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鱒渕ダム〜ホッテ谷分れ〜<九州自然歩道>〜福智平〜
              福智山山頂〜カラス落〜ホッテ谷分れ〜鱒渕ダム

 
 鱒渕ダムから九州自然歩道を経て 福智山

2018年9月22日

半年ぶりの福智山。いつでも行けると思っていると、もう半年が経っていた。こんなことでは威張って「福智山がホームグラウンドです。」などとは言えませんね。今年は山行回数が少なく、年内あと3ケ月で何とか挽回したいが・・・。鱒渕ダムに到着すると見慣れた車が2台(H師匠とKさん)停まっていた。既に人影はなく出発した後だった!急いで準備して単独で鱒渕ダムをスタート。





見つけてビックリ 「タマゴタケ」

<コース概要>

1、鱒渕ダム  7時30分 〜 2、登山口 〜 3、ホッテ谷分れ 〜<九州自然歩道>〜 
4、1.8のコル  〜 5、福智平 〜 6、福智山山頂 〜 7、カラス落 〜
<ホッテ谷新道>〜 
8、ホッテ平 〜 9、ホッテ谷分れ 〜 10、登山口 〜 
11、
鱒渕ダム   14時06分

  



鱒渕ダムの湖面に青空と雲が映る   初秋の風が涼やかだ

 



 

1、鱒渕ダム  7時30分  スタート
準備を終え、既にスタートしているH師匠に「今から鱒渕ダムを出発します。山頂で会いましょう!」とメールを入れた。気が付いてくれるといいのだが、電波の具合もあるので、メールが山中で届くかどうか?少し不安だが仕方ない。なんとか追いつきたいということで、焦り気味で歩いた。


 

遊歩道のゲート通過  7時35分
福智山まで5.2km。頑張って歩こう!

   確認


鱒渕ダムの標高は約150m。福智山頂は900mなので、ここから約750mの標高を上げなければならない。往復約10キロの行程になるので気を引き締めてスタート!



 

ます渕橋を渡る  7時37分
お天気は回復傾向なので気分も上がる。

   
 静寂

 

遊歩道を気分よく歩くと



登山口が見えてきた


 
2、登山口  7時52分
スタートして登山口まで22分。ちょうど良いウオーミングアップだった。

     林道へ

登山口から川沿いの林道を真っ直ぐ3分程歩くと、右手に車両通行止めの杭がある。




 

登山道へ  7時55分
右の車両通行止めの杭をすり抜け登山道へ。
「赤い花が・・」と思ったら彼岸花だった。

   
明日はお彼岸





緩やかな杉木立の登山道  積もったフカフカの枯れ枝を踏みつつ上っていく




 

第一崩壊地通過  8時04分
ここは以前(2010年7月)土砂崩れがあったところだが、その爪痕も8年という年数を経て、いつの間にか森に戻りつつある。
一見、土砂崩れがあった跡とはわからなくなってしまった。
もし、また台風や大雨の場合、この辺りは要注意場所となるだろう。


 
2010年8月

2010年にここを通過した時の写真
大雨は福智山系に多大な被害をもたらした。

    怖い
       2010年12月


 

十字分岐  8時09分
標識通りに、ここは直進。ここでも彼岸花が沿道を彩っていた。

    季節感


 

第二崩壊地通過  8時13分
ここは2016年の夏ごろに崩壊したと思われる。
天災なのか?森林伐採の結果か?

ここの登山道は、今も崩れ続けている。斜面の土砂も雨が降るたびに土留め柵へ押し寄せているみたいで、大雨の直後などはマジで注意が必要だと思う。本格的な対策がなされることを切に願う。


 

強羅橋  8時17分
辺りはグッと暗くなり、川の流れが大きく響いてくる。橋は濡れて滑りやすいので注意。

  
  慎重に!


 
ツリフネソウ
 

ゲンノショウコ 
 

ミズヒキソウ

 
キンミズヒキソウ

 
3、ホッテ谷分れ  8時22分  左へ
鱒渕ダムをスタートして52分経過。ここでスマホをチェック。すると、スタートの際にH師匠に送信したメールに返信が・・・
それを見ると「今、ホッテ谷分れを通過したところです」と書いてあった。ということは意外と近いかも?と思ったが・・・ホッテ谷分れからどっちに進んだのか?書いてないよ〜。
( ;∀;)

H師匠とKさんはどっちへ進んだのか?わからないので、当初の予定通り、九州自然歩道を辿ることにした。自分なりにピッチを上げるが、逆に疲れてペースダウン()




 

辛抱強くガレ場を上る  8時37分
苔むした岩は濡れると一層滑る。このような場所では注意していても滑ってしまう。

    モミジガサ


 
ここは登山口と山頂の中間地点


分かり易い標識がありがたい

4、1.8(イチハチ)のコル  8時49分
鱒渕ダムをスタートして1時間19分経過。
人影が見える!ひょっとしたらと思ったら、ベンチで休憩しているKさんが目に飛び込んできた。「追いついたぞー」と内心ホッとした。H師匠にもご無沙汰の挨拶をしてここから3人で歩くことになった。
ほぼ毎週福智山に上っているお二人と半年ぶりの私。ちょっと気が引けます。

   
   山頂まで1.8km & 登山口まで1,8km


 

Kさんの先導で歩く  8時59分
これより散策開始。とても眼の良いお二人は次々にいろんなものを発見してくれる。
登山道をただ上るだけではなく、貴重な植物や花々を楽しんで上るスタイルは私も大好きだ。写真撮影などしながら上ると少々時間はかかるが、その楽しさが登路の辛さを紛らわせてくれる。


 
アキノギンリョウソウ


ヤマジノホトトギス

 
?  アンパンのようなキノコ
 

?  大きく、奇妙なキノコ 

 
ホコリタケ


ムラサキシメジ

 
??? 

 
? ホコリタケに似ているが・・・穴がない 





 タマゴタケ(before)    ミニトマトではありません!





 タマゴタケ(after)   傘を開くと存在感は絶大
食べられるとは聞いているが、口に入れる自信は全くありません!






大杉渡り  9時17分  いつもより水量が多い



 

 

大杉渡り  9時17分
ここでちょっと休憩して水分補給。

   新品


 
ドクツルタケ



シロオニタケ

  カラスのくちばし  9時53分
登山道の中央に鳥が口を開けたような岩がある。これをカラスのくちばしと呼んでいる。
この岩を踏んで通過すると山での事故がないと・・・本当かな?でも、そう聞いたからには、そのジンクスに沿って、踏んで登ろうと右足を口の中に踏み入れて進んだ。
結局この日は滑ることもなく無事に下山!

 

 
 

 
陽が射してきた

 
ツルシキミの赤い実


ミヤマウズラ

 
キバナアキギリ 

 
ホウキタケ
 

?  木肌にベッタリと群生 

 
ヤマハッカ

 
ヒヨドリバナ

 
コバギボウシ


オミナエシ 

 
シラヤマギク
 

ヨメナ
  5、福智平  10時18分
あいにくのお天気で周囲の景色は見えないが、かろうじて福智山山頂は見えている。
ここは花の宝庫。日当たりがよくて、いつもたくさん花が咲いている。雨上がりの花々はしっとり濡れて少々頭をもたげている。
夏はこの場所にヒゴタイが咲いていたそうで、私も見てみたかった。

 
ガマズミの赤い実

 
?  何の実だろう

 
トモエシオガマ

 
ヘビの脱け殻

 


ノダケ 

福智平からいろんな花を見ながら歩いていると、いつの間にか山頂近くの四畳半岩に到着!



 

四畳半岩   10時40分
スタートして3時間10分。お花やキノコの観賞でいつもより時間がかかってしまった。

    

 

鱒渕ダムを見下ろしながらランチタイム
今日は薄雲がかかり景観はイマイチ。山頂は手元の温度計で22℃。とても過ごしやすい。

  
  イヌタデ


ランチタイムを終えて下山に取り掛かる
下山ルートはカラス落からホッテ谷新道を経て鱒渕ダムへ



 

福智神社上宮  11時21分
半年振りに参拝。ご無沙汰してすみません。

  
 礼拝

 

6、福智山山頂  11時22分  901m
今日は登山者が少ない。少し風が出てきた。

    山頂碑


山頂碑の柱に、温度計が縦に二つ並べて張り付けてあるが・・・温度が違っている



 
上の温度計は15℃ ×



下の温度計は20℃ (


下の温度計(20℃)が正しいとH師匠が教えてくれた




八丁方面  11時23分  山頂の気温は20℃、山肌のクマザサも薄茶色に変化している

 

 

鳥野神社上宮  11時24分
久しぶりに山頂にある二つの祠に手を合わせることが出来て安堵した。

  
  安全祈願





カラス落に向けて下山開始  11時25分  この時、陽が射して視界も良好となった



 

カラス落は下の道に下りて右へ  11時29分
H師匠とK高さんは調子よく下って行く。

  
  快調


 
アキチョウジ




 
荒宿荘には寄らず通過  11時41分
今日は小屋周辺もひっそりしている。

    蒸し暑い

 

たぬき水  11時42分
勢いよく水が出ていた。顔を洗ってサッパリ!

  
  冷たい湧水


 

7、カラス落(からすおち)  11時49分
ここからホッテ谷新道へと進む。

  
  右下へ


 
アキノタムラソウ


ガマズミの赤い実

 

カラス落から森の中へ  11時52分
ホッテ谷新道は、「初夏の新緑」と「秋の紅葉」がとても美しいルートだ。

  
  ねじれた木


 

途中の標識を確認  12時11分
K高さんに離されないよう必死に追いかける。

  
  ヨシッ!


 

この標識まで下ったら右へ  12時18分
単独行ならルートを探しながら歩くが、今日はベテランのK高さんに着いて行けば安心だ。

  
  斜面の下部に到着


 
見上げればH師匠が下って来た

 
軽やかに沢を渡るH師匠 12時19分

 

8、ホッテ平  12時23分
明るい広場に到着。ここには大きな炭焼き跡が残っている。

  
  歩庭平


 
夏エビネの終期

 
キンミズヒキソウ

 

しょうた渡り  12時50分
今日はどこの沢も水量が多い。ジャブジャブと浅い沢を渡渉した。

  
  誰の名前?

 

9、ホッテ谷分れ  12時51分
定点で時間を書きこんだらすぐに出発。

  
  周回完了

 
青空の下でお花探し

青空にヒコーキ雲  12時57分
我々が下山している最中にお天気は完全に回復した。ちょっと悔しい。
日当たりの良い場所に出ると非常に暑い。
しかし、日当たりの良い場所はお花をたくさん見ることが出来る。H師匠が「たしかこの辺りなんだけど」・・・と繁みの中を探すと、タカネハンショウズルが顔を出した。以前はツリフネソウも沢山見られた登山道だが、草刈の影響なのか、その姿が減ってしまった。

  
 
         タカネハンショウズル





 ツリフネソウ  鮮やかな濃いピンク色が素晴らしい





 強羅橋を渡る  13時00分  激しい沢の流れに声が届かない




 
第二崩壊地を通過して 13時03分



一気に杭まで下って来た 13時23分

 
ベンチで休憩中に記念自撮り

10、登山口  13時36分
あっと言う間に登山口へ到着。
あとは周回道路を1.6km歩くだけ。

  
  安堵





 ます渕橋を渡る  13時57分  帰りの遊歩道歩きは、登山道で頑張った足腰のクールダウン 




 
秋風吹く鱒渕ダム  13時57分



堰堤を歩く  14時02分

 

11、鱒渕ダム   14時06分  ゴール
スタートは単独だったが、途中でお二人に合流以後は下山まで同行させて頂いた。
久しぶりに一緒に歩くととても楽しい。
H師匠の登山教室はいつも新鮮で新発見ばかり。H師匠、K高さんお世話になりました。
私も頑張って登山教室に参加しますので、宜しくお願い致します。


6時間36分の山歩き。スマホの歩数計は19902歩だった!

訪問ありがとうございました。
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