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内ヶ磯ダム駐車場〜鳥野神社〜<鷹取尾根>〜鷹取山〜
         福智山〜<鷹取尾根>〜鳥野神社〜内ヶ磯ダム駐車場

 

鳥野神社からの 鷹取山・福智山

 

2015年4月25日

 

今日は良いお天気。降水確率0%。しかし空気はすっきりとせず、自宅から見る皿倉山から福智山の稜線は白いベールに包まれている。最近はこのような風景が当たり前のようになってとても悲しい。それでも気を取り直して今日も山へ!今日は久しぶりに福智山へ行こう!
H師匠と山頂で会う約束をして山に入った。




鷹取山山頂から八丁と福智山を望む  鷹取山の山頂には誰が植えたのか、水仙が花盛り

 

<コース概要>

1、内ヶ磯ダムの駐車場  7時47分 〜  2、鳥野神社 〜 <鷹取尾根> 〜 
3、鷹取山山頂 〜 4、上野越 〜 5、福智山山頂 〜 6、四畳半岩 〜 7、山桜 〜 
8、八丁の辻 〜 9、上野越  <鷹取尾根> 〜 10、鳥野神社 〜 
11、内ヶ磯ダムの駐車場  14時54分



               

直方いこいの村手前から福智山ダム方面へ真っ直ぐ1.5km程走ると左手に広い駐車場が見えてくる。そのほぼ正面に鳥野神社の鳥居がある。今日はここからスタートとなる。
駐車場に到着し準備を始めると、すぐ後にベテラン風の3人組が到着し、準備でもたつく私より早くスタートして行った。




 

1、内ヶ磯ダムの駐車場  7時47分
今日は鳥野神社から鷹取山経由で福智山を目指す!一般の登山者はこのコースを使うことはない。いわゆるバリエーションルートと言えるだろう。山頂でH師匠と合流し、昼食を共にする予定になっているので、遅れないようにしないといけないが・・・。






駐車場から内ヶ磯ダムを望む   山肌に山藤が点在して綺麗だ

 


 

鳥野神社の鳥居をくぐる  7時48分
まずは鳥居を潜って長い石段を上って行く。鳥居の表札には「福地社」と書かれてある。

   福地社







 拝殿までの石段  7時51分  石段の両サイドにはメタセコイアの木が立ち並ぶ
石段の途中に木製の鳥居がある
鳥野神社は1300年前に福智山上に鎮祭され、五穀豊穣の神、耳の神様と崇敬を集めた。
福智山山頂に上宮があるが、ここがその本宮となる。 



 

2、鳥野神社  7時52分
石段を上り詰めると阿吽(あうん)の狛犬に守られた拝殿が現れる。さっそく拝殿に進み本日の安全登山のお願いをする。ひっそりした境内は神気が漂い凛とした気持ちにさせられる。朝の清々しい空気を吸い、気合を入れる瞬間でもある。

 

登山口へ  7時54分
登山口はこの拝殿の右側奥にあるが、木に赤いテープが巻いてあるだけで、表示はない。

    赤テープから



登山口からしばらく薄暗い竹林帯を歩いて上る。登山道には山藤の花びらが点々と落ちている。右下から沢の流れる音が聞こえてなかなかいい感じだ。 




 

「環境の森林」の表示  8時02分
この森林は福岡県森林環境税により整備されました。伐採等には制限がかけられています。(説明看板より)

    登山道にて

 

登山道に貼り出す木  8時13分
竹林を抜けると、植林帯に入って行く。その中を細い登山道が伸びている。登山者が少ない割にルートは分かり易い。「あらあらこの木はどうしたことか?」根元が曲がって伸びている。この先は涸れ沢を渡ると次第に勾配が急になってくる。

 

登山道に小さなケルン  8時20分
3度ほど沢を渡渉して上って行くが、この辺りは以前の大雨で崩落した場所もあって、ルートが少々分かり難い。注意深くルートを見極め、ジグザグに上って行く。ロープが張られている場所もあり、焦らずに足下を確認しながら上って行こう!

 

明るい場所に出た!  8時25分
目の前が明るくなって気分も晴れる。日当たりが良いので、花が咲いている。

    クサイチゴ


この間の登山道は急な斜面のトラバースが多いので、集中して歩こう!

 



 

もうすぐ尾根に出る  8時33分
登山道ではヤブツバキの落花が目に留まる。

   綺麗 





 <鷹取尾根> 尾根を渡る風と木漏れ日がとても心地良い  8時34分
駐車場を出発して47分も経っていた。既に汗が噴き出て、ここでベストを脱ぎ水分補給。 




 

尾根上には大きな木が並ぶ  8時40分
さっそく尾根歩きの開始である。この鷹取尾根は後半の一か所を除き、アップダウンも無くとても快適に歩くことが出来る。尾根の中央には大きな木が何本も並んでいる。

  
 積もった落葉を踏んで緩やかな尾根歩き

   
     散弾銃の薬きょうを拾った(怖)



尾根の途中で、先行していた3人の登山者が休憩をしていた。挨拶を交わし私が先行することになった。疲れも知らず、40分程快適な尾根歩きが続く。この尾根は本当に気持ちがいい。知る人ぞ知る絶好の尾根歩きスポットだ。他の登山者も殆どいないので、森を一人占めした気分になって山歩きに浸れる空間でもある。但し、途中一か所だけ難所がある。




鷹取尾根の難所  9時10分  ロープが張られた急坂がある(約100m)
勾配か急で、足下がズルズルと滑りとても歩き難い
この急坂をクリアするとあとはまた緩やかな勾配の尾根歩きに戻る。





 

朽ちた説明看板  9時18分
無残にも鉄製の骨組みから説明看板が外れてしまっている。骨組みに道標が下げてある。

    鷹取山まで10分

 

上野越〜鷹取山への道へ合流  9時24分
ここから右に進むと鷹取山へと続く。この分岐には岩が積んであるが、わかり難い。

    合流地点




分岐を右に曲がって3分程で鷹取山の山頂に到着した。水仙が気持ちよさそうに揺れていた。 



3、鷹取山山頂   9時27分  633m  誰もいない静かな山頂




 

鷹取山から八丁と福智を望む  9時30分
ポカポカだし、のんびりして行こう!

    水仙


 
ウマノアシガタ


フデリンドウ
 

スミレ


タンポポ






のんびり花を撮影していると後続の3人が鷹取山へやって来た!  9時41分
お天気が良く昼寝をしたい気分になる。
結局鷹取山でゆっくりしすぎて10時にやっとスタートした。勿論福智山へと向かった!




山頂で合流する約束のH師匠のことは頭では分かっていたが、11時に山頂に到着すればいいとばかり思っていた。その軽い気持ちが良くなかった(後から反省)
 




 

4、上野越  10時08分
8分で上野越まで下って来た。これから福智山まで長い上りとなる。

   あと1.4km

 

登山道を一歩一歩  10時20分
登山道に大きくて座り心地の良さそうな岩がある。以前暑い時に、この付近でバテてこの岩に15分程腰を下したことがある。格好悪いが事実。そんなことはよく覚えているもので、それ以後、長い上り坂はゆっくりペースを守って歩く癖をつけている。今日は大丈夫!






木段も一歩一歩  10時32分  ゆっくり焦らず
この時間は既に下山してくる人も多い。今日は登山者が多く、何人もすれ違う。




 

筑豊新道への分岐  10時39分
新緑に囲まれた登山道を進んで行くと、筑豊新道への分岐が現れた。

   山頂まで300m


筑豊新道は中級者以上の登山者が利用する登山道。急坂・ザレ場などがあり、ルートもわかり難い部分がある。上りはまだしも、下りは利用しない方が賢明だ!転倒して怪我をする方も時々いると聞く。 けっして舐めてかからないようにして欲しい。




 

水場から登山道へ水が流れる  10時41分
筑豊新道の分岐を過ぎると登山道が濡れている。水がどんどん湧いている。

   ホーロー鍋 


パイプから水は出ていなかった。パイプの下辺りから水が勢いよく流れ出ていた。

 



 

山頂直下、突き当りを左へ  10時43分
正面を見上げると山頂が見えている。ここはT字路になっている。目標の山頂は左右どちらからでも行けるが、今日は鳥野神社本宮から山頂の上宮までの参拝コースを歩いているので、左に進んで上宮に直接到達するコースを歩くことにする。

 

分岐から右へ  10時46分
クマザサ帯を通り分岐に出会う。表示に沿って右に進んだ。左は荒宿荘へと続く。

   あと200m






登山道から八丁を振り返る  10時52分  ルート上に登山者が何人も歩いている

 




 

鳥野神社上宮が見えてきた  10時54分
青空に山頂がよく映える。鳥野神社上宮も確認できて元気が出てくる。
山頂に吹く風はとても心地良い。クマザサもシャラシャラと音を立てて揺れている。あと少しで山頂というこの時間は何故だか疲れを忘れてしまう。

 

筑前黒田藩・鳥野神社上宮  10時55分
鳥野神社本宮〜上宮の参拝コースを完歩!

   安全祈願
 

5、福智山山頂  10時57分  901m
今年2度目の福智山に無事に登頂!
支柱の温度計を見ると13度だった。

  見え難い





山頂を下り四畳半岩へ向かう  10時59分  これから茶色のクマザサが徐々に青くなるだろう 

 

 

豊前小笠原藩・福智神社上宮  11時00分
ここでも安全登山のお願いをする。

   三体の仏像


やっと四畳半岩に辿り着いた。さてここで合流の約束をしていたH師匠は?と恐る恐る四畳半岩の裏側に回ってみた。すると既に先着されて待って頂いていた。しかも、ここで9時半から待っていたとのことで、かなり恐縮してしまった。師匠を待たせるとはとんでもない。それも1時間半もの長い時間を待たせてしまって、本当に申し訳ないことだった。(猛省)






6、四畳半岩の裏側で記念撮影  11時49分  昼食を終え、下山用意を整える 




H師匠は九州自然歩道で鱒淵ダムへ下山  11時52分  お気をつけて!
山頂での山談議はとても面白い。もっと話したいが、下山タイムとなった。 






H師匠を大岩の上から見送る  11時54分  右下にH師匠が歩いている

 





          福智山山頂は大賑わい  11時59分  若者の集団が登って来た!
さあ、自分も下山しよう! しかし、このまますぐに下山するのではなく、福智神社上宮の正面にある登山道を下って、山桜を見に行くことにした。
麓では桜は完全に終わっているが、この福智山(標高900m付近に位置する桜)はどうだろう?期待して登山道を下った。3分程下るとその山桜は見えてきた。大きな桜の木で、根元は水場になっていて水が涌き出ている。





7、山桜  12時04分  盛りを少し過ぎているが満開と言っていいくらいだった!

数人の女性登山者がここで花見をしながら昼食を摂っていた。この桜に名前を付けたらきっと大勢の方が見に来るだろう。 そうだ、「福智桜」ではどうだろう? 






福智神社の鳥居



ヤマルリソウ


 
桜の根元に水場がある


大ぶりの桜の花



 ポカポカ陽気の中、「福智桜」を堪能。 桜の下では可愛いヤマルリソウを見つけた!
これから福智山の山頂下をブラブラ歩きながら八丁の辻へと向かうことにする。 




 

南面小屋跡  12時14分
山桜の横に南面小屋跡がある。その前を歩いて八丁の辻に向かう。

  朽ちた表札

 

八丁の辻へ  12時16分  右へ進む
道は左右に分かれるT字路になる。左は八丁へ。右は福智山へと続く。右へ進む。

  左は八丁方面  






8、八丁の辻  12時17分  正面は福智山山頂  左へ下って上野越を目指す!

 




 

コース説明看板  12時22分
往路はここから鳥野神社上宮を目指した。その反対側から下ってきたことになる。真っ直ぐ進んで荒宿荘〜からす落〜福智山ダムで下山してもいいのだが、結局往路を下ることに決めたので、ここを左に曲がって上野越経由で鷹取尾根を目指す。






ニリンソウを発見!




ヤマルリソウの群落も発見!





おまけに、エイザンスミレ?も発見!




新緑の登山道  12時38分  花散策をしながら、ちょっと名残惜しく下って行く

 



 

9、上野越  12時50分
真っ直ぐ鷹取山方面へ進み、途中から往路に使った鷹取尾根に入ることにする。

   鷹取方面へ

 

鳥野神社方面へ  13時00分
やはりこの分岐は分かり難い。真っ直ぐ登山道が伸びているようにしか見えない。

   この石から右へ 
 

朽ちた説明看板  13時06分
今朝も見た錆びた鉄の骨組み。道標もこのコースではここにしかない。

  ダムまで60分 
  鷹取尾根の途中で休憩  13時20分
気持ちの良い尾根なので日当たりの良い所でおやつタイム。
   冷たいゼリー

 
フデリンドウ

 
マメヅタ





快適な <鷹取尾根> を下って行く  13時53分

 ところが・・・・この後・・・

※注意  この鷹取尾根を下山する際に、鳥野神社方面へ下る道に気が付かず通り過ぎてしまった。左に曲がる道があると分かっていながらの失態だった。ここの分岐には道標がないので要注意!
木には赤いペンキが塗られているが、薄くなって分かり難い。下りの際は尾根の左側を注意しながら歩こう!(内心ちょっと焦りました)




 

小さなケルンと再会  14時25分
先程の鷹取尾根から無事に左に曲がり往路を下る。急斜面をトラバースする細い登山道は滑りやすく、用心しなければならない。上りの時も注意したが、下りはより注意が必要だ。足場を固めてゆっくり下った。
このあとのロープ場も注意!

  登山道に貼り出す木  14時30分
今朝歩いた場所を確認しながら歩いて行く。
林床にはモミジガサがたくさん生えている。

   モミジガサ 
 

10、鳥野神社  14時46分
無事に拝殿の裏側に出た。さっそく下山のお礼参拝。阿吽の狛犬にも下山報告。

   参拝ルート完遂

 

 

11、内ヶ磯ダムの駐車場  14時54分
鳥野神社の鳥居を潜ると駐車場。

  ゴール


お天気に恵まれ、17637歩、7時間ちょっとの山歩きだった。お疲れ様でした。



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背後のカラー