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吹上峠駐車場〜大平山〜四方台〜貫山〜
                      四方台〜中峠〜茶ヶ床園地〜吹上峠駐車場

 

吹上峠からの 平尾台

 

2014年9月7日

 
今回は、同級生M原君から「平尾台に行こう!」とお誘いを受け、いざ平尾台へ!
意気込んで早朝7時前に吹上峠駐車場に到着したが、残念ながら広大な大地は濃霧に覆われ山は殆ど見えない。正直、ガッカリ! しかし、だからと言って引き返すことも出来ず、「その内に霧も晴れるだろう」と期待を込めてスタートした。でも甘かった。




霧の中を進む(大平山)

<コース概要>

1、吹上峠駐車場  6時57分 〜 2、散策路入口 〜 3、大平山(おおへらやま) 〜
4、塔ヶ峰への分岐 〜 5、四方台 〜 6、貫山 〜 7、四方台 〜 8、中峠 〜 
9、茶ヶ床園地(昼食) 〜 10、吹上峠駐車場  12時33分



               
 

1、吹上峠駐車場到着  6時35分
辺りは濃霧で景色は全く見えない。せっかく楽しみにしてやってきたのに残念だ!車の後ろにヤブランがひっそり咲いていた。

   ヤブラン

 

吹上峠駐車場をスタート  6時57分
準備を整え、濃霧の中をスタート。東屋のある駐車場の隅から道路に降り、ななめ左に道路を横切るとそこが散策路の入口だ。

   ツユクサ

 

2、散策路入口  6時58分
いよいよ散策路に突入!「さあ行くぞ!」
でもこの霧がちょっと気持ちを鈍らせる。まずは大平山(おおへらやま)を目指す。

   入口標識

 

霧・霧・霧→涙・涙・涙  7時12分
霧の発生で辺りが全く見えないので、楽しみは草花の観賞だけになる。散策路から足下をキョロキョロしながら歩くと・・。

    カタツムリ


 


登山道に咲く花々


ムラサキツメクサ


サイヨウシャジン


ニラ


クズの花


シロバナサイヨウシャジン


ヤマヒヨドリの蕾?


キセワタ


メマツヨイグサ


水滴のついたクモの巣





 霧で前が見えない  7時24分  登山道を見失わないように歩く




 

石灰岩の間をすり抜ける  7時26分
相変わらず視界不良。散策路入口から800mも上ってくると、白いモンスターたちが沢山出迎えてくれる。幻想的な風景だ!

    標識確認





3、大平山(おおへらやま)山頂  7時45分  586m



 

山頂からの風景は・・・  7時53分
悲しい風景。ただ、汗ばむ身体にそよ吹く風は気持ちいい。真っ白なスクリーンに目の前に広がる羊群原を想像する。綺麗だ!()

   キンミズヒキ

 

大平山をスタート  7時54分
このような状況ではなかなか気合も入らないが、山頂で約10分休憩して先へと進む!ポツンとオレンジ色が目に留まった。

   ノヒメユリ

 

分岐に出会う  7時59分  真っ直ぐ進む
分岐表示を見ると、右は茶ヶ床園地、真っ直ぐ進むと「四方台を経て貫山へ」と書いてある。我々は真っ直ぐ貫山を目指す!

   確認、確認!


霧の中での平尾台

この分岐を過ぎると、歩くにつれて何度か道が分かれ「あれっ、どっち?」と言うことになる。それに加え、夏季は草が覆い茂り、主要ルートすら判明し難くなる。平尾台の丘陵では主ルートの他に細い道も多く、いつの間にかルートを外れてしまうケースもある。
晴れていて目標となる風景やルートが見えていれば、そんなに心配することもないが、濃霧で全く視界が利かない場合は、感覚が狂い自分がどこを歩いているか?また、歩いてきた道を戻ろうとしても分らなくなる。道をよく確かめ、ルート標識などを見落とさないように細心の注意が必要だ!カルスト台地の平尾台はドリーネなど窪地などに入り込むと危険である。初めて平尾台を歩く方は主要ルートから外れないように歩く事が大切だと思う。





サワヒヨドリ


オミナエシ


ウツボグザ





4、塔ヶ峰への分岐  8時25分   正面にある四方台への急登は霧で全く見えない



 

急登に挑む  8時26分
いつもなら急登を前に少し休憩をするのだが、霧で何も見えないので気負うことなくすんなり分岐を通過してしまった。

    分岐表示を確認





開花寸前のキキョウ


キキョウ


ヤマジノホトトギス






急登を上り詰めても・・・霧・霧・霧    8時42分  なんだか笑いが込み上げてきた



 

5、四方台  8時45分
正面に貫山が見えるはずなのに・・・(悲)。ここから貫山を目指す訳だが、進む方向はここの標識が指している方向ではなく、この標識の前を通過するように真っ直ぐ進む。

   右は中峠

 

バイク進入禁止の柵  8時52分
この柵を越えると道が分かれるが、真っ直ぐ右側の道を進む。それにしても霧の中のミステリー行軍は何ともコメント出来ない。

    あと一息 

  6、貫山山頂  9時10分  711m
M原君、貫山初登頂おめでとう!初めてなのに霧の貫山で可哀そう。標高は711mなので、セブンイレブンと覚えよう!()

   山頂碑
 

バイク進入禁止の柵へ戻ってきた  9時44分
山頂で少し休憩し、先程のバイク進入禁止の柵へ下って来た。登山道の赤土はヌルヌルしてとても滑りやすい。転倒注意だ!

   自然公園法順守!

   7、四方台  9時52分
四方台に戻ると同時に前方から7人のパーティーがやってきた。我々はここから左に進んで中峠〜茶ヶ床園地を目指す。

    ヤマハギ?
 

中峠〜茶ヶ床園地を目指す  9時53分
少しだけ空が明るくなった。霧が晴れ始めたようだ。あまり期待せずに先へと進む。

  
 中峠へ






ナンバンギゼル




ハバヤマボクチ





中峠に下る途中5人のパーティーが上ってきた  10時09分  霧の中でも楽しそうだ!





徐々に霧が晴れて平尾台の全景が見えるようになってきた  10時30分



 

中峠・茶ヶ床園地への分岐  10時32分
夏草に覆われた平尾台の丘陵、そして正面の岩山がはっきり見える。霧が晴れて嬉しいような、悔しいような複雑な心境だった。

    中峠へ





ノコンギク


カワラナデシコ



ノアズキ


ヒメジョオン?



ヤシャブシの実



 

中峠への分岐  10時40分
快調に下ってT字路に突き当たった。右は大平山。我々は左へ進み、中峠経由で茶ヶ床園地へ向かう。

    茶ヶ床迄 900m



コウゾリナ


ゲンノショウコ


ミシマサイコ






8、中峠  10時44分   舗装道路に出て右に進む


 

 

中峠から茶ヶ床園地へ  10時44分
ここから茶ヶ床園地まで舗装道路を下って行く。茶ヶ床園地に近付くにつれて少しずつ青空が見えてきた。

   お腹減った!

9、茶ヶ床園地  10時59分
いつの間にか、吹上峠駐車場を出発して4時間が過ぎていた。ここ茶ヶ床園地の駐車場は満車で、路上に車が溢れていた。

    満車の駐車場

 

茶ヶ床園地の東屋で昼食  11時02分
ラッキーなことに東屋が一つ空いていた。ここでゆっくり昼食。食後はM原君からドリップコーヒーを入れてもらって大満足!

   ゆったりした時間






見事な花冠(シロツメクサ&ムラサキツメクサ&サイヨウシャジン) 11時55分
昼食も終えスタート地点の吹上峠まで戻ることにした。駐車場に降りる際、柵の柱に綺麗な花冠がかけてあった。しかしここは平尾台。いかなる植物の採取もダメなのです! 




 

吹上峠駐車場へ  11時55分
駐車場に併設されているトイレに寄った時、トイレの中に1枚の貼り紙があった!それは昨年11月、この平尾台で行方不明になった方の捜索の貼り紙だった。とても残念なことである。「安全第一」を心に刻む。
吹上峠駐車場への進行方向は下の駐車場に降りて左に進む。道ははっきりしている。すぐに鎖のゲートにさしかかる。

 

鎖のゲートを越える  11時56分
駐車場から1分で鎖のゲートにさしかかる。この鎖を越えて10分程歩くと分れ道がある。この分れ道を右に進む!

    右の細い道へ

 

ドリーネ下穴の横を歩く  12時09分
左側はドリーネなのだが、夏草が覆い茂りよく分らない。散策路も次第に夏草に覆われてはっきりしなくなるが、とにかく直進!
ドリーネについて
代表的なカルスト地形のひとつで、雨水や地下水によって石灰岩が溶けてできるすり鉢状のくぼ地です。中には深く落ち込んでいるものがあり危険です。(説明看板より抜粋)

 

散策路の標識(分岐)  12時15分 
真っ直ぐ進むと「平尾石仏」と書いてあるが我々はこの分岐を左へ「吹上峠駐車場」「自然観察施設」方面に進む。

     左へ

  散策路入口へ到着  12時28分
先程の分岐から道なりに進むこと13分。散策路の入口(車道)に無事到着した。

    右へ






吹上峠駐車場を目指し車道を歩きながら右側を見ると、青空の下に今朝歩いた大平山がくっきり見えるではないか!大平山の斜面では10人程の登山者が上っていた。いいなあ〜。



 

10、吹上峠駐車場  12時33分
出発して5時間36分で戻ってきた!考えてみると殆どが霧の中の山歩きだった。しかしさすが平尾台、天候には恵まれなかったが、草花はたくさん見ることができて満足の山行となった。気候の良い秋はまだまだ続くので、また近いうちに歩いてみたいと思う。
M原君も満足できたかな?
今度は一緒に九重連山を歩こう!

 

お疲れ様でした〜。


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背後のカラー