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野河内〜林道〜水無鍾乳洞駐車場〜水無登山口〜

オオキツネノカミソリ群生地〜井原山山頂  往復

 
 オレンジ色に染まる井原山
 
 2011年7月31日
 
夏真っ盛りの日曜日、脊振山系の井原山にオオキツネノカミソリ鑑賞を目当てに出かけた。
群生地に着くと、辺り一面がオレンジ色の花で埋め尽くされていた。
「10年に一度の開花」だと常連の方が言っていたそうで、これほど見事だとは思わなかった。
歩くのがとても楽しい一日だった。





登山道沿いに咲き誇るオオキツネノカミソリ


<コース概要> 

1、野河内 7時01分 〜 2、林道 〜 3、水無鍾乳洞駐車場 〜 4、水無登山口 〜
5、
オオキツネノカミソリ群生地 〜 6、井原山山頂 〜 7、オオキツネノカミソリ群生地 〜
8、水無鍾乳洞第1洞 〜 9、水無登山口 〜 10野河内 13時03分  


 


道路沿いのトイレのある広場  6時59分

公衆トイレの横に車を停めて出発。
道路を渡り、野河内渓谷遊歩道へ。
滝の見える食事処「滝やま荘」の方へ進む。

  
 川の流れる音がする 

 
 


1、野河内  7時01分

左に川を見ながら、滝やま荘の前の道を進んで行く。すぐに分岐に辿り着く。

   右へ進む

 





野河内渓谷見取図  左は野河内渓谷  右は野河内林道を経て 井原山へ


 


2、これから林道歩き  7時03分

コンクリートで固められた林道をテクテク歩いて行く。
まずは竹林の中を進む。


   林道 野河内線

 
 


杉林の中を歩く  7時19分

   

  アゲハチョウが水溜りで群れていた


   

          ウバユリ

 
 


室見川橋  7時43分

林道歩きは朝のウォーミングアップで丁度よい。
と、ちょっと強がりかな?

    

 






綺麗な杉林


 


見覚えのある「ジムニー」  8時01分

林道を歩いて行くと、「ん?」どこかで見たことのある車が・・・。ひょっとしてNさん?

   左へ進む

 
 


3、水無鍾乳洞駐車場  8時04分

野河内からここまで約1時間だった。
予想通り駐車場は満車である。
後から聞いたが、朝6時で満車だったそうだ。
この駐車場まで車で来ることも考えたが、混み合う中を駐車するより、野河内から歩くことを選んだ。
駐車場に入りきれない車は、林道まで溢れかえっていた。離合が大変だ。あとから来た車は右往左往していた。

 


4、水無登山口  8時05分

駐車場の奥左手から登山道が伸びている。

   丸太の橋

 
 


オオキツネノカミソリについて  8時06分

この花は、ヒガンバナ科です。高さ30〜50pの多年草です。丘陵地や山地の林内に群生しています。
当地域は西日本一の群生地と言われています。
花の見ごろは、7月下旬〜8月上旬です。
色はだいだいで5〜8p。和名は「狐の剃刀」といい、葉が細く鋭いことから、名付けられています。
  

瑞梅寺キツネノカミソリを守る会  福岡森林管理署

 


丸太の橋を渡ると・・・  8時10分

すぐに足下にオレンジ色の花が出迎えてくれる。道沿いにずっと続いて咲いている。

   
清流GOOD

 
 


丸太の橋が滑る  8時12分

丸太が少し朽ちている、しかも濡れていて、ツルツルと滑る。皆さん慎重に渡っている。

   木の階段も滑る

 







登山道の両サイドにオオキツネノカミソリがずっと咲いている



 


こうぞう岩(水無の湧水)  8時25分

下山時に汲んで帰ることにする。

   

 
 


オレンジとグリーンが美しい  8時26分

登山者があちこちで写真撮影をしていた。

  

 
 


アンの滝分岐  8時35分

清涼感ある沢沿いを上って行く。

  

 






オオキツネノカミソリの群生地に入った


 


5、群生地  8時43分

  

 







なんと美しい森だろうか  8時56分  こんな華やかな森は初めてである








群生地を抜けると大きな木が目立つようになる  9時09分






深い森を進んで行く  9時09分


 


井原山山頂まで30分の標識  9時13分

ここから本格的な急登。
このコースの中で、最初で最後の難所。


  

 
 


急登を上り詰める  9時35分

約20分、急登との格闘が終わると、すぐに尾根の縦走路と合流する。

  

 
 


笹をかき分けて進む  9時36分

足下は笹が覆い茂っている。
ツゲやミツバツツジが両サイドから迫ってくる。

  
 ハンカイソウ

 
 


山頂まであと少し  9時47分

樹林帯を抜けると山頂がすぐ近くになった。

  
 概念図

 
 


6、井原山山頂  9時49分  983m

野河内から2時間48分だった。
水無鍾乳洞駐車場近くで見つけた「ジムニー」の持ち主のNさんが山頂の岩の上でのんびりと景色を眺めていた。
山頂は360度の景色が堪能できる。
多くの登山者(約30人)が腰を下し、休んでいた。

私たちも少し早いが昼食にすることにした。





雷山方面を望む  左の奥にうっすらと浮岳が見える。





山頂風景





背振山方面を望む  金山〜背振山の稜線





福岡タワーやヤフードームなども見えた




 


Nさんと情報交換  10時33分

単独で来ていたNさんと一緒に下山することにした。赤い帽子が遠くからでも確認できました。

   ツユムシ?

 
 


井原山を下山開始  10時34分

登って来た登山道を戻る。
まだ時間が早いので、下から急坂をどんどん上ってくる。登山道では「お先にどうぞ」「すみません」とお互い譲り合ってとても気分がいい。
小さな子供さん連れのファミリーが多いのでびっくりした。
さすが井原山は市民から愛されているのがよく分かる。急坂を滑らないように注意して下山した。





やっと急坂が終了。 山頂まで行かず、ここで遊んでいる家族連れも多いようだ。 11時04分


 


7、オオキツネノカミソリ群生地  11時19分

下山時もオオキツネノカミソリをゆっくり鑑賞、写真撮影をしながら下山する。

  
 開花寸前の蕾

 






                          オオキツネノカミソリ群生地






          皆さん、お花を見ながらの山歩きなので、なかなか前に進まない(笑)



 


こうぞう岩(水無の湧水)  11時51分

湧水をペットボトルに入れて持ち帰る。
冷たくてとても美味しい。


   シシウド

 
 


水無登山口手前の丸太橋  12時03分

この丸太の橋を渡らず右に進む。
Nさんが「天然クーラーがあるよ」と教えてくれた。


  

 


8、水無鍾乳洞第1洞        12時04分

4〜5人がこの穴の前に立っていた。近づくと、この穴からとても冷たい風が吹いてくる。

最初は冷たくて気持ち良かったが、3分もしないうちに寒くなった。あわててこの場所を離れると一気に、む−っと暑くなって、メガネが雲ってしまった。これぞ天然クーラー。

是非自宅に欲しいものだ。

 
 


9、水無登山口へ戻る 12時08分

登山ボックスの中に「糸島の山歩き」のパンフレットがあったので頂戴しました。

  

 
 


駐車場は相変わらず満車状態  12時09分

Nさんとはこの先の林道入り口でお別れです。
私達はまだ林道を歩いて帰ります。


   蝉のぬけがら

 
 


10野河内到着  13時03分

約1時間の林道歩きで野河内に戻ってきた。
清流の気持ちのよい音が疲れを癒してくれる。

  
  

 
 


 

道路沿いのトイレのある広場 13時12分

下山完了。広場は車で満杯になっていた。

  

 


合計約6時間の山歩き(16500歩)だった。
オオキツネノカミソリを初めて鑑賞し、九州百名山の井原山のニューピークにも立つことが出来てとても満足だった。
ただ、下山時に女性の登山者が、オオキツネノカミソリを花束のようにして持ち帰っているのを見て、少々がっかりした。花が好きなのはわかるが・・・・。
それにしても、今日一日はオレンジ色の花のお陰で楽しい山歩きができた。
お疲れ様でした。

                                                              
 背後のカラー 
 

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