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鱒渕ダム〜ホッテ谷分れ〜<ホッテ谷新道>〜からす落〜
                福智山山頂〜福智平〜ホッテ谷分れ〜鱒渕ダム

 

鱒渕ダムからホッテ谷新道を経て 福智山

 

2014年8月23日

 

今夏久しぶりのお天気に恵まれた。「夏はやっぱりこうじゃないと!」 毎年この時期になるとナツエビネの季節、木漏れ日を浴びて踊るような可憐な花は、なかなかお目にかかれない。
お天気上々、気分は最高、ワクワクしながらナツエビネに会いに出発した。




咲き競う 「ナツエビネ」   気品ある薄紫の花が森の中でワルツを踊っている



<コース概要>

1、鱒渕ダム  7時28分 〜 2、登山口 〜 3、ホッテ谷分れ 〜<ホッテ谷新道>〜   
4、からす落 〜 5、たぬき水 〜 6、福智山山頂 〜 
7、福智平 〜<九州自然歩道>〜 
8、1.8のコル 〜 9、ホッテ谷分れ 〜 10、登山口 〜 11、鱒渕ダム   14時01分


 H師匠と7時40分の待ち合わせだったが、二人とも今日の良いお天気に誘われたのか?
30分前に偶然にも同時に到着した。鏡のようになった湖面に山並みが映る。

               
最高のお天気に恵まれた鱒渕ダム  7時27分


 

1、鱒渕ダム出発  7時28分
先着車も多く、既に大勢の登山者が入山しているようだ。久しぶりの晴れの日を味わいながらゆっくりと堰堤を歩き楽しんだ。

   足取り軽く

 

ゲートを通過  7時32分
本日の山行きには一つ目的がある。それは真夏、静かな森の中で可憐に踊るナツエビネの観賞である。H師匠の案内でその咲き具合を見に行くのである。どこに咲いているのか?それは残念ながらネット公開出来ない。盗掘者が絶えず、年々その数を減らしているからである。「一株位ならいいだろう」と持って帰るらしいが、盗掘は絶対にやめて欲しい!

 

ます渕橋を渡る  7時34分
ゲートを越え、サイクリングロードにもなっている鱒渕ダムの周回路をテンポよく歩くと、2分程で赤います渕橋にさしかかる。

   太陽を浴びて

 

突然のサプライズ  7時41分
ます渕橋を渡りH師匠と雑談しながら歩いていると、前方に我々を待っている男性(左・H田さん)がいた。挨拶をすると「きままに登山靴の方でしょう」と、
かなり確信した口調で話しかけられた。先週に引き続き嬉しいサプライズだった。ホームページや「福智山系登山ガイド」も参考にいろんなコースに挑戦されているとのことで、私にとってはこの上ない喜びである。

 

H田さんと共に  7時44分
立ち話も長くなりそうなので、歩きながらお話させて頂いた。地元のH田さんは最近山行きの回数が増え、主に福智山系を歩いているとの事だった。H師匠とも話が弾み、九州自然歩道の登山口までがあっという間だった。H田さんは「七重の滝コース」を辿り福智山を目指すので、「また山頂でお会いしましょう!」と、途中で一旦お別れとなった。

 

2、福智山登山口  7時55分
我々もここからいよいよ山の中に入って行く。いつもより川の流れが激しい!H田さんの進む七重の滝コースは大丈夫だろうか?

    登山口標識

 

今度は常連さんと共に  7時57分
登山口から歩いていると、後方から足音が近づいてくる。振り返るとそれは以前もご一緒したことのある、登山道をボランティアで草刈りをされている福智山の常連さんだった。いつものようにH師匠と情報交換が始まる。登山道の状況、山野草の開花状況など、いろんな山情報が満載である。私はこのような福智山の熟練者に同行出来て光栄である。

 

林道から本格的な登山道へ  7時59分
木の杭をすり抜けて本格的な登山道へと入って行く。バイクの侵入も頭の痛いことである。登山道は荒れるし、とても危険だ!

    注意看板






激しく流れる川の横を歩く  8時11分   歩いていて、とても気持ちの良い登山道。





登山道と林道合流地点  8時16分  森を抜け明るい場所に出た

この場所はつい最近まで森林伐採が行われていた場所である。その伐採の為に整備された林道が登山道と交差している。日当たりがいいので花が目立つようになった。





ノブドウ?


モミジガサの花


キンミズヒキ




 

強羅橋  8時24分
いつもより水量がかなり多い。川の流れ落ちる音に圧倒されながら橋を渡った。

    急流→激流

 

3、ホッテ谷分れ  8時29分
この分岐で同行の常連さんとお別れ。我々はホッテ谷新道を経てからす落に向かう。

   さらば友よ

 

森を抜けて明るい場所に  8時38分
気温はグングン上昇中!やっぱり森の中の方がヒンヤリして歩き易い。

    モミジガサ

 

ホッテ平  8時54分
暫く森の中を歩くとホッテ平に到着。水分補給。取りあえず標識を撮影して先へと進む。スタミナ切れでペースが遅くなってきた。

   夏草が覆い茂る 

 

H師匠、常連さんと山談議  9時39分
我々が上っていると、この早い時間帯に既に山頂を踏んで下山してくる人がいる。その殆どの方が常連さんだが、H師匠は皆さんをよく知っていて、すぐに山談議となる。喘ぎながら上っている私にとっては丁度良い休憩タイム。H師匠は下山中の常連さんと「久しぶりですね〜」と会話を交わしていたが、常連さんの足下を見ると長靴だった。さすが!






ホッテ谷新道を淡々と上る  9時56分   汗がしたたり落ちる


 

ふと見上げると・・・  9時58分
汗を拭き拭き上っていると、小さな標識が木にぶら下げてある。「カラス落へ10分」。
これを見てちょっと元気が出てくる。
既にスタートして2時間30分が経過している。足の遅い私のせいでかなりタイムオーバーである。H師匠曰く、「スタート地点から私のペースが速かった。」最初は飛ばさずに歩いて、ペースを守る事が大事である。

 

4、からす落  10時09分
ここは休憩せずに通り過ぎる。ここまで来れば福智山もあと少し、でもここから最後の楽しい楽しい急登が待っている。

    山頂まで700m 

 

コバギボウシ咲く登山道  10時10分
からす落付近は日当たりが良いせいでいろんな種類の花が咲いている。コバギボウシが気持ちよさそうに揺れていた。

    花言葉→沈静

 

5、たぬき水  10時23分
「たぬき水に寄りますか?」とH師匠に聞かれ、ヘタレの私は「ハイ、寄ります。」と即答。大雨の後なので大きなトレイを飛び出すほどの水量だった。冷たくて気持ちがいいので少し飲んだが、H師匠から「大雨の後の水は濁っているので飲まない方がいいですよ」とアドバイスを受けた。喉を潤すのに冷たい水は有難いが、大雨の後は控えた方が・・。






クマザサ帯を上る途中、振り返ると雲取山、金剛山そして皿倉山までクッキリ 10時34分



 

筑前黒田藩・鳥野神社上宮  10時39分
無事登頂のお礼参拝を終えた後に、山頂碑へと向かう。スタートして3時間11分。かなりのスローペースだった!

    山頂迄あと30歩

 

6、福智山山頂  10時40分
やっと山頂に到着!と、ここでH師匠がまたもや知り合いの常連さんとご挨拶。

   山頂方位盤






豊前小笠原藩・福智神社上宮  10時48分  



 

健脚、H田さんと山頂で再会  10時50分
福智神社上宮に参拝した後、山頂にて昼食タイム・・。と、ここで、今朝登山口で一旦お別れしたH田さん(写真右)と再会!
彼は七重の滝コースで山頂まで上って来たのだが、
10時には山頂に到着していたとのことで、随分待たせてしまって申し訳なかった。
H師匠と再会記念のツーショット。

是非また福智山でお会いしましょう!

 

岩陰で昼食  10時57分
風を避け岩陰に腰を下す。遠くに霞む龍ヶ鼻や平尾台を眺めながらお弁当。冷えたノンアルコールビールは今や夏の定番となった!

     喉越し最高!






昼食後に山頂をブラブラと・・・ 11時25分  四畳半岩では常連さんたちがワイワイガヤガヤ 



 

福智山を下山  11時31分
下山ルートは福智平経由で鱒渕ダムへ。H師匠のザックの横に付いているのは?それは執拗につきまとうアブを撃退するための必殺ツール、福智名物「ハエ叩き」である。

   ゲンノショウコ





7、福智平で花散策  11時45分  花の宝庫だけあっていろんな花が咲いている 





オミナエシ


ヤハズハハコ


カワラナデシコ


ヤマジノホトトギス


キキョウ


シラヤマキク


 

コバギボウシの咲く小路  11時44分
群生するコバギボウシを横目に気分よく歩く。お花の咲く登山道は最高ですね!

   美しい


福智平を下る途中、男性(50歳代)が単独で上ってきた。道を譲り「こんにちは」と挨拶をしてすれ違う際に、その男性がH師匠の姿を見て「いつもブログに出てますね。」と声をかけてくれた。 「えっ」我々は一瞬びっくり! しかしすぐに「見て頂いてありがとうございます。」と返答した。最近はホームページのお陰で、福智山ファンの登山者とコミュニケーションが増えて大変嬉しいことである。山での出会いに感謝です!





鈴ヶ岩屋への分岐を通過  11時47分  常連さんが草刈してくれた鈴ヶ岩屋への道(右)

 






ナツエビネ  今が最盛期!





ナツエビネ(夏海老根)のアップ      ラン科エビネ属の多年草
ずっと見ていても飽きない。気品ある薄紫色がすばらしい!





 

大杉渡り  12時14分
いつもなら水はチョロチョロとしか流れてないのに、
今日は川のようになっている。


    休憩せず通過


 
オニシダ(直径1m位)


モミジガサの群生
 

8、1.8のコル  12時33分 
アカガシの林:福智山の東斜面は面積的には県下で最も広く分布する多様な植物群落となっている。 
              <説明表示より抜粋>


   読んでお勉強


 登山口まで1.8km

分かり易い表示

鱒渕ダムは左へ下る






急なガレ場を下る  12時48分   小石に足を取られ易いので注意して下る



 

9、ホッテ谷分れ  12時59分  右へ
歩き難いガレ場の下りを終え、漸くホッテ谷分れまで戻ってきた。ホッとする。

   啓蒙標識

 

強羅橋  13時03分
依然、川の流れは激しい。この大量の水はいったいどこから集まってくるのであろう?今更ながら自然の不思議に興味が湧く。

    キンミズヒキ

 

登山道を右に曲がって林道へ  13時10分
森林伐採の為に切り拓かれた場所に出た。真っ直ぐ登山道を進んでも良いが、右に曲がってまたすぐに左へ進むと林道に通じる。

   林道へ

 

大きなコンクリートの橋を渡る  13時11分
橋を渡り川の対岸に沿った林道を歩く。少し歩くと、コンクリートの道路になるが、道路上に水が流れ、苔むしてとても滑り易い。

    気楽な林道歩き

 

杭のある登山道入り口に合流  13時26分
再度橋を渡ると、今朝取り付いたバイク進入禁止の杭のある場所に合流した。林道には山栗が沢山落ちている。

   触るとマジで痛い

 

いつもの場所で登山靴を洗う  13時27分
今日も相変わらず登山靴はドロドロだ。川でラフに洗うだけでも、家に帰って登山靴を洗う手間が随分楽になる。ブラシが有り難い!

    泥を落とす!

 

10、福智山登山口  13時36分
登山口到着!山頂から2時間05分だった。ここからはサイクリングロードを兼ねた遊歩道をテクテク歩くだけである。

   あと1.5km

 

ます渕橋を渡る  13時53分
緊張して下山してきた登山者にとって、この遊歩道を歩くことはクールダウンになる。
「次はどこへ登ろうか?」など、いろんな雑談タイムでもありこれまた楽しい時間だ!

   ます渕橋のネームプレート

  11、ます渕ダム  14時01分
今日はお天気に恵まれ、最高の登山日和だった。雨続きの今夏では貴重な一日と言ってもいいだろう。おまけにナツエビネにも会うことが出来て言うことはない!H師匠ありがとうございました。今日の歩数は16800歩。「結構歩いたなあ〜。」2週続けての福智山、きっと明日は身体のあちこちが痛むに違いない。6時間33分の山歩き、お疲れ様でした!



訪問ありがとうございました。
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