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古場岳登山口〜井原山〜雷山〜古場岳登山口

 

井原山・雷山 周回

 

2013年7月14日

2年振りの背振り山系。今回は福岡県糸島市と佐賀県佐賀市に跨る井原山(いわらやま)と雷山(らいざん)である。私にとって雷山はニューピークなのでちょっと嬉しい気分で車を走らせた。しかし、遠くからみた背振りの山並みの上部は雲に覆われていた。どんよりとした上空だが、山腹には日が射している部分もあるので雲が晴れることを期待して、佐賀県側の古場岳(こばだけ)登山口に向かった。





ハンカイソウとアサギマダラ


<コース概要>

1、古場岳登山口  7時21分 〜 2、鉄塔 〜 3、井原山山頂 〜 
4、キトク橋・アンの滝への分岐  〜  5、洗谷への分岐  〜  6、古場岳への分岐  〜 
7、雷山山頂 〜 8、古場岳への分岐 〜 <布牧林道> 〜 
9、古場岳登山口付近の路上駐車場所  11時59分



               
 

古場岳登山口付近の路上  7時17分
北九州から早朝出発。2時間30分を要してようやく登山口に到着した。しかし、古場岳登山口には駐車スペースがないので、少し離れた道幅の広い場所に路上駐車することにした。
この道は雷山横断林道である。駐車場所はこれから井原山へスタートする古場岳登山口と雷山から下りてくる布牧林道下山口の間に位置している。他の登山者らしき車は1台もない。

 

合歓(ねむ)の木の花が綺麗  7時19分
車道を彩る合歓の木。葉は夜になると眠るように閉じるので、「眠りの木」とも呼ばれるらしい。

   ピンクと白

 

1、古場岳登山口  7時21分
駐車した場所から4分で登山口に到着した。
古びた道標が目に付いた。

    わかり難い

 

さあ登山道へ!  7時22分
登山口をスタート。まずは民家(別荘?)が点在する中、コンクリートの道を歩いて行く。

   ゆっくりと 

 

コンクリート道を真っ直ぐ上る  7時30分
登山口から10分程度でコンクリートが途切れ、いよいよ本格的な登山道となった。

   7時33分

 

林道に出会う  7時46分
ガレ場から杉林を抜け、笹をかき分けて進むと林道に出た。正面の標識に従って左へ進む。

   蒸し暑い

 

すぐ右に鉄塔が現れた  7時47分
林道を真っ直ぐ進みたくなるが、よく見るとコースは鉄塔の方へ伸びている。

  
 右斜め上へ

 

2、鉄塔の上は視界不良  7時48分
上を見ると雲が低く垂れ込めている。どうやらお天気の回復は見込めないようだ。

   鉄柵に沿って

 

井原山山頂を目指す  7時53分
多くの登山者が登っているのだろう。登山道はしっかり踏み固められて分かり易い。

   あと少し

  山頂は雲の中  8時16分
もうすぐ山頂なのだが、雲に覆われて視界が利かない。残念だが仕方ない。

   カキラン
 

3、井原山山頂  8時18分  983m
登山口から57分で、あっという間に山頂に到着!しかし、ご覧の通り山頂は360度真っ白。
山頂碑の近くで栄養補給をしながら休憩。

   山頂気温 21℃

 

大田さん(左)とT師匠  8時28分
山頂で休んでいると単独の登山者が真っ白な雲の中から突然現れた。井原山の常連さんだった!挨拶を交わし少し話していると、大田さんとT師匠は同じ知り合いがいることが分かり盛り上がった。先月の6月末に西日本新聞社から発行になった登山情報誌「のぼろ」の話題で会話が弾んだ。会話の内容からして、かなりの健脚であるとお見受けしました。

 

重い腰を上げ雷山へ  8時40分
私達が山頂にいる間に一組のご夫婦が登って来た。「三日前にも登りました」と、こちらもまた常連さんでした。どこの山にも常連さんがいらっしゃいます。さすがです。頭が下がります。
さて、私たちの次の目標は雷山なのだが・・・。
雷山はどこ?井原山から本当は見えるはずの雷山への稜線が見えない。ちょっとがっかりだが、雷山への標識を確認して先へ進んだ。

 

雷山へ出発  8時41分
<参考>下の写真は2年前(2011年7月)に同じ場所から撮影した雷山への稜線。

  
 2年前

  4、キトク橋・アンの滝への分岐  8時46分
アンの滝にも一度行ってみたいものだ!

   雷山へ
 

低木帯と笹の道  8時55分
笹の覆い茂る道をリズムよく歩いて行く。雷山へは小さなピークを三度越え、4度目のピークが雷山となるようだ。井原山を離れるにつれお天気が良くなってきた。要するに井原山の山頂部分にだけ雲がかかっていたのだろう。T師匠も先程まで着ていたレインウェアを脱いで足取りも軽くどんどん進んで行く。私はと言うと・・・「待ってくれ〜」なかなか言い出せない()

 

5、洗谷への分岐  9時06分
洗谷へのコースは上級者向きと書いてある。しかも巨岩崩壊の恐れがあると警告してあった。

   注意!







霧の中の尾根歩き  こんなシチュエーションも良いものだ!  9時08分





 
ヤマブキショウマ



何の実?





霧の中の縦走だがいろんな花やチョウに会える


 
アサギマダラ


オカトラノオ

 

縦走途中の標識  9時34分
井原山山頂からここまで53分かかっている。
しかし、花やチョウを撮影しながら楽しく歩いているのでそんなに時間が経ったとは思えない。
ちょっとペースが遅いかもしれないが、どちらにしても井原山から雷山までの中間地点は過ぎていると思われる。






緩やかな尾根歩きの途中、雲も晴れて福岡市内の福岡タワーなどが遠望できた。  9時41分




 




 

944mピーク  9時52分
振り返ると井原山が確認できた。
山頂が見えたと思ったらまた隠れる。とても雲の流れが速い。ここも今は視界がいいが、この後は全く予想がつかない。
そういえば、今日は落雷注意報が出ていたことを思い出した。このような稜線上でそんなにゆっくりもしていられない。「今日のお天気は神様に祈ろう!」 
そう呟きながら悠長におにぎりを一つ頬張った。

 

944mピーク 雷山へ向け出発  10時03分
休憩を終え縦走を続けた。
前方奥には雷山の山頂が顔を出している。


    10分休憩 

 

尾根道を順調に歩く  10時15分
ハンカイソウが咲く笹の縦走路から林に入ると、最初は暗かった林に光が射してきた。

   木漏れ日

 

6、古場岳への分岐  10時21分
下山はこの分岐から下って行く。雷山山頂を踏んだ後、またここまで戻ってくることになる。

   雷山へ

 

雷山山頂近し  10時23分
この林を抜けると山頂のはずである。足下を見ると紫色の花がポツポツと咲いていた。

   ウツボグサ

 

大きな岩が見えてきた  10時28分
この岩を通り過ぎると山頂広場になる。
「おっ〜結構広い山頂だ!」何人か先客がいるようだ。


   横長く広い山頂

 

7、雷山山頂  10時29分  955m
ニューピークである雷山山頂に到着。まずはT師匠(左)と記念撮影。お天気は回復してきた。

   いい眺め

 
  雷山山頂風景  10時39分
私たちとほぼ同時に別のルートから引率の先生と共に女子大生らしき9人グループが上ってきた。彼女たちは元気ハツラツ!山頂標識の後ろにある大岩に登ってポーズを決めて記念撮影をしていた。10分程休憩すると、円陣を組み、掛け声上げて私たちの歩いてきた井原山方面へ行ってしまった。






 雷山山頂から井原山を望む  10時40分  中央の一番奥に見えるのが井原山



 

雷山山頂からは3コースあるようだ。

  

 

山頂で昼食を食べていたら・・・  10時44分
山頂で記念撮影をし、一通り周囲の景色を堪能してランチタイムにした。ところが、5分もしないうちにみるみると上空が暗くなり、怪しい雰囲気になってきた。昼食は急いで済ませて下山することにした。雷山で本当の雷(カミナリ)様には会いたくない!そんな冗談はさて置き、強い雨が降る中、レインウェアも着ることなく先程歩いてきた林の中まで小走りで逃げ込んだ。

 

林の中で雨宿り  10時59分
雷山山頂から林に駆け込んでレインウェアを着た。
一眼レフカメラもザックに入れてザックカバーを付けた。ちょっと慌てたがこれくらいで済んでよかったと思う。幸い雷は発生しなかった。

今日の目的である、井原山と雷山の山頂は踏んだことだし、慌ただしいが今日はこのまま下山することにした。雷山山頂に名残を惜しむ暇もなかった。またゆっくり訪れたいと思う。

 

8、古場岳への分岐  11時02分
先程の分岐に戻ってきた。ここから古場方面へ下ることになる。

    雨足が強い

  植林帯を下って行く  11時08分
あとはどんどん下るだけ。幸いなことに下るにつれて雨も止んできた。植林帯を抜けるとまた自然林の中へ突入!

    足下注意!
小さな木の橋を渡る  11時33分
橋を渡るとそこは布牧林道からの登山口だった。
この木の橋は雨に濡れると滑り易い。

    
登山口の標識
  舗装された布牧林道を下る  11時35分
10分も歩くと通行止めの鎖がある。
今朝車を停めた雷山横断林道に合流した。


   下山完了!
  神水川橋(しおいがわばし)  11時58分
雨の上がった雷山横断林道を心地よい疲労感の中、車に向かった。

   しおいがわばし
  9、古場岳登山口付近の路上  11時59分
車が一台増えていた。4時間42分の山歩きでした。
お疲れ様でした。
帰路途中、三瀬温泉「やまびこの湯」に浸かって疲れを癒しました。


   やまびこの湯

訪問ありがとうございました。
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