根性がないので諦めた。




先程の分岐に戻る  11時52分

古処山山頂まであと300m。

しかし、ここから岩場連続の最後の登りとなる。

すでに11キロほど歩いているので足が言うことをきかない。情けない。

よく考えると、ここまでで出会った登山客は単独行が一人と、2グループだけだった。

やはり今日は暑いので登山を敬遠している方が多いいのだと思った。

 

山頂付近の岩場から撮影  江川ダムが見える  12時02分

 




5、古処山山頂  12時04分  859m

嘉麻峠小石原民芸村登山口から5時間09分。






古処山山頂のベンチで15分休憩 12時09分

山頂一帯はツゲの原生林が広がっている。




下山開始  12時19分

山頂では他に二人の登山者が休憩していた。

山頂標識下の温度計は31度を指していた。

ツクツクボウシの鳴き声が耳につく中、トンボもたくさん群れ飛んでいた。

こんなに暑くても、やはり夏も終わりを迎えているということだろう。

そんな中、重い腰をやっと上げて、下山を開始した。




6、水舟  12時35分

水場に到着。チョロチョロと申し訳なさそうに水が出ていた。ここから先の下り登山道は水害のせいなのか、土砂崩れあとの荒れた道となる。

10年前に登ったことはあまり覚えていないが、こんな状態ではなかったはずだ。




登山道の途中にジュース缶  13時03分

1本130円と良心的な価格だった。




7、古処山中腹の駐車場に到着  13時08分

ここで思わぬハプニング!なんと、いつも使用しているデジカメが突然壊れてしまった。撮影が出来ない。冷静さを失い、あたふたとしながら駐車場をまっすぐ進むと舗装道路に出た。そして、そのまま下って行った。これが間違いだったのだろう。どうやら登山道をはずれてしまったようだ。「おかしいなあ」と思いつつ、引き返すことなく車道を下った。




8、古処林道入り口  13時30分

結局古処林道を下って行き、その先の大きな舗装道路に出てしまった。その後「秋月街道」の表示を見ながら車道を更に下って行く。


写真が撮影できたのはここまでで、本当はもっと撮りたかったが、バッテリーを替えてもデジカメは全く機能しなかった。メチャクチャ悲しかった。
諦めて黙々と下って行くと、「秋月街道」の道路標識があったので、その方向に進んだ。
そして
14時15分頃 9、「だんごあん」に到着した。

「だんごあん」は大勢の人で賑わっていた。
ヤマメなどを焼いた匂いや煙が辺りを包んでいて、食べたいなあ〜と思いつつ、さあ、今から自分の車を置いている嘉麻峠小石原民芸村の登山口へ帰らねばならない。バスは通ってない。そんなことは百も承知だったが・・・。
贅沢にも交通手段はタクシーしかない。
仕方なく 「だんごあん」でタクシーを呼ぶと、5分程度でタクシーが到着した。


タクシーの運転手さんは小石原まで走ったことがないらしく、ナビのお世話になった・・・。

が、どうしたことか、すぐに道を間違えてしまった。ロスタイムは7〜8分程度だったと思う。

そして、本当の道筋を確認できたと同時に、とんでもないバケツをひっくり返したような、ドシャ降りになった。
あと少しでも下山が遅ければ、私もきっとずぶ濡れになったことだろう。



タクシーは道を間違え時間をロスしたので、焦って雨の中を飛ばすだけ飛ばして 10、嘉麻峠小石原民芸村登山口へ向かった。なんとか無事に到着。雨はいつの間にかあがっていた。時刻は14時57分メーターは6430円だった。
だが運転手さんが道を間違えたので結局、
6100円と言われた。
この出費も、急に思い付いた単独の縦走だったので、交通事情が不便な時は仕方がない。と、自分に言い聞かせた。しかし、できれば、車2台で行くか、3〜4人での縦走ならタクシー代をワリカンしたら安くなる。そんな反省も含めた嘉麻三山の縦走だった。

あ〜〜〜 そんなことより、カメラの故障の方が痛手である(笑)。

背後のカラー
 
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