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鱒渕ダム〜ホッテ谷分れ〜<九州自然歩道>〜福智平〜
                福智山山頂〜カラス落〜ホッテ谷分れ〜鱒渕ダム
 
鱒渕ダムから九州自然歩道を経て 福智山

2018年10月27日

今日は約1ヶ月振りの福智山。前夜は雨が激しく降って山行が危ぶまれたが、本日のお天気は晴れ。「それなら行くぞ!」と、自宅を出発。期待を膨らませて鱒渕ダムへ車を走らせた。
いつも駐車する路肩に到着すると、H師匠が先着していて登山靴を履いている最中だった。
H師匠とお会い出来て、ラッキー。私も急いで準備を整えて一緒にスタート!


   


綺麗に色付いたマユミの実(福智山山頂、福智平側にある大岩の横にて)

 



<コース概要>

1、鱒渕ダム  7時21分 〜 2、登山口 〜 3、ホッテ谷分れ 〜<九州自然歩道>〜   4、1.8のコル  〜 5、福智平 〜 6、福智山山頂 〜 
7、カラス落 〜<ホッテ谷新道>〜 8、ホッテ平 〜 9、ホッテ谷分れ 〜 
10、
登山口 〜 11、鱒渕ダム   14時13分

  


 

1、鱒渕ダム  7時21分  スタート
鱒渕ダムに停めている車は、私を含めてたったの3台だけ。今日は登山者の出足が遅いのか?
車から降りると風が強く寒い。季節が変わってきたことを実感。
H師匠に出会えて幸先いいぞ!とばかりに準備を始める。最近の山の状況などを聞きながら登山靴を履いた。




 秋風吹く鱒渕ダム湖畔。山肌も少し色付き始めたみたいだ。




 

遊歩道のゲート通過  7時25分
朝の散歩を日課とするご夫婦と挨拶を交わし、堰堤を通過。ゲートを越える。

    冷たい風


 

ます渕橋を渡る  7時27分
福智山まで5km。頑張るぞ!

 
 確認!


 

橋の上は強風  7時28分
鱒渕ダムでこんなに風が強いとは?
これでは、山頂も覚悟しなければ・・・。


   橋を渡り右へ

 

遊歩道では栗がたくさん  7時39分
遊歩道を歩いていると、栗がたくさん落ちている。しかしながら中身は全て空っぽ。
先に見つけた人が中身だけ取ってしまったのか?はたまたイノシシが食べてしまったのだろうか?
結局私は一つもゲットできなかった。(悲)


 

2、登山口  7時46分
歩き始めて25分で登山口へ到着。
身体もかなり温まりウォーミングアップ終了。

   
あと3.7km


 
車両通行止めの杭をすり抜ける 7時50分
これより本格的な登山道。最近は土が流れて道が細く悪くなっている。危険な場所もあるので、崖から川に落ちないように注意!
   
バイクはNG!

 

第一崩落地通過  8時01分
足下にマムシグサの実。

   
青々


 

十字分岐  8時10分
ここは足下にある標識に沿って直進。間違って右に上って行った人がいるそうだ。

  
 確認!


 

第二崩壊地通過  8時14分
ここは崩壊が少しずつ進んでいるようだ。

    ヤバイ!


 第二崩落地の状況はこんな感じです!雨が降るたびに状況が悪化しているのでは?



 

根こそぎ木が倒れて通行に支障を来す



左の崖が崩れて道幅が狭くなっている。


 

ツルニンジンの実  8時15分
第二崩落地で見つけた紫の実。

   
紫色


 

木耳(キクラゲ)発見
観察力抜群のH師匠がキクラゲを見つけた。
この姿を見る限り、人間の耳に良く似ている。その漢字の通り、正に「木に生える耳」だ!
今年は各地でキノコが豊作。キノコ狩りで道迷いや急峻な崖に攀じ登って滑落する人が急増しているらしい。キノコ中毒で体調を壊す人も命を落とす人も・・・。このキクラゲ大丈夫()


 

強羅橋  8時23分
激しく流れる沢の水。冷たそうだ!

  
  辺りは暗い


 
ヨメナ


 タカネハンショウズル

 
タカネハンショウズル

 
タカネハンショウズルの痩(そう)果

 
3、ホッテ谷分れ  8時32分
ここから左の九州自然歩道を歩く。

 
 左へ

 

新しくなった道標プレート  8時33分
初心者にとっては非常に分り易く、安心。

  
周回OK


我々は左の九州自然歩道を進んで山頂へ。下りは右のホッテ谷新道から戻る予定。




 

4、1.8のコル  8時56分
ガレ場を必死に上り、漸く1.8のコルに到着!
ここで小休憩。水分補給。

   
山頂まで1.8km


 

ドングリコロコロ
ベンチで休憩していると、「ポトッ、カサッ」「ポトッ、カサッ」と何やら音がする。何かと思えば、それはどんぐりが地面に落ちる音だった。
足下に落ちているドングリを拾っただけで、すぐに手のひら一杯になった。秋ですね〜。この実から芽が出て森が育っていく。素晴らしい自然の循環。自宅の庭に植えてみようかな〜。


 

大杉渡り  9時21分
1.8のコルから20分弱で大杉渡りへ到着。ここは休憩せずに通過した。

    快調に歩く


 

カラスのくちばし  9時49分
カラスのくちばしを踏むと安全登山。というジンクスがあるそうで・・・。勿論踏みました。

   
ツルシキミ


 
ヤマハッカ

 
? (白くて奇妙なキノコ)

 
?(この実、何の実)

 
キバナアキギリ

 
アキノキリンソウ
 

サルトリイバラ

 
ノコンギク?(白)

 
ヨメナ(うすいブルー)

 

鈴ヶ岩屋への分岐を通過  10時04分
ここから左へ上ると、鈴ヶ岩屋に通じる。以前上った時に山頂の岩場にヘビがいた!

  
  山頂まで6分位


 

福智山頂東側には鈴ヶ岩屋と呼ばれる岩場があります。福智山は、山岳宗教の修験場として栄えた信仰の山でもありました。昔英彦山修験の流れを汲み、福智山を開山したといわれる釈教順という僧が、この岩場で金の鈴を、地中から発見し、供養したことから、そう呼ばれるようになったといわれています。
             <説明標識より>






大きく背の高い リンドウ







5、福智平  10時08分  アキノキリンソウが風に揺れていた




福智平から山頂を望む  10時10分  快晴! 山頂を歩く人が見える







リンドウを撮影するH師匠  10時21分  ススキの中を歩くとても気持ちがいい




 

福智神社上宮  10時29分
手を合わせて安全登山を祈る。

  
  三体


 

6、福智山山頂  10時30分  901m
山頂は強風。身体がすぐに冷えてきた。
温度計は9℃だが体感温度はもっと低い。 

  
  正確なのか?


 

鳥野神社上宮  10時31分
祠の中は毘沙門天が一体祀られている。
強風でブルブル震える。

   
青い賽銭箱


 

福智山山頂碑の裏側  10時33分
山頂碑の裏側には石積みのケルンと方位盤がある。強風で寒くじっとしていられない。

  
 イヌタデ






ススキと枯れた笹が強風にさざめく   10時34分  遠くでH師匠が知り合いと話している






八丁への道がクッキリと見える  10時35分  福智山山頂は人が少なく10人程度だろうか?

この後、四畳半岩の陰に隠れて風を避けながら昼食。ゆっくりと休んだ。 





 

昼食後下山に取り掛かる  11時26分
四畳半岩で昼食中の登山者に挨拶をして下山する。皆さん常連登山者ばかり。

  
  お先に〜


 
マユミの実

山頂からの下山コース
強風なので、「山頂を歩かずにカラス落まで下ろう」と、H師匠からの提案があった。いつもなら山頂から直接荒宿荘へと下り、カラス落ちまで行くのだが、今回は一旦往路の福智平方面へ下り、途中で山頂下部の巻道を利用してカラス落まで歩くことにした。「きっと風がないと思う。」というH師匠の言葉は見事に当たり、風は無く、巻道も歩き易くて大正解だった。


 
@  山頂から福智平に行く途中での四差路

 
A  四差路にさしかかる  11時33分

 
B 左に進む 11時33分

 
Cきれいに整備された巻道だ 11時35分





 巻道の途中から下を見ると鱒渕ダムが目に飛び込んできた  11時36分




 
赤くなったマムシグサの実を発見!



まだ濃い緑色をしているマムシグサの実


 

山頂からの道と合流  11時40分 直進
左上に進むと山頂へ通じる。直進はカラス落へと続く道。すぐ先に分岐があるので注意。

  
  部分紅葉

 
三叉路分岐  11時41分
我々は右へ下ってからす落へ。
左に進むと八丁の辻に通じる。

  
  確認!

 

荒宿荘を左に見ながら通過  11時44分
右へ下って行くと、たぬき水。

   
冷たい


 

7、カラス落  11時51分
ここからホッテ谷新道を歩いて鱒渕ダムへと下る。さて紅葉の具合はどうだろう?

  
  右下へ


 
カラス落にはヨメナが群生  11時52分
足下を見ると薄紫の花が一面咲いている。

  
 可憐に咲く

 
オレンジに染まる葉

 
ねじれた桜の木

 
黄葉と青空

 
黄葉が綺麗

盛りには時期尚早だが、空を見上げながら歩くと所々綺麗な紅葉、黄葉が見られた。




 

ホッテ谷ルートについて  12時16分
このルートは少し広めの林を歩くことになる。登山道が分かれていたり、登山道に見える場所もあったりするのでご用心!

  
  確認!


 

この標識まで下ると右へ  12時24分
秋は落ち葉が多く、道が隠れてしまうので、コース選びは慎重に。樹木に赤いペンキ有り。

  
  目線の上辺り


 

イイギリ(飯桐)の木  12時27分
沢を越え少し下ると、このコースで一際雰囲気のある大きな木、イイギリに出会う。
見上げると赤い実が生っている。
本州、四国、九州及び沖縄の山地に自生するイイギリ科の落葉広葉樹。日本以外でも広く東南アジアの山林中に見られる。木の姿がキリに似ていることと、その昔、大きな葉を食器代わりに飯を包むのに使われたことからイイギリ(飯桐)と名付けられた。
秋(11月ころ)になると雌の木にはブドウのような直径1センチほどの赤い実が垂れ下がる。落葉後も長期間、枝に残り、これを狙って小鳥が集まる。この実がナンテンに似ていることから、別名をナンテンギリという。ちなみにナンテンと同様に白い実の品種もある。
                   <ネット調べ>


 

8、ホッテ平  12時30分
炭焼き跡がある広場、ホッテ平に到着。以前はここに炭焼き小屋があったらしい。

  
 小休憩


 

待岩(まちいわ)  12時40分
つい腰掛けたくなる岩。腰かけて天狗様でも待ってみましょうか?

  
 小さい


 
このナツエビネまだ頑張ってます!
 
イヌシデの樹皮は、タテジマ模様

 

しょうた渡り  12時56分
イヌシデ、ヤブツバキ、アオキの群生地を抜けると、小さな沢を渡渉する。

  
  水量チョロチョロ


 

9、ホッテ谷分れ  12時57分
これで福智山周回を無事完了。

  
  水分補給


 

強羅橋を通過  13時04分
相変わらず激しい音を立て水が流れている。

  
 慎重に


 
フユイチゴ

 
フユイチゴの葉

 

車両通行止めの杭をすり抜ける 13時34分
登山道終了。H師匠(右)と記念撮影!

  
 無事に下山


 

10、登山口  13時48分
登山口を通過して遊歩道へ。あとは会話を交わしながらのんびり歩くだけ。

  
  余裕の足取り


 

ます渕橋を渡る  14時05分
陽が射すとポカポカ陽気。

   
満足感


 

11、鱒渕ダム  14時13分
スマホの歩数計は21028歩。よく歩きました。この歩数は先週くじゅうを歩いた時とほぼ同じ。「福智山を歩くことが出来れば、他の山も大丈夫ですよ。」とH師匠が言っていたのを思い出した。我々北九州・筑豊地域の人にとって、こんなに良い山、愛される山があるのは有りがたいことですね。


お疲れ様でした。H師匠お世話になりました。


訪問ありがとうございました。
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