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南側登山口〜比叡山山頂(U峰)〜カランコロン岩〜
       T峰山頂(石柱の立つ展望所)〜千畳敷登山口

 
 比叡山

2017年8月27日

遠征登山二日目は場所を移動して宮崎県延岡市の比叡山を目指した。この比叡山はロッククライミングのメッカと言われ、岩壁に張り付いて上るクライマーを直接見ることが出来るちょっとスリリングな山である。T峰岩壁・ニードルを見上げるとその迫力に圧倒されて息が詰まる。
取り付きは緩やかな斜度の南側登山口から。帰りは千畳敷登山口に下山した。



   

比叡山T峰山頂(展望所) 正面に見えるのは山頂碑のあるU峰。荒々しい岩壁に圧倒される


<コース概要>

1、南側登山口 7時42分 〜 2、千畳敷登山口・南側登山口分岐 〜 3、山頂分岐 〜
4、比叡山山頂(U峰)  5、山頂分岐 〜 6、カランコロン岩 〜 7、山頂分岐 〜 
8、千畳敷登山口・南側登山口分岐 〜 9、T峰山頂(石柱の立つ展望所)  
10、千畳敷(展望所) 〜 11、千畳敷登山口 13時47分
  

 

トイレ横の駐車場  7時32分
県道214号線を山域へ進み、ようやく比叡山登山口近く、トイレ横の駐車場に到着。
今回はこの場所の少し手前(約300m)のカーブにもう一つ大きな駐車場があるが、そのすぐ横から伸びる「南側登山口」からの取り付きとした。下山はこのトイレの約100メール先にある、千畳敷登山口の予定だ。


 準備を整え、県道を下って大きな駐車場へ向かう。




 駐車場横にある、大きな看板 「比叡山登山道案内」
説明看板を見ると登山口は三ケ所ある。コースタイムを見ると比叡山山頂まで70分位だ。

延岡市と日之影町の綱の瀬川沿いにある比叡山760mは、ロッククライミングエリアとして日本を代表する山である。周辺には矢筈岳・丹助山が聳え、周辺風景は聳え立つ岩壁に圧倒される。
中でも比叡山は下(県道)から見ると、T峰・U峰・V峰と分別できるほどに屹立している。
比叡山南斜面の岩肌に咲くミツバツツジ・イワツツジ・アケボノツツジ・ヒカゲツツジを楽しむjことが出来る。比叡山・カランコロン岩北側にはヒカゲツツジの群落があり、シーズンには一面にヒカゲツツジの花が咲き誇る。
公衆トイレから千畳敷を経て比叡山T峰の頂上(展望台)に立つと、そこから20分ほどで比叡山U峰のピーク(比叡山頂上)に出る。そこからゆっくりカランコロンへ。カランコロンからは日隠山・加納山はもとより、遠くは久住山・阿蘇根子岳を望むことができる。
                     
(ひえい山に登って見ろ会・説明看板より)



 トイレ横の駐車場から車道を約300m下り、南側登山口に到着。




1、南側登山口 7時42分  すぐ左横には大きな駐車場がある
これから目指す比叡山(T峰)を正面に見ながら上って行く。山頂のあるU峰は見えない。



 

樹林の中を進む  8時08分
登山口から26分。斜度はさほど急ではないが、蒸し暑くて既に滝汗状態。時折「山頂へ」のプレートが出てきてちょっと安心する。

    まだまだ先だ!

 
遠くの山並みが見渡せた
 
展望の効く場所で小休止  8時19分
 

2、千畳敷登山口・南側登山口分岐 8時34分
南登山口から52分。コースタイムより2分遅い。必死で歩いたつもりだがこれが実力。

    直進する

 

3、山頂分岐  8時58分  左の山頂へ
ここで道は左右に分かれる。左はあと100mで比叡山山頂。右はカランコロン岩へ。

    あと少し





 4、比叡山山頂(U峰)  9時02分  760m   南側登山口より時間20分
さっそく山頂碑の横にある大岩に座って記念撮影



 

ツーショットでもう一枚
山頂へはあっさり登頂したが、これからが本番!カランコロン岩が待っている。

    九州百名山


 この山頂、以前はここが山頂ではなかったとのことです。


「東方にある標高918mの三等三角点の稗ノ山を一般的に比叡山の山頂としているけれど、
比叡T峰、U峰、V峰を比叡山とするならば、稗ノ山は山域を脱しています。
国土地理院が比叡山と示している標高760mを比叡山の山頂とすべきです。
よって、この地点に標識を立て、今後も比叡山の山頂とする事にしました」 (ネット調べ)

 上記のように書かれた、説明標識がここにあったそうだ。
以前の比叡山の山頂は918mでカランコロン岩の先に位置していた。
しかし、今は名前を変更して、稗ノ山となっている。


 

5、山頂分岐  9時16分
先程の山頂分岐に戻り今度は反対側のカランコロン岩を目指す!

    900m、40分

  山頂を振り返る  9時22分
尾根歩きの途中で展望の良い場所に出た。突き出た岩に上ると先程の山頂が見えた。

    岩に佇むT師匠


この後、アップダウンを繰り返し黙々と尾根歩きすること38分。


 そしてとうとう、カランコロン岩をこの目で確認!  10時00分
あの尖った岩がカランコロン岩のテッペンだって! なんじゃ〜あれは!



「本当にあそこに行くの?」   ウソやろ〜。  笑いが込み上げてくる。

 




そして、覚悟を決めてカランコロン岩の亀裂の中へ  10時08分
カランコロン岩 → 通称メタボチェック岩なんだとか()


 

ハシゴがなかったら登れないかも?

6、カランコロン岩  10時10分  864m
最初は緊張したが意外とすんなり通過!





最上部へは何故か遠慮しました

 


 


岩の上には別の亀裂が・・・  亀裂の中に木の枝を投げ込むと「カランコロン」だって!






カランコロン岩から望む「稗ノ山」(左奥)。以前「稗ノ山」が比叡山の山頂だった。







 ★このロープを使ってカランコロン岩を下ると稗の山へと続いている
でも今日はここまでで引き返します。



このロープを使ってカランコロン岩峰(846m)を下り、案内に沿って左に岩峰を根回りすれば、元登って来た登山道へ出ると言う事でした。




 

カランコロン岩から引き返します  10時37分
稗の山を断念して少し心残りだが、カランコロン岩で十分楽しんだ。さあ下山!

   再度メタボチェック





無事に?通り抜けて、良かった良かった()  10時38分




 
金色に光るキノコ 初めて見た 10時51分



この実、何の実?  11時01分

  展望の良い場所  11時16分
カランコロン岩から黙々と尾根歩き。往路でも立ち寄った岩場で小休止。

    背後は奈落




この尾根歩きも結構大変です!  11時19分  下りは慎重に


 

7、山頂分岐  11時24分
カランコロン岩から47分もかかってしまった。
ジワリジワリと疲労が出てきた。

   ここでも小休止 

 

8、千畳敷登山口・南側登山口分岐 11時42分
ここから急坂覚悟で千畳敷登山口へ。

  


ここで休憩している時に、ヘルメットを被ったクライマー5人が上って来た。
いかにもロッククライマーという方々で、我々の通常登山者とは全く雰囲気が異なっていた。





9、T峰山頂(石柱の立つ展望所)  11時58分   絶景に感動!
木陰に入り込みここで昼食タイム。 お天気良し、景観抜群、ゆったりと至福の時間。



 
矢筈岳が目の前に、その向こうは丹助岳


ここは祖母・傾 国定公園 






T峰山頂(石柱の立つ展望所)を下山開始  12時25分  高度感に酔う
これからの急坂が容易に予想出来て、「最後まで気を引き締めよう」と声を掛け合った。




 
12時27分  急坂



12時32分 滑り易いので注意


 
12時36分  急坂は続く

 
12時37分  ロープを手に

緊張感の中、急坂を下り続けると・・・左側が開けて明るい場所に出た。



 
尖った部分をニードル(針の意味)と言う

ロッククライミングのメッカ 「比叡山」
横を見ると岩壁が見える。  12時46分
今回、実際に登攀シーンを見ることは出来なかったが、この岩壁を登る人がいるとは、かなり衝撃的です。

    

昭和14年に国の名勝に指定された標高918mの比叡山は、中国の山水画を思わせるような展望です。一枚岩の花崗岩が連なり、そのスラブにロッククライマーが訪れます。登山口にはユニークな千畳敷岩があります。
                (説明標識から抜粋)





「あのニードルに今度挑戦してみよう!」 って、 「絶対ありえません!」



 

北側登山口・千畳敷登山口分岐 13時16分
左に曲がって千畳敷登山口へ進む。急坂を下って、もう足がフラフラだ。

   山頂まで75分 





10、千畳敷(展望所)  13時21分  矢筈岳が正面に!  素晴らしい景観だ!



 

正面から見上げた、比叡山(T峰)とそのニードル。






千畳敷から矢筈岳全景を望む  断崖絶壁の下には綱ノ瀬川が音を立てて流れている

 




 
ゴールに近づくと足取りが軽い



妙見神社の祠に下山御礼参拝

  11、千畳敷登山口 13時45分
無事に下山完了!
路肩に黄色いノカンゾウの花が2輪。


     ノカンゾウ
 

トイレ横の駐車場  13時47分
6時間5分の山歩きが終了。スマホの歩数計は、15773歩だった。お疲れ様でした。

    トイレ前の彫刻


 と言う訳で、今年のT師匠との夏恒例遠征登山(二日間)が終了です。
年々年齢を重ね体力が衰え気味ですが、今年も何とか歩きました。
さて、来年はどうなるか?
T師匠大変お世話になりました。
この後、東九州道などを通り5時間かけて北九州へ戻りました。
お疲れ様でした。



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