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別所駐車場〜奉幣殿〜梵字岩〜鬼杉〜南岳〜
       中岳〜<バードライン>〜野営場〜別所駐車場

 

紅葉映える 英彦山

 

2014年11月3日

 

今回は紅葉する英彦山を思う存分歩き回った。考えてみると英彦山の紅葉を見るのは5年振りになる。連休、しかも紅葉シーズンの英彦山だけあって登山者も多く、人気の中岳山頂はとても賑わっていた。それにしても初めて立ち寄る梵字岩はとても興味深かった。メンバーはH師匠、ヤジさん、Y本さん、K高さんの精鋭4人+私の総勢5人である。いつものようにしんがりを務めました。




紅葉する英彦山   山肌が色付き、めっきり秋の装い

 

<コース概要>

1、別所駐車場 7時44分 〜 2、奉幣殿 〜 3、梵字岩 〜 4、鬼杉 〜 
5、
南岳(昼食) 〜 6、中岳 〜 7、野鳥の森観察路入口 <バードライン> 〜 
8、
英彦山野営場 〜
9、別所駐車場  14時27分



               
 

別所駐車場到着  7時25分
紅葉シーズンだけあって、早朝なのにほぼ満車に近い状態だった。私が駐車場に到着したすぐ後、駐車場内で接触事故があり、これから登ろうとしている登山者の方が可哀そうだった。ほぼ同時にY本さんが到着してこれで全員集合!雑談をしながら準備開始!
気温は8度と冷え込んでいる。今日の紅葉はどうだろう?期待が膨らむ。

1、別所駐車場をスタート  7時44分
さあ、元気なロートル軍団5人衆が出発だ!
交差点を高住神社方面の左へ進む。100m程進み車庫のある角を右に上って行く。

   ひんやり寒い

 

九州西国第一番札所  7時51分
民家の間をすり抜け、坂を上って行く。すると札所が現れ、手を合わせて先へと進む。

    金堂?

 

舗装された林道を横切る  7時53分
札所の前を通り過ぎ2分程歩くと舗装された林道に出会う。ここを左に曲がり10メート程進んですぐに右手の道へと入る。

  
 林道を横切る 

 

柵を越え更に進む  7時54分
落ち葉の積もった道を進むと、前方に大きな建物が見えてくる。それは修験道館だった。

   宝物を展示 

 

旧政所坊跡・庭園  7時59分
この庭の中を通り抜けて奉幣殿へと向かう。振り返ると、奥に修験道館が見える。

   説明看板

 

道は奉幣殿の裏側に続く  8時01分
庭園を抜けて奉幣殿へと向かう。途中、紅葉谷を経て英彦山へ向かう登山道(左斜めに伸びる道)があるが、進む道はコンクリート道。

    奉幣殿の裏側

 

奉幣殿の横を歩いて表側へ  8時03分
すぐに奉幣殿へ到着した。右側を見れば、銅(かね)の鳥居へと続く参道がある。

   長い石段 

  手水舎で心清めて参拝  8時03分
奉幣殿では毎回登山安全祈願参拝をする。
聞くところによると冬場、この手水鉢にアイゼンをつけて洗う登山者がいるそうだが・・・。手水舎は参拝に来られた方が、ここで手を洗い、口をすすぎ、心を清める神聖な場所である。
参拝後、境内で準備の再確認をして鳥居を潜り、登山道へと向かった。






英彦山神宮 奉幣殿  8時06分  立派な注連縄に、大きな鈴

 



 

鳥居を潜って上へと進む  8時09分
奉幣殿の横にある鳥居を潜り登山道へと進む。階段を上り詰めたところから右へ進む。

    右へ

 

玉屋神社・鬼杉方面へ  8時10分
ここに分岐表示があるが、階段を上り真っ直ぐ進むと中岳上宮へと到達することになる。

    我々は右へ

 

展望場所  8時17分
ここから奉幣殿を望むことが出来る。

  

 

九大生物研究所への分岐を通過  8時24分
こんなところに生物研究所。行ったことがないがどのような所だろう?

    興味津々

 

学問神社への分岐を通過  8時30分
学問神社へも行ったことがない。いつもパスしている。一度行ってみるか!

   いまさら 

 

鬼杉への分岐 左へ  8時35分
ここを直進すると玉屋神社経由で鬼杉へ。左に曲がると1.8キロで鬼杉へ。

    左へ進む

 



智室社の鳥居を潜る  8時44分
気が付くと登山道沿いに鳥居が立っていた。表札には「智室社」と書かれている。
ここから進むと梵字岩へと続く。


梵字とは
源流は古代インドで発祥した文字。その後サンスクリット語を表記するために造られた文字に・・・。その梵字(種字)一文字で神仏を現し、お守りとして身に着けることで、悪しき人間は良き方向へ、よき人間は、より良き方向へ導き、持つ者には様々な功徳を与え、災難から救ってくれる神聖なパワーを持つと言われている。     (ネット調べ)

梵字岩の説明看板
ここより200m西方に梵字岩があります。高さ60mもそびえたつ岩壁の面に、阿弥陀と大日と釈迦の三仏の梵字を、直径3mあまりの円の内に彫刻したものがあって、俗に弘法大師の仕業だと伝えられています。               (説明看板より)

世界最大の梵字
大日如来
釈迦如来
弥陀如来
いったいどんなものだろう?






3、岩壁に刻まれた梵字  8時49分  岩壁の中央、円の中に刻まれた文字が三つ横に並ぶ。
目を凝らしてみるが消えかけているのか、非常にわかり難い



 



梵字が三つ並んでいる  円の直径は3メートル

 



 

智室社ご神体  9時05分
梵字岩の前に小さな小屋があった。中を覗くと大きな岩が祀られている。ご神体だ!

    振り返る

 

智室社の鳥居まで下って来た  9時07分
鳥居を潜り左へと進む。登山道沿いの斜面には倒木が放置してある。

    安全第一で






長い階段を上って行く  9時09分  先頭のヤジさんペースアップで絶好調!

 




 

沢を渡ると四王寺滝の入口  9時15分
冬になると英彦山の絶景スポットで有名な「四王寺滝」の入口にさしかかる。

    注意看板有

 

衣ヶ池  9時16分
この池は枯れることなく、真冬でも凍らない!弘法大師がこの池で衣を洗ったと言う言い伝えがある。

    錆びて朽ちた看板




またまた長い階段に悪戦苦闘   9時24分  頭上に倒木

 


 

三呼峠  9時34分
標識によると鬼杉まであと600m。ここまで来ればあと少し。ガンバロウ!

   何故 三呼?

 

マムシグサの赤い実  9時40分
足下に真っ赤なマムシグサの実。樹林帯の切れ間から見えるのは岳滅鬼山だろうか?

   グロテスク

 

大南神社へ向かう  9時43分
三呼峠から10分程歩くと右に下る道がある。その道を進み、何度か鎖場をクリアすれば大南神社に通じる。

    鎖場注意

  大南神社  9時48分
木々で隠れて分り難いが、大岩の下に大南神社がある。「英彦山神社の末社で、天火明命を祀っている。」と説明板に書いてある。

   説明板

大南神社から更に5分程下って行くと鬼杉に到達する。





4、鬼杉  9時56分  樹齢およそ1200年。際立つ存在感!


 

 

英彦山野鳥の森観察舎で休憩
鬼杉の正面に観察舎がある。ここで各人写真撮影などしながら休憩。駐車場を出発して既に2時間以上歩いている。気温は8度。歩いているときは暑くて汗が出るが、5分もじっとしているとだんだん寒くなって、身体が冷えてしまう。夏場と比べると喉もあまり乾かず、水分補給も少な目になるので、意識してしっかりスポーツドリンクを飲んだ。

 

鬼杉を出発!  10時07分
これから英彦山南岳山頂目指してのハードな上りが始まる。気合を入れてスタート!
往路を少し上り返す。


   行くぞ! 

 

すぐに分岐があるが右へ  10時11分
左は奉幣殿や大南神社。我々が進むのは「九州自然歩道」の標識があるメイン登山道。

    右です

  また分岐に出会う  10時18分
左は奉幣殿と書いてあり、我々が往路で使った道に通じる。南岳山頂までは900mだ!

    まだまだ
 

裏英彦山道への分岐  10時19分
先程の分岐からすぐの所に、裏英彦山への古びた分岐表示がある。ここからは籠水峠に通じ、裏英彦山への険しい道が待っている。

   読めない 






険しい岩場の道に檜の大木  10時24分   ペースを守って一歩一歩



 

 

材木石を通過  10時30分
山頂に近づくにつれて青空が見えてきた。長いガレ場上りも快調に歩を進める。

   柱状節理 






展望場所で記念撮影  10時41分  ちょっと逆光だったかな?





紅葉の中、気分よく歩く  10時49分   頭上も登山道も赤く染まる

 






色とりどりに染まる斜面  10時59分  風が冷たくて寒い。温度計を見ると4℃だった。



 

鎖場に挑む  11時07分  皆さん調子よく上って行く

 




岩峰からの眺望  11時14分  鎖場をクリアすると絶景が待っていた



 

 

巻道への分岐  左へ 11時18分
手書きで作られた小さな分岐表示が目についた。右に進むと南岳をパスして中岳上宮へと進む巻道があるみたいだ。

    未踏ルート

 

5、英彦山南岳山頂  11時25分  1200m
写真撮影等で先行者より5分程遅れて南岳山頂に到着。遅くなって申し訳ありません。

    無事登頂

 

山頂の小屋で昼食  11時33分
晴れているが風はやや強く次第に寒くなる。ベストを着込んで温かい天ぷらそばを食べた。山頂では次第に人が増えてきた。

   いなりと巻き寿司

 

英彦山南岳を出発  12時01分
山頂で約35分昼食休憩した後、次は中岳へ向かって出発した。ここからは一旦鞍部に下り、少し上るとすぐに中岳上宮だ!

    上宮が登場






英彦山  中岳(左)と北岳(右)  12時06分  鞍部の紅葉は終わっている 






 英彦山中岳と上宮  12時06分  痩せ尾根を歩き上宮へと向かうH師匠とK高さん




 

 

6、英彦山中岳上宮  12時12分  1188m
南岳から12分で中岳上宮に辿り着いた。
上宮付近は大勢の登山者で賑わっていた。上宮内部に入って登頂御礼参拝。

    二礼二拍手一礼






英彦山 中岳山頂広場  12時17分  新設バイオトイレも好評らしい 



 

 

岳を下山開始  12時19分
次は表参道を下って紅葉谷のバードラインを目指す。中岳山頂碑はパスした。

   日当たり良好

 

参道に真っ赤なモミジの木  12時26分
参道がパッと華やぐ。大きな根元に驚く。きっとこの木はもっと大きかったのでは?

   見上げると






荒涼とした北西尾根  12時29分
平成3年の台風19号で、千本杉が壊滅し荒涼とした風景になってしまった




 

産霊(ムスビ)神社 <行者堂> 12時33分
参道を少し下ると左側に御社がある。
文武天皇の時代、住古高皇産霊尊鎮座の旧地であるという神託があり、聖武天皇、天平十二年頼願によって建立されたと伝えられています。石だたみは、護摩垣の跡であり、修験道時代は役行者の木像が安置されていました。安産守護の神として信仰があります。
                      (説明標識より)

 

関銭の跡(せきせんのあと)通過  12時42分
豊臣秀吉が神領を没収したので、英彦山の財政が苦しくなり、関銭所を設け参拝者より金をとっていた。現在の入山料か。(説明板)

  古びた説明看板

 

稚児落(ちごおとし)通過  12時54分
昔、佐賀藩主の鍋島清久が幼少のころ、英彦山上宮参拝の帰りに、この断崖から転落したが、奇跡的に助かった。これは彦山権現の霊験によるものとして、清久深く感激して国に帰った後、藩内の庄徳書院に社殿を建立し、彦山権現を崇拝した。その故事からこの断崖を稚児落と言い伝えたといわれています。
                       (説明板より)

 

英彦山 野鳥の森案内板  13時01分
ここから左手に展望の開ける場所があるので、ちょっと寄り道。すると紅葉風景が広がった。本道は右手に進むことになる。

    ルート確認

 

紅葉展望場所発見!  13時02分
先程の「野鳥の森案内板」のすぐ下に、白い縦長のルート標識が立っている。
この標識の裏側の尾根に上ると紅葉絶景スポットとなる。知らなかった。
綺麗な景色を見ていると、もったいなくて誰かに教えてあげたくなるもので、「ここからの景色が綺麗ですよ〜」と登山道を歩く登山者に声をかけ、共に楽しんだ。







紅葉映える英彦山  13時11分  しばらく紅葉観賞に浸る 




 

バードラインを目指す  13時14分
紅葉風景を楽しんだ後、少し下ると右に鋭角にUターンするように下る道がある。手書きの看板を横目に下って行く。

     ありがとう!

 

7、野鳥の森観察路入口  13時27分
表参道から13分で野鳥の森観察路の入口にさしかかる。真っ直ぐ下れば奉幣殿の裏側に通じるが、ここからまた右にUターン!

   バードライン入口






 紅葉谷で紅葉狩り  13時41分  感動して何度もシャッターを切る

 



 

野営場への分岐  13時48分
ここを左に下れば野営場。ルート表示はないが、右の急登を上って行けば北西尾根に通じている。このルートは英彦山中岳へ向かうバリエーションルートとなる。ここで休憩していると17人の団体さんが北西尾根を下って来た。H師匠の知人にも出会い話が弾む。北西尾根ルートも周知されて、今やバリエーションルートではなくなってしまった。

 

分岐を左に下る  13時51分
話し込んでいると我々が歩いてきたバードラインからも他の登山者が押し寄せて分岐は大混雑。紅葉谷の人気上昇中!

   野営場を目指す

 

落ち葉降り積もる登山道  13時56分
登山をしない方でもここはお散歩コースになるので、是非一度歩いて欲しい。野営場から歩くとすぐなので、お勧めスポットだ!

    ふかふか

 

ログハウスの横を歩く  14時01分
しばらく落ち葉の道を歩くと今度はログハウスの横の階段を歩くことになる。下りきると舗装道路に出る。

    左へ

  8、英彦山野営場  14時06分
十字路を直進。野営場駐車場を右下に見ながら歩く。ここから車を停めている別所駐車場まで900m歩くことになる。

    九州自然歩道
  標識に沿って左へ進む  14時08分
九州自然歩道の標識から左へ少し下ると、すぐに車道。そのまま車道を斜めに横切る。

    通行車両注意
  次は階段を下る  14時09分
車道を斜めに横切ると、今度は階段を下る。
車道をショートカットして下って行く格好になる。

    歩け、歩け
  地蔵の坂  14時11分
階段を下ると「地蔵の坂」となる。坂の下には燈籠があり、お地蔵さんが祀られている。

   お地蔵さん
  植林帯を歩くとまた車道  14時14分
お地蔵さんに別れを告げ植林帯を進むと、また車道に出会う。この車道も斜めに横切る。

   通行車両注意
  すぐに右側に入る道がある  14時20分
要所、要所に標識があるので間違うことはない。ここから50m程歩くと左へ曲がる。

    白い標識 
  角に「奉幣殿・参道」の白い標識  14時21分
道なりに進んで行くと、見覚えのある道に出た。「へえ〜、ここに出るのか」。出た所は往路歩いた道だった。そして右へ。

   あと少し

車庫のある角を左へ  14時25分
ここを左に曲がると別所駐車場が見えてくる。駐車場は満車で混雑していた。

  

9、別所駐車場  14時27分  ゴール


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背後のカラー