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千貫岩駐車場〜ラクダ山〜光水鍾乳洞〜千貫岩駐車場〜三笠台〜
               千貫岩駐車場〜大かんの台〜風神山〜千貫岩駐車場

平尾台 ラクダ山 

2015年11月15日

H師匠からのお誘いで久しぶりに平尾台にやってきた。前夜は雨が降って山行も危ぶまれたが、朝にはなんとか落ちついた。今回は、いつかは登りたいと思っていたラクダ山に挑戦だ!
この山を登るとほぼ平尾台を回ったことになる。11月の中旬と言うことで寒さを覚悟していたが、入道雲まで現れ、まるで夏のようなポカポカとした一日だった。晩秋、残り少ない花々を撮影しながら、のんびりとした散策となった。


        

ラクダ山山頂に立つH師匠とヤジさん(ラクダ山山頂隣りのピークから撮影)

<コース概要>

1、千貫岩駐車場 8時41分 〜 2、ラクダ山登山口 〜 3、光水洞分かれ 〜 
4、ラクダ山山頂 〜 5、光水洞分かれ 〜 6、光水鍾乳洞 〜 7、光水洞分かれ 〜 
8、ラクダ山登山口 〜 9、千貫岩駐車場 〜 10、三笠台 〜 11、千貫岩駐車場(昼食)  
12、
大かんの台 〜 13、風神山 〜 14、千貫岩駐車場  13時41分

  

 

1、千貫岩駐車場  8時41分  スタート
平尾台の自然観察センターの前を通り過ぎて約1kmで左下に広い千貫岩駐車場が見えてくる。そこが今回の拠点となる。
前夜から降り続いた雨はようやく止んだが、雲はまだどんより空を覆っている。
幸いなことに、天候は回復傾向で、晴れ間がチラチラと見えてきた。





駐車場の下には広い畑。遠くにラクダ山が見える。(左端にある尖った山)


 

駐車場から車道に出る  8時42分
まずは道路を歩き、ラクダ山の登山口へと向かう。歩道がないので車に注意!

   大根畑 

 

「平尾台自然の郷」表示を通過  8時45分
少し下ると右手に「平尾台自然の郷」への道があるが、そのまま真っ直ぐ下って行く。

    真っ直ぐ下る

 
 

2、ラクダ山登山口  8時47分
道路沿いに標識が現れた。先を見ると、登山道ははっきりと分る。

      山頂まで 1 km




登山道に入るとさっそく足下に可愛い花々が・・・

 
サルトリイバラ(山帰来)の赤い実 



リンドウ


 
ヤマジノキク

 
ハバヤマボクチ 




なだらかな登山道を上る  8時56分  登山道は笹が刈ってありとても歩き易い


 

3、光水洞分かれ  8時57分
ラクダ山と光水鍾乳洞を分ける分岐に辿りついた。鍾乳洞は帰りに寄ることにした。

    まずは山頂へ!


 
アザミ

 
セイタカアワダチソウ



石灰岩の横を通り過ぎる

 

北九州国定公園について  9時03分
北九州国定公園はすぐれた景観をもつ平尾台、皿倉山、福智山、風師山、足立山を含む地域です。特に平尾台は。カルスト地形の典型的石灰岩地として有名です。台上はゆるやかな起伏をえがき、ドリーネや石灰岩柱などが多く、地下にはたくさんの鍾乳洞があります。

(駐車場の説明看板より抜粋)





カルスト台地  9時08分  振り返ると大平山〜貫山〜周防台〜桶ヶ辻〜天狗岩が一望できる
どんよりとしていた上空が次第に青空に変わっていく



 

尾根に辿り着いた  9時10分
心地よい風に吹かれながらの尾根歩き。足下には時おり黄色い花が顔を出す。

    シマカンギク






石灰岩採掘場  9時15分  右を見ると、山が削り取られてフラットになっている。
「何か走っている!」と思ったら、石灰岩の白い台地を悠然と走る一頭のシカがいた






朝日を浴びて 9時18分 ラクダ山が近づいて来た。朝日のせいなのか神々しく感じた。





遠くに香春岳が顔を出す(左)そして、対峙する牛斬山も確認出来る(右)



 

ラクダ山の急斜面  9時25分
周囲の景色を楽しみながら歩いているとあっと言う間に山頂直下までやってきた。
最後は結構な急登を必死で上った。前夜の雨で土が滑り、少々歩き難い。
足下の花に気を取られていると、先行の二人に離されていた。
「これはまずい」と追いかけた。

  4、ラクダ山山頂  9時28分  485m
駐車場からたったの47分だった。山頂でH師匠とヤジさんは登頂時間をメモしている。
 
     なぜこの名前?

山頂から先を眺めると、すぐ下にピークが見えるので行ってみることにした。

 




ラクダ山山頂からすぐ下のピークを望む  9時30分  笹が覆い茂っている

 

 

下のピークからラクダ山頂を望む  9時34分
H師匠はラクダ山の山頂で写真撮影。
私とヤジサンは伸びた笹をかき分けて下のピークへ。周囲の景色を眺め、のんびりとした時間が過ぎて行く。必死に上る登山と違って、平尾台ではゆったりとした時間を楽しむ山歩きである。花も多種多様で、女性に人気のあるのもうなずける。






ラクダ山へ伸びる一本道  9時34分  まるでラクダの背中を歩くようだ!

下のピークからラクダ山山頂へUターン


 



ラクダ山山頂に立つH師匠とヤジさん  9時36分  左奥には石灰岩の採掘場が見える


 

ラクダ山山頂で記念撮影  9時41分
記念写真を撮った後に下山開始。

    快晴に!


 
ムラサキセンブリ
 


晩秋の平尾台だが、花はまだ残っている。

 




快調に下山  10時09分  雲を見ると夏空のようだ

 



 

コウゾリナ



 

5、光水洞分かれ  10時26分
往路に通過した分岐に辿り着いた。ここから光水鍾乳洞へ向かう。

      光水鍾乳洞へ

  道の左右はドリーネ?  10時27分
道は草刈りされているので分り易かった。
しかし、左右の繁みには所々窪地があり、それはきっとドリーネではないかと思った。
このような場所は道を外さないように歩くことが肝心だ。万一、ドリーネの穴に落ちてしまったら?と思うとゾッとする。
  どこが鍾乳洞?表示はない  10時29分
先ほどの分岐から3分も歩くとこんもりとした林に辿り着いた。どこが鍾乳洞なのか?ウロウロと探す。すると斜面の下の方に大きな口を開けた鍾乳洞(崖)が現れた!
鍾乳洞を見つけた瞬間、後ずさりした。石灰岩は苔生して、どこまで下に続いているのだろう?これは大きな落とし穴だ。危険だ!




6、光水鍾乳洞  10時30分  鍾乳洞を覗き込むH師匠
知らずに歩いて落ちてしまったら・・・私は怖くて近寄れない。
平尾台はこのような場所があるので、むやみに歩きまわることは出来ません!




 

7、光水洞分かれ  10時35分
鍾乳洞見物も終え、先程の分岐に戻り登山口へと向かう。陽を浴びてリンドウが開花。

    ビューティフル

 

車道が近くなった  10時45分
登山口に下る道沿いにはたくさんのサルトリイバラが赤い実をつけていた。

    赤く光る

  8、ラクダ山登山口  10時48分
ラクダ山と鍾乳洞見物、のんびり散策が終了。ヤジさんは道標下の花を撮影中。

   駐車場へ 
 

9、千貫岩駐車場  10時56分
秋なのに空には入道雲?気温も高く、薄い長袖シャツ一枚で十分だった。

     タンポポ


昼食時間にもまだ早いので、駐車場の裏にある三笠台に行ってみることにした。  



 

駐車場・東屋横の階段から  11時02分
ザックを車に置いて軽身で三笠台へ!散策路の標識が立っているのですぐにわかる。

    真っ直ぐ上る






振り返ると下に駐車場。左奥には先程登ったラクダ山。 11時06分



 

10、三笠台  11時07分  433m
駐車場から三笠台まで5分だった。しかし、ここの展望も最高だ!

    平尾台を一望





三笠台からのパノラマ  11時08分  貫山方面





三笠台からのパノラマ  11時10分  ラクダ山方面

 




ハバヤマボクチがドライフラワーに



 

11、千貫岩駐車場(昼食)  11時33分
三笠台での散策も終わり、駐車場に戻って昼食にすることにした。
 
     昼食タイム



 

そして昼食後、また散策に! 今度は「大かんの台」と「風神山」だ!

 

「大かんの台」へ  12時27分
先ほどの三笠台への散策路標識から右に曲がって広い道を進んで行く。

     メハジキ

  畑の横に大きな1本の木  12時32分
斜面では無数のススキが穂を揺らす。

     圧巻
  あれっ、野焼き?  12時37分
石灰岩と台地が黒く焦げている。春の野焼きと違って、防火帯を作っているようだ。

    黒焦げ状態 

平尾台の野焼きは春だけかと思ったら、秋にも行われていた。知らなかった!


 



黒く焼け焦げた防火帯  12時40分  荒涼とした風景もいいものだ

 



ゴツゴツした石灰岩の防火帯を歩き、「大かんの台」に向かう  12時42分



 
 

12、大かんの台  12時43分  432m
駐車場から26分で「大かんの台」へ到着。
標識の裏手に赤いものがたくさん見える。

   マユミ






「大かんの台」の先端から、今朝歩いたラクダ山(左)を望む  12時47分  

ここから見るとラクダの背中に見えるような、そうでないような?


 

青空広がる平尾台  12時53分
今日はホントに暖かい。防火帯の横で、陽射しを浴びた黄色い花が光っていた。

    ヤクシソウ?

  風神山へ  12時59分
大かんの台からUターンして今度は風神山へと向かった。防火帯をゆっくり歩く。

    
  13、風神山  13時04分
風神山に祀られた祠の台座には「明治丗二年五月廿五日三山中」と刻まれている。

    手を合わせる



風神山から天狗岩を望む
  13時05分  天狗岩の下の斜面にも防火帯が切られている。

天狗岩から右斜め下の谷に橋が見える。この橋は、今朝ラクダ山から見た石灰岩採掘場から、地下を通して破砕した石灰岩を運搬するベルトコンベアである。この橋から更に桶ヶ辻の地下を通り苅田まで運ばれるそうだが、そのベルトコンベアの長さは全長12kmと言うことだ。 



 

花散策しながら駐車場へ  13時29分
畑の周りには、イノシシ除けだろうか?高電圧線が設置されている。

     危険! 


 
クルマバナ
 

セイヨウタンポポ

 
ヘビイチゴ

 
ムラサキツメクサ
  14、千貫岩駐車場  13時41分
広い駐車場には、散策に訪れる人が我々の他に数人程度。静かな平尾台だった。

    散策終了!

本日のスマホの歩数計は9545歩。 約5時間、平尾台で遊びました。

お疲れ様でした。
 



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