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茶ヶ床園地〜不動山〜風神山〜大かんの台〜
                       風神山〜不動山〜堂金山〜茶ヶ床園地

 

茶ヶ床園地からの 平尾台  花散策

 

2014年5月24日

 

前日の夕方、H師匠から「平尾台のシランが綺麗ですよ」とメールが入った。私はまだシランの花の最盛期にお目にかかったことが無かったので、すぐに同行を願い出た。いつもの茶ヶ床園地に車を停めて群生する目的地に向かった。シランは勿論のこと、タカサゴソウ、カノコソウ等の花々もたくさん開花しており、ゆっくり花を見ながら石灰岩の丘陵地を散策した。





ポカポカ陽気の中、シラン(紫蘭)の花が咲く丘陵地を気分よく歩く

<コース概要>

1、茶ヶ床園地駐車場  7時25分 〜 2、不動山 〜 3、風神山 〜 4、大かんの台 〜
風神山 〜 不動山 〜 
5、堂金山 〜  
6、茶ヶ床園地駐車場  10時32分



               
 

茶ヶ床園地駐車場  7時04分
ムラサキツメクサの咲く茶ヶ床園地に到着すると、
既に5台の先着車。隣の車の老夫婦は常連さんらしく、元気よく出発して行った。ここ平尾台も野焼きが終わって早や2ヶ月半が経過、台地には濃い緑が戻り、花々もたくさん顔を出している。今日は「最盛期のシラン」を目的に平尾台へやって来た。

どうやら暑い一日になりそうだ!






まだ7時過ぎだと言うのに朝日がグングン昇って陽射しが強くなってきた! 7時06分




 

天然記念物 平尾台の石碑  7時09分
東屋のある休憩広場の隅に「天然記念物 平尾台」と文字が入った石碑が立っている。

    シロツメクサ


平尾台は日本三大カルストで、国指定天然記念物、北九州国定公園に指定されている。 



 

1、茶ヶ床園地をスタート 7時25分
日焼け止めクリームを手や顔に塗りこんで、H師匠と二人でスタート!茶ヶ床園地のトイレから右に曲がって一旦車道を歩く。

    車道へ

 

車道から散策路へ  7時27分
茶ヶ床園地のトイレから1分程歩くと、車道の柵に切れ間がある。柵に「千仏洞、堂金山」の表示がある。ここから左に入って行く。

   散策路入口

 

400m程歩くとまた車道  7時33分
雑談しながら歩いているとすぐにまた車道に出ることになる。車道に出て左に進むと千仏鍾乳洞へ続くが、我々は車道を右へ。

   車道歩き開始

 

車道を歩く  7時35分
右に一本の大きな木、その向かい側に散策路の入口があり、「堂金山・不動坂」「大かんの台」の表示がある。そこから散策路へ入ってもよいが、我々は通過して、更に車道を歩いた。

   もう少し車道を

 

車道の三叉路  7時39分
車道を歩くこと6分、三叉路に到着である。ここの大きな看板の裏側から散策路が伸びている。柵の切れ間からフィールド内へ!

    ここからが本番






石灰岩に沿うようにシランの花が咲いている



 

シラン(紫蘭)
平尾台は春から夏にかけてたくさんの花が咲き乱れる。誰もが周知の花の宝庫である。シランの濃い紫色の花びらが風にそよぐ姿はとても可憐で品がある。
丁度朝日を浴びて、目覚めている最中のようだった。そんな花々を見ながらのんびり歩く花散策は、日頃のハードな登山とは違い、心に余裕が生まれる。

 

2、不動山  8時05分  404m
茶ヶ床園地の駐車場をスタートして40分、不動山に到着した。朝日が昇るにつれて陽射しが益々強くなってきた。

    右に進み風神山へ!






ヒゲ状になったオキナグサ・・・翁(オキナ)の状態  8時07分




 
タカサゴソウ



ウマノアシガタ
毒があるので牛は食べないらしい。






不動山からのんびり歩いて風神山を目指す  8時13分




 

3、風神山  8時32分  418m
なだらかな丘陵地を気分よく歩いていると、いつの間にか風神山のピークだった。

    山頂標識



 ノアザミ

 
シラン






祠のある風神山から大かんの台を望む  8時34分




 

風神山の祠  8時35分
祠の台座には右から「明治丗二年五月廿五日三山中」と刻まれている。

   参拝


石灰岩群の中に祀られた祠   古人の信仰に敬意を払う



 

4、大かんの台  8時45分  428m
風神山よりブラブラ歩いて13分、あっという間に
「大かんの台」山頂へ到着。


    山頂標識






 大かんの台からラクダ山を望む  8時46分   機会があれば登ってみたい




 

休憩後、往路を引き返す 
大かんの台で暫く景色を堪能しながら休憩。本日の花散策はこの辺りでUターン。往路を引き返して風神山へ戻ることにした。
風神山の向こうには大平良山、貫山、そして周防台〜桶ヶ辻の稜線が見える。考えてみると、広大な平尾台もH師匠の詳しい道案内でその概要がほぼ理解できつつある。感謝。

 

ノイバラ


オカオグルマ






シラン(紫蘭)の花が咲き乱れる






知る人ぞ知る「ラクダ岩」





素晴らしいシランの競演 




 

5、堂金山  9時58分  404m
花を見ながら風神山・不動山を通過し、そのまま尾根を伝って堂金山まで歩いて来た。

  
  山頂標識

 

ヤブレガサ


ナルコユリ






カルスト台地の絶景  10時01分  奥に見えるのは大平山(おおへらやま) 




 

道を辿ると車道、左へ  10時08分
堂金山を下ると車道に出た。右に曲がると千仏鍾乳洞の入口に続くが、我々は左に進む。

   千仏鍾乳洞入口

車道から散策路へ  10時11分
ここからは今朝歩いた道になる。平尾台にはこのような散策路が沢山ある。

    あと400m






広大なカルスト台地を見ながら




ジャケツイバラ




ジャケツイバラの撮影に夢中。


 
カノコソウ



ウツボグサ






茶ヶ床園地に戻ってきた  10時30分



 

6、茶ヶ床園地駐車場  10時32分
ゴールしてみれば所要時間はたったの3時間余り。
しかし、この短時間の中でもたくさんの花を見る事が出来た。平尾台だからこその充実した花散策だ。これから夏にかけてまだまだ多くの花が咲く。この貴重な花の宝庫「平尾台」を大事に守りたいものである。

H師匠、お疲れ様でした!




訪問ありがとうございました。
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