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鱒渕ダム〜七重の滝〜豊前越〜からす落〜福智山山頂〜鱒渕ダム

 

七重の滝 を経て 福智山

 
2年半ぶりに七重の滝コースで福智山を目指した。
滝の水量は多くて、勢いある滝の姿を横目に必死に上った。終日とても良いお天気に恵まれ、山頂は過ごし易く多くの登山客がお弁当を広げ寛いでいた。
平尾台に目をやると季節の風物詩、野焼きが行われている最中で煙がもくもくと立ち昇っている。
ところが、突然エンジン音がバリバリと・・・。モトクロスバイクが3台山頂を目指して登って来たのだった。登山道はバイク進入禁止のはずなのに・・・。登山道は荒れて悲しかった。
 
 

2013年2月24日





福智山山頂風景  右奥には皿倉山が見える


<コース概要>

1、鱒渕ダム  7時45分 〜 2、福智山登山口(七重の滝コース) 〜 
3、 七重の滝(一の滝〜七の滝)〜 4、山瀬 〜  5、豊前越 〜 6、 からす落 〜 
7、たぬき水〜 8、福智山山頂 〜 9、福智平 〜 10、大杉渡り 〜 11、1・8のコル 〜 
12、ホッテ谷別れ〜 13、福智山登山口(九州自然歩道)〜 14、鱒淵ダム 14時38分



  鱒渕ダム沿いに路上駐車  7時12分
8時スタートの約束だったが、かなり早く鱒渕ダムに到着した。既に車は5台停まっている。

   ダム建設記念碑




                 

早朝の鱒渕ダム  7時14分   朝日に照らされ山肌がほのかに赤く染まっている



 

1、鱒渕ダムの堰堤を歩いて出発  7時45分
今回はH師匠と二人で七重の滝コースを歩く。
途中、一般車両通行止めゲートを通過する。

   気温0度

 

ます渕橋を渡らずに進む  7時52分
普段は赤い「ます渕橋」を渡って登山口へ向かうのだが、今回は梅の花を観賞するために橋を左に見ながら通過した。

    ます渕橋
  







福智山の山頂が朝日に照らされて白く輝く  (左は鈴ケ岩屋)   8時02分
福智山を仰ぎ見るこの風景に見惚れて暫し立ち止まる。今日はあの福地山山頂に立つ!




 

梅街道だ!  8時05分
日当たりのよいダムの縁に梅の木が立ち並ぶ。梅の花がほのかに香り、春を感じる。

   白梅が咲き誇る

 

2、七重の滝コースの登山口  8時16分
ダムの周りを歩くこと30分で登山口に到着。
ここから登山道に取り付くことになる。

    標識に沿って

  七重の滝入口橋  8時21分
昭和29年に架けられた「七重の滝入口橋」を渡る。ここからが本格的な登山道になる。

   歴史を感じる  
 

行き止まりと思ったら・・・  8時31分
川の流れを右に見ながら上って行くと道が消えた。よく見ると、川の対岸に道が続いている。

  
慎重に渡る

  3、七重の滝 「一の滝」  8時39分
赤い鉄製の滝見橋を渡る。この橋を渡るとすぐ右手に七重の滝の「一の滝」が現れる。

     一の滝
  鎖場が立ちはだかる  8時44分 一の滝を観賞した直後、突然目の前に大きな岩と長い鎖が現れた。ちょっと躊躇したが鎖を手に慎重に上った。
左に二の滝と三の滝の間に出る迂回路もあるので自信のない人は迷わずに迂回路に進もう。
滝の音を聞きながら進んで行くこの登山道は山登りの醍醐味を感じさせてくれる福智山へのベストコースだ!





約15メートルの岩肌を、鎖を手に慎重に上って行く   8時47分




  二の滝  8時48分
細く長い2段の滝だった。勢いよく流れ出る滝はまるで「荒れ狂う龍の如し」だ。

   更に上へ





女滝  8時50分  三の滝と勘違いするが、別の支流なので七重の滝ではない




 


三の滝  8時53分
 


四の滝  8時59分
 


五の滝  9時04分
 


また鎖場だ!  9時06分
 


六の滝  9時07分
 


七の滝  9時10分

急登の鎖場を上って行くと、次々に滝が現れてくる。 迫力満点!




  広い河原に行き着いた  9時15分
次はこの川を渡ることになる。
水量が多いのでルートを慎重に選んで岩を渡って行く。


   バランス良く
 

迂回路が下流へ伸びている  9時24分
河原で少し休憩し対岸に渡ると、道は左右に分かれている。
特に表示はないが、左手の上流方面が進行方向となる。そして右は七重の滝の迂回路となる。
今上って来た鎖場のある道を下ることは危険なので、このような迂回路が作ってあるのだろう。

雨や雪の日など、この七重の滝コースを利用することは避けた方が無難だ。

  炭焼き窯跡の石組み  9時27分
昭和30年代までは炭焼きが行われていたようだ。川のすぐ横に石が組まれている。

   豆蔦が綺麗だ
  壊れかけた木の橋  9時30分
以前は渡ることのできた橋も年月がたてば寿命がくる。どう見ても危ない橋なので橋の右手に下りて川の浅瀬を歩いて渡る。

    今にも倒れそうだ 






緩やかな川の流れと共にのんびり歩く   9時38分  激しい滝の後の静かな不思議空間


 

4、山瀬  9時42分
山瀬の分岐にさしかかった。右は山瀬越を経て尺岳へ、左は豊前越を経て福智山へと続く。

  左へ進む 

  植林帯を進む  9時52分
大きく成長した杉の中を通り抜けると、風景は勾配が急なガレ場に一変した。忍耐の上りだ。

   ガレ場 10時06分
 

5、豊前越  10時16分   気温3℃
九州自然歩道、福智山系の背骨に到着。
ここから快適な尾根歩きで福智山へ向かう。


   福智山方面へ

 

6、からす落   10時59分
楽しい尾根歩きはここで終了。これより福智山への最後の上りとなる。気合を入れよう!

   山頂まで700m 

 

7、たぬき水  11時07分
ザックを置いて水を汲む。見上げればすぐ上に荒宿荘が見える。女性には嬉しいトイレ完備。

   荒宿荘






荒宿荘からはクマザサ帯の中を上って行く  11時23分  下界も視界良好



 

9、福智山山頂  11時30分  901m
筑前黒田藩・福智社(鳥野神社)の祠にお参りした後に山頂碑へタッチ。無事に登頂成功!

    福智山頂碑

 

豊前小笠原藩・福智神社の上宮  11時33分
山頂から少し下るともう一つの祠がある。
こちらにもお参りして昼食にする。


    本日は晴天なり

  大岩で風を避けて昼食  11時40分
今日は平尾台の野焼きの日なので、立ち昇る野焼きの煙を見物しながら昼食だ!

    チャンポン
  
  平尾台の野焼き  12時08分
煙の中から時折赤い炎も見える。
山肌は真っ黒に変身して平尾台も春を迎える準備が整ったようだ。福智山頂の登山者はのんびりお弁当を食べながら野焼きを観賞している。日当たりもいいので皆さんゆっくりしている様子。

二週間前の山頂は一面雪に覆われていた。それを思うと嘘のような気候だった。
  ポカポカの山頂風景   12時12分
登山者が続々山頂に上がってくる。グループ、ご夫婦、親子連れ、単独行などそれぞれ皆さんご満悦。
ところが赤牟田の辻方面からの一本道を突然バイクが3台爆音を轟かせて上ってきた。見ると、ぬかるみでスタックして立ち往生している。バイクはとうとう諦めて戻って行ったが、登山道はボロボロ。悲しい出来事だった。
 

下山開始  12時19分

福智平経由(九州自然歩道)で鱒渕ダムへ下山!ぬかるんだススキの道を歩いて下る。

   前方は鈴ケ岩屋  
 

9、福智平  12時29分
福智平一帯には春になるとたくさんの花が咲き誇る。この辺りから鈴ケ岩屋に上れるはずだが、草が茂って道は確認できない。

   鈴ケ岩屋の説明板

  10、大杉渡り  12時53分
大杉渡りから少し下ったところで休憩。
鱒渕ダムから福智山への九州自然歩道は補修工事中だった。

   サングラスの落し物
  11、1.8(イチハチ)のコルの分岐 13時13分
この分岐から左に下って行く。表示をよく見ていないと真っ直ぐ進んでしまうので注意だ!

    ます渕ダムへ
  12、ホッテ谷分かれ  13時31分
山頂を目指す際、このホッテ谷分かれからどちらに進んでも福智山山頂に通じている。

   安心する表示 
  土砂崩れ跡も整備完了  13時53分
以前は土砂崩れ跡の中を通り抜けていた。上から岩が落ちてきそうで心配だったが、バッチリ整備されていて安心して歩くことが出来る。 

   竜のヒゲの青い実 
 

登山靴を洗う  14時02分
山歩きも終わりに近づき、赤い横断幕の横から川に下りて登山靴を洗った。親切にブラシやタオルが設置されている。

   ゴシゴシ 

 

13、福智山登山口(九州自然歩道)14時09分
登山口から舗装されたダム周回道路を歩く。
ダム管理事務所まで1.9キロだ。

   満足感

  ます渕橋を渡る   14時30分

もう少しでゴール。今日一日の余韻に浸りながらあとわずかの道のりを行く。

   橋のプレート

  美しいダム湖にうっとり  14時32分
赤い橋の上から青く輝く湖面を見つめる。

  
  のんびり 
  14、鱒渕ダム  14時38分
美しいダム湖の堰堤を歩いて車に到着。7時間近い行程を終え大満足の一日だった。
 
    お疲れ様でした
  
 背後のカラー 
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