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吉部〜平治岳〜大戸越〜北大船山〜段原〜坊ヶツル〜吉部

 

平治岳&北大船

 

2012年6月23日

 

先週に引き続き高校時代の友人との山行きである。
今週もイマイチのお天気だが、もう今回を逃したらミヤマキリシマに会えない と・・・意を決し、くじゅう山行きを断行した。メンバーは6人。

吉部に到着時、案の定お天気は雨だったが 「大丈夫!なんとかなる!」 と勢いで出発した。




殆どのミヤマキリシマが今季の開花を終えている中、幸運にも北大船山で唯一真っ盛りのミヤマキリシマを発見。 我々を待っていてくれたのだろうか?
背景には大船山が聳える。


<コース概要>

1、吉部駐車場  5時43分 〜  2、大船林道 〜 3、 大船山4号集材路〜 
4、平治北登山口 〜 5、平治岳山頂 〜  6、平治岳南峰 〜 7、大戸越 〜 
8、北大船山頂 〜 9、段原 〜 10坊ヶツル(昼食)〜 11〜 大船林道分岐 〜 
12大船林道ショートカットの分岐〜 13 吉部駐車場  14時27分



 

吉部300円駐車場到着  5時20分
北九州市から2時間30分で吉部駐車場に到着。小雨の降る中、支度を整える。

    300円

 

閑散とした駐車場
木立の中に整備されている300円駐車場には車が3台のみ。柵の向こうに見える従来からある1000円の暮雨駐車場は空っぽだった。
これを見た瞬間ミヤマキリシマの開花は完全に終わっていると確信。でも、少しは遅咲きの花が残っているのではないかと淡い期待を持つが・・・。
それにしても雨が恨めしい。
天気予報全然当たってないしー(悲)

 

1、吉部駐車場を出発  5時43分
準備も万端。いよいよ登山開始である。
しかし、今日はいったいどこまで登れるのだろう? 
と言うのも、日頃の不摂生を引きずったり、ほとんど寝ずに参加したメンバーが数人。

でも、私も4時間の睡眠しかとっていない。
6人全員無事下山を祈りつつ木立の中を通り抜けて登山口へと進んで行く。
本当に大丈夫かな〜。不安は尽きない。

 

大船林道へのゲートを越える  5時51分
「暮雨滝」に通じる登山口を通り過ぎ、ほどなく鉄製のゲートに到着。このゲートを回り込んで越え、そのまま約200m真っすぐ進んで行く。
 
  青いゲート

 

ゲートから200m地点から取り付く 5時54分
大船林道を200m程歩くと右手に標識がある。
右斜めにUターンするように上っていく。
エッ!もう遅れて歩くメンバーが出てきた(驚)

   曇天で薄暗い

 

一旦林道に出る  6時12分
早朝で気分よく歩いていたが、30分も歩くと汗ばんできた。林道に出会うがそのまま林道を渡って正面の登山道を進んで行く。

    

 

2、大船林道に出会う  6時34分
森を抜ける間に雨が本格的に降り出した。木々に当たる雨粒の音がなんとも恨めしい。

   雨具装着

 

3、大船山4号集材路  6時52分
集材路に入り順調に進んでいたが、鎖のゲートにさしかかった時、なんと 「一人いない」 「どうした?」 
さっそく今来た道を二人で探しに行った。
大船林道に出ても姿が見当たらない。
更に大船林道を戻って行くと、遅れた一人が歩いてきた。理由を聞いてみると先ほどの林道分岐に水筒を忘れたと言う。「勘弁してくれよー」 「一言声を掛けてくれよー・・・・・・」 






雨は降っているが、グリーンロードが美しくてとても気持ちのいい4号集材路だった  7時06分


         

4、平治北登山口  7時12分
水筒事件で少々遅れたが、気を取り直し歩いて、ようやく平治北登山口に到着した。

    登山道へ

 

登山道を進む  7時16分
さっそく くじゅうの黒土と格闘。 雨が降っているので一層ズルズルと滑って歩き難い。奥深い森の「黒とグリーンの色合い」を楽しみ、くじゅうの「森の匂い」を嗅ぎながら上って行く。
この北登山口からのルートは急登の連続だ。
そのせいか平治岳への登山者は坊ヶツルや男池から登る人が多い。 ミヤマキリシマのピーク時には混雑を避けるにはベストコースだ。

  アルミのハシゴを上る  7時39分
ちょっとグラつくので注意して登った。
一人が登り終えるのを待って次の人が進む。

  
  上から見ると
 

更に黒土の急登  7時43分
備え付けのロープを手に持ち慎重に上って行く。ストックが邪魔になってくる。とにかく滑る!

    踏ん張れー

 

ヒージの尾  7時56分
駐車場からすでに2時間13分を費やした。かなりのスローペースだ!
正面がこれから目指す平治岳。
ヒージの尾の花は終わっていた。


   赤テープに沿って

  急登は続く  8時18分
歩いても、歩いても山頂は遠い。
蒸し暑い中レインウェアを着ているので、大量の汗が噴き出す。6人がバラバラになりながらも上って行く。

 
  辛抱の登山道 
 

5、平治岳山頂  8時50分  1643m
山頂に到着すると、先ほどまで降っていた雨がほぼ止んでいた。景観も雨が降っていた割には遠くの峰々まで見渡せる。良かったー。
しかし、ちょっとでも見られるのでは? と思っていたミヤマキリシマの群落は・・・悲しいかな、花の時期は完全に終わっていた。
遅かったか〜(涙)
気が治まらず群落の中を歩いてみた。





                                  平治岳山頂からのパノラマ






残念ながら花の時期は完全に終わっていた   8時53分  でも景色は最高!

 

平治岳の先端の岩峰  9時02分
「坊ヶつる」を一望。本来なら斜面はピンクで染め上がっているはずだが・・・。
でも、この風景を見ることが出来て大満足!

   少しでも綺麗

 

全員登頂で記念写真  9時09分
私は2番目に登頂したので、残りの4人を待つ間に山頂付近のミヤマキリシマ群落を歩き回っていた。全員揃ったところで記念撮影。

   平治岳初登頂のH君

  平治岳山頂から南峰へ  9時20分
花の盛りを終えたミヤマキリシマ群落の中を寂しく歩いていると、白い可憐な花を見つけた。

   白ドウダン
 

6、平治岳南峰  9時27分
やはり南峰斜面からもピンク色は消えていた。
M君持参のドリップコーヒーがとても美味しい。

   コーヒータイム

 

平治岳南峰を下る  9時56分
コーヒータイムも終了し大戸越に向かうことにした。
下り専用のルートを確認して進んだ。


    九州電力所有

 

7、大戸越(うとんごし)  10時16分
20分で大戸越まで下りてきた。
ここは男池、坊ヶツル、北大船、平治岳、4方面の分岐になっている。と、ここで一人が5時までに帰りたいと言い出した。「エッ、そうなの?」 
そうなると、帰りの車の移動時間を考えると3時前には駐車場に戻らなければならない。思案した結果、坊ヶツルに直接下りる3人と、北大船、段原経由で坊ヶツルに行く3人に分かれることになった。
 

 

大戸越から平治岳南峰を望む  10時23分
「2週間前は素晴らしいピンクの風景でした」と一組のご夫婦からお聞きしました。残念!

    分岐表示

  大戸越で一旦お別れ  10時25分
坊ヶツルに直接下る3人を残して、北大船山に向かう3人が先発。待ち合わせは坊ヶツルの管理休憩舎である。「また後で会いましょう」()

   北大船へGO!
 

ペースを上げて登る  10時37分
黙々と北大船山の北斜面を上って行く。
先頭のM君のペースについていけない(涙)

     平治を振返る






この角度の風景もなかなかいいものだ! 中央に三俣山と坊ヶツル  右は平治岳 10時52分




  左手に池が見えてきた  11時01分
初めてのコースだがとても雰囲気があってグッド。少しだがミヤマキリシマが残っている。

  
 足取り軽く 
  本日一番のミヤマキリシマ  11時02分
一株だけ真っ盛りの花を付けていた。ピンクが鮮やかでとても美しい。満足、満足。大満足!

   涼しい尾根 
 

8、北大船山山頂  11時08分  1706m
大戸越から43分で到着。先頭のM君は先着で私達二人を待っていた。さすがランナー。

   地図確認 






大船山〜鳴子・稲星・九重・白口・立中・中岳・天狗ヶ城・星生・硫黄〜三俣山&坊ヶツルが一望



 

9、段原  11時23分
北大船山で景色を楽しんだ後、段原に下りてきた。段原の気温は14℃で心地良い。大戸越以来、段原で初めて登山者二人を見かけた。

    段原標識新設求む

  段原から下山  11時25分
大船山に行きたかったが待ち合わせの時間に間に合わないと判断して坊ヶツルへ下った。

    残念だな〜
  大船山五合目  11時43分
順調に下山。段原から18分で五合目まで下りてきた。下りですれ違ったのは二人だけ。

   あと半分
  立中山への分岐  11時50分
真っ直ぐ行くと立中山だが、坊ヶツルへは黄色の表示に従って右に下って行く。

   坊ヶツルへ
  10、坊ヶツル  12時18分
大戸越から1時間53分。段原から53分だった。調子よく歩いてきた。

   ホッとした 
 

管理休憩舎  12時20分
大船山登山口からすぐ近くに新しい管理休憩舎が建っている。ここが待ち合わせ場所。

   休憩舎内 

 

管理休憩舎の外で昼食  12時26分
大戸越で一旦分れた3人と無事に再会。既に三人は昼食を終えていた。お腹ペコペコ!

   天ぷらそば 


 

 
 

三人が先に出発  12時46分
我々が昼食を終えた頃、休憩舎に先着していた三人が遅れたらいけないと先発した。

  

 

我々三人も後を追って出発  12時52分
坊ヶツルキャンプ場にはテントが一張りのみ。
2週間前はたぶん大盛況だったと想像する。

  
 テン泊したい! 

  気象庁が設置している、九重山火山観測施設・坊ガツルGPS観測点

  
 

トイレの横から坊ヶツルの中心へ 12時54分
正面に平治岳を見ながら歩く。3月末に野焼きが行われたが、すでに一面グリーンである。

   のんびりと






進行方向(右) / 平治岳・大戸越・北大船山・段原・大船山






進行方向(左) / 白口岳・中岳・天狗ヶ城・法華院温泉山荘・三俣山



 

鳴子川を渡る  13時02分
いつもより水量が多い。黒土で汚れた靴を、洗いながらジャブジャブ渡って行く。

   

  吉部登山口へ  13時04分
整備された広い道を吉部登山口方面へ。法華院温泉山荘の物資補給車両の道でもある。

    右へ 
  11、大船林道分岐  13時16分
左の細い道を進むと「暮雨滝」を経由して吉部登山口へ通じている。

   右に進む 
 

橋を通過  13時17分
平坦な道は気楽で話が弾む。調子よく歩く。

   直進

  大戸越への分岐  13時20分
以前の古い標識はなくなっていた。代わりに少しコースに入ったところに新しい表示があった。

  
 うとんごし
 

車庫のある広場に出た  13時21分
この駐車場には法華院温泉山荘の車両が停めてあった。 車の後ろにその証拠が表示。

   ほっけいん 

 

大船山4号集材路入り口を通過  13時34分
今朝ここから平治岳北登山口を目指した。
すぐ近くの沿道で赤い実を見つけた。

    グミ? 

  12、大船林道ショートカットの分岐 13時39分
ここで先発組三人の内の一人に追いついた。
ここから上って来た道を下るだけだったのだが・・・どこで間違ったのかコースを見失った。

   左の森に下って行く






鳴子川  13時57分  苔むした岩と鳴子川がとても雰囲気がいい

大船林道ショートカットの分岐からは今朝歩いたルートで駐車場まで戻るつもりだった。しかし、どう間違ったのか、途中から今朝歩いた道を外れていて、おかしいと思った時はすでに鳴子川の方へ下りていた。しっかりと赤テープがあったので問題はないと思ったが、おしゃべりやよそ見に注意しなければならない。登山道はしっかりと確認しながら歩きましょう!反省!




  大きなクスノキ?  14時15分
一際大きな木に遭遇。何の木だろうクスノキかなあ〜?と暫し見上げる。
この鳴子川周辺はとても雰囲気のある森でとても気に入った。鳴子川沿いの木々や岩は湿気や雨のせいか、とても苔むしている。屋久島の「苔むす森」にも匹敵するのではないかと思った。漸くゲートが見えてきた。

   
安堵
 

ゲートを超えて進む  14時17分

     
     車のタイヤを洗うための水たまり?

 

13、吉部300円駐車場到着  14時27分
無事に駐車場に到着!お疲れ様でした!
竹筒に300円を入れて心の中で「ありがとう」

   達成感

 

吉部300円駐車場  14時40分駐車場には我々の車のみ。ちょっと寂しさも感じたが、全員満足して帰路に就いた。

   19321歩

 
 背後のカラー 
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