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鱒渕ダム〜ホッテ谷分れ〜<九州自然歩道>〜福智平〜
             福智山〜福智平〜鈴ケ岩屋〜福智平〜鱒渕ダム

 

鱒渕ダムからの 福智山・鈴ヶ岩屋

 

2014年1月4日

 

今年初めての山行きは・・・福智山と決めていた! 
さてどのコースで登ろうかと考えたあげく、結局一番歩き慣れたコースを選ぶことにした。
実は少し体調を崩し、昨年の9月以来久しぶりの登山である。体力や脚力は大丈夫だろうか?
ちょっと気になっていたが思い切って歩いてみた。

山頂では冬だと言うのに、ほぼ無風で穏やかな気候。のんびり景色を楽しんだ。




右奥の福智山が徐々に近づいてくる! 雪が残った道を滑らないように慎重に進んだ。

<コース概要>

1、鱒渕ダム  8時43分 〜 2、登山口 〜 3、ホッテ谷分れ 〜 4、福智平 〜  
5、福智山山頂  〜  6、福智平(鈴ヶ岩屋への分岐) 〜 7、鈴ヶ岩屋山頂 〜 
8、福智平(分岐) 〜 9、ホッテ谷分れ 〜 10、登山口 〜 11、鱒渕ダム 14時44分


               

 

鱒渕ダム沿いに路上駐車  8時25分
気温は2℃。凛とした空気が辺りを包み込む。
久しぶりの山行きで少々興奮して鱒淵ダムを覗き込んだ。さっそく準備にとりかかる。
今年の最初の登山は新品の登山靴でスタート!約2年半使用した登山靴が漏水し、メーカーにソールの張り替え修理を依頼したが修復不可能とのことで・・・。でも、元々欠陥品だったと判明し、同じ靴を無償で交換してくれた。





鱒渕ダム  朝日を浴びて輝く湖面が眩しく美しい。



 

1、鱒渕ダムの堰堤を歩きスタート  8時43分
路上駐車の車は既に20台を数えた。この時間にスタートしても遅い方である。誰もいない堰堤を、気持ちは焦るがゆっくり歩いた。

   ゲートを越える

 

ます渕橋を渡る  8時48分
朝日に照らされ、とても綺麗な赤い橋。鱒渕ダムの象徴とも言えるだろう。湖面を見ながら深呼吸などすると、歩くペースも更に遅くなる。

   福智山頂まで5km

 

2、福智山登山口(九州自然歩道) 9時05分
ます渕橋を渡ってダム湖の周りを歩くこと15分。
川の流れの音が聞こえて来るようになると、そこは登山口である。しかし、伐採された木材が高く積み上げてあり、登山口が見えない。回り込んで登山口へと向かう。そういえば、昨年5月だったか、このコースを歩いた時に伐採工事の準備が始っていた。あれから既に7か月、かなり工事も進んでいるようだ。

 

登山口はこんな感じ  9時06分
登山口左にある、九州自然歩道の標識を見ると、この場所は、「鱒淵ダム登山口」と表示されている。
しかし、右にある道標には「
福智山登山口」と・・。
さて、どちらが正しいのか?できれば統一して欲しいと願う。しかも、「鱒
ダム登山口」の「」の字は、今朝路上駐車した場所にある石碑や、「ます橋」の銘板では「」の字になっている。ま、どっちでもいいのだが()

   
  川の流れに沿って歩く  9時07分
いよいよ山の中に入ることになる。山の空気に身が引き締まる。すぐに「山火事注意」の赤い横断幕が目に留まる。

    左手に横断幕
 

伐採作業の為に林道は通行止め  9時10分
オレンジ色の幕の右手にバイク進入阻止の大きな木の杭が6本。ここから本格的な登山道となる。
オートバイ乗入れ禁止の看板がある。


   バイクはダメです! 






暫く歩き易い登山道が続く。左は崖になっている。時折危ない箇所も出てくるので要注意だ!



 

がけ崩れ跡を通過  9時19分
今では綺麗に整備されて歩き易くなっている。
ここから7分程歩くと黄色い看板が目に付いた。
そこは森林伐採の場所だった。


   通行注意! 

 

伐採作業現場  9時27分
森の中に新たに道を作り、かなり大がかりな現場になっている。重機も置いてある。

   ご苦労様です

 

強羅(ごうら)橋  9時35分
渓流にかかる木の橋に出会う。右手下を見ると小さな流れだが、水の勢いは強く水量は豊富だ。
この時季、山頂に降る雪のせいだろうか?


   大きな音が響く

 

3、ホッテ谷分れ  9時40分
この分岐から左手の本流、九州自然歩道を歩くことにした。右のホッテ谷コースに進んでも福智山頂には到達するが、多少道が分かりづらい場所もあるので注意しよう!

   左の九州自然歩道へ

 

ガレ場が続く急登  9時51分
歩き難いガレ場が続く。ジワジワと汗が滲んでくる。途中でザックを下し、ベストを脱いだ。
んっ? 足下に赤い実が光っている。

   シキミの赤い実?

  1.8のコル  10時01分
ここから福智山登山口まで1.8km、山頂まで1.8kmと、この場所が登山口と山頂の中間地点にあたる。汗ダクで休憩したが、気温が低く、すぐに体が冷えて寒くなってきた。

   分かり易い目印
  大杉渡りのベンチ  10時26分
1.8のコルから調子よく大杉渡りまでやって来た。
ここで水分補給して先に進む。


   山頂まで1.2km
  大杉渡り  10時27分
自分以外誰もいない。静まり返った森に小さな沢の音が響き、とても雰囲気が良い場所である。その小さな沢を渡って更に進んで行く。

   大杉のある場所





登山道の左右には雪が残っている  10時48分



 

雪の登山道  10時57分
山頂に近付くにつれ登山道が雪に覆われてきた。
この辺りは日陰なのか雪がなかなか溶けずに残っている。とても滑り易く注意、注意!


   慎重に足を運ぶ

 

鈴ヶ岩屋への分岐  10時59分
以前、H師匠から一度案内して頂いた鈴ヶ岩屋への分岐。最近まで藪が茂って通行が困難だったが、有志の方が切り拓いてくれたようだ。下山時に立ち寄ることにして先ずは福智山頂へ。

   見易い標識






4、福智平から福智山山頂を望む  11時01分  あともう一息で山頂だ!
新設された標識では、ここは福智平ではなく、「鈴ヶ岩屋」という地名になっていた。




 

山頂の大岩が迫る  11時08分
陽の当る登山道の雪は消えかかっているが、その替わり少々ぬかるんで、これもまた歩き難い。この登山道で滑りこける人は多いようだ。
所々、山帰来(サルトリイバラ)の実が光る。

   自己主張する赤い実

 

5、福智山山頂  11時16分  901m
目標の山頂に登頂!登頂した時は山頂の登山者は10人程度だったが、時間が経つに連れ次第に増えてきた。岡山県からのご夫婦から声を掛けられ、暫し談笑。この年末年始で九州の山々を歩き回っているとの事だった。開聞岳、韓国岳、高千穂峰、尾鈴山・・・昨日は英彦山、今日はこの福智山と目まぐるしい行程で、そんな山行き旅行が出来るなんて羨ましい。


山頂には類似する2つの祠が祀ってある。その祠に新年の参拝、今年の登山安全祈願をした。




 
筑前黒田藩・福知社(鳥野神社)の上宮



豊前小笠原藩・福智神社の上宮






風もほぼ無風状態、穏やかな気候の中、山頂でゆっくり景色を楽しんだ。




 
山頂方位盤
 

山頂気温は4℃


大岩の陰で昼食

昼食の際、隣で休んでいた八幡西区香月の方と会話を交わした。再会を願って下山を開始。



 

下山開始  12時15分
山頂で約1時間ゆっくりした後、登って来た道を下山することにした。帰りは歩き易くなった「鈴ヶ岩屋」に寄ってみることにした。

    下山時,転倒注意!

 

6、福智平(鈴ヶ岩屋への分岐) 12時26分
以前はどこが登山道か全く分らなかったが、こんなにきれいに整備されている。藪を切り拓いて整備された方に感謝、感謝!

   標識に誘われて






7、鈴ヶ岩屋山頂から福智山を振り返る  12時31分  山頂碑は見当たらなかった。
5分程景色を楽しんだ後、8、福智平(上ってきた鈴ヶ岩屋分岐)に戻った。 




 

大杉渡りで休憩  13時07分
沢を渡って少し下ったところにベンチがある。
ここでザックを下ろして休憩。

   水分補給

 

1.8のコル  13時24分
ここまで快調に下山してきた。登山道は真っ直ぐ続いているようだが、ここから左に下って行く。「ます渕ダム」の看板を目印にしよう!

  
 ダムまで3.4km

 

<アカガシ林>
アカガシは、ドングリの仲間であるブナ科の常緑高木で、その和名は材の色に基づいています。アカガシの林は、暖帯林として北部九州を特色付ける林ですが、福智山の東斜面は、面積的には県内で最も広く分布する多様な植物群落となっています。(看板より)
ふかふかの落葉を踏みしめて歩く。この辺りは歩いていてとても気持ちがいい場所だ。

 

9、ホッテ谷分れ  13時46分
ガレ場の急坂を下ること16分、やっとの思いでホッテ谷分れに到着した。このコースの中で、私はこの下りのガレ場が一番苦手である。

  
 ます渕ダムへ下る

  林道出会い  14時13分
ホッテ谷分れからの下りは、疲れも感じない快適なウォーキングである。小さな沢を何度か渡り、緩やかな斜面を気分よく歩いて、いつの間にやら林道までやって来た。
と、言っても以前この区間で大転倒したことがある。調子に乗って油断すると危ない目に会う。最後まで気を抜かずに歩くことをお勧めします。
 

登山靴の泥を落とす  14時15分
赤い横断幕のすぐ横から川に下りると、そこはタオルやブラシが置いてあり、川で登山靴などの泥を洗い落とすことが出来る。

   とても有り難い

  10、福智山登山口  14時20分
材木の置いてある登山口に到着。ここから右に曲がって、赤い「ます渕橋」を目指す。

   間引きの材木
ます渕橋  14時36分
帰り道も誰もいない。ます渕ダムを一人占め。
ゆっくりとした時間が過ぎて行く。

    ますぶちばし






ます渕橋の上から  14時37分



 

11、ます渕ダム  14時44分
ほど良い疲労感を感じ、無事に鱒渕ダムへ戻ってきた。6時間の山歩き、満足の一日だった。

   最後に1枚




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