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頂吉〜月の平〜頂吉分かれ〜福智山〜頂吉分かれ〜赤牟田の辻〜
                         焼立山〜<金満尾根>〜金満山〜満干越〜頂吉

 

頂吉(かぐめよし)からの
福智山・赤牟田の辻・焼立山・金満山

 

2013年4月21日

 

気温7度、前日の雨が残る寒い朝だったが、お天気は回復傾向なので山行きを決行。
頂吉から山の神川に沿って上る登山道はシャガやサツマイナモリの花が咲き乱れ登山者の目を楽しませてくれる。福智山山頂直下の水場では桜がまだ咲いていた。春風吹く日当たりの良い尾根道ではワラビが顔を出して、ついついワラビ採り。春を実感する山行となった。





「山笑う」風景に春の実感   赤牟田の辻の急登が迫る

<コース概要>

1、頂吉  7時33分 〜 2、月の平 〜  3、 けやき沢 〜 4、黒岩展望台 〜  
5、
頂吉分れ 〜6、福智山山頂 〜 7、頂吉分れ〜 8、赤牟田の辻 〜 9、焼立山 〜 
10、
金満尾根への分岐 〜 11、金満山山頂 〜 12、絹糸の滝 〜 13、満干越 〜
<吉原林道> 〜 14、頂吉 15時39分

    

  頂吉(かぐめよし)  7時10分
頂吉(かぐめよし)林道の入口にある川沿いの路肩に駐車した。到着すると霧雨が降っていた。
気温7度でこの時期にしてはとても寒い朝である。
ここでH師匠と待ち合わせ。

今回は福智山山頂を踏んで、赤牟田の辻、焼立山、そして金満尾根を経てここまで戻ってくる。
いつもよりロングコースになるので、不安もよぎるが、気持ちよくスタートした。
  1、頂吉(かぐめよし)登山開始  7時33分
駐車したすぐ後ろの橋から上頂吉林道に入る。
さっそく山藤のアーチが出迎えてくれた。

ここは左手から吉原川、右手からは山の神川が流れ込み、紫川の起点とされている。

   紫川起点の碑
 

一般車両通行禁止のゲート  7時42分
ゲートを越え、山の神川に沿って進んで行く。
朝の澄んだ空気の中、林道で足慣らし。


   林道は工事中

 

上頂吉1号橋  7時47分
林道には橋が三か所あるが、最初の橋にさしかかった。
すぐ先の沿道に誰が放置したのか、錆びてボロボロの車が2台。


   撤去できないの? 

  かぐめ大岩  7時55分
頂吉(かぐめよし)の語源と言われる大岩。
「かがみ石」→「かごみ石」→「かぐめよし」
そんな説があるらしい。

   泥で汚れていた
  上頂吉2号橋  7時58分
川のせせらぎが耳に心地よい。 
ん?雨が落ちてきた。天気予報が外れたのか?


    トウダイグサ
  上頂吉3号橋  8時11分
とうとう大粒の雨が降ってきた。ザックにカバーをかけて、風はないので傘を差すことにした。

   シャガ真っ盛り  
  2、月の平  8時26分
雨は15分で上がり、陽が射してきた。
ここで小休憩して登山道に挑む。
ここからが本番だ!


   分りやすい表示
  欅(けやき)の大木が残る森を歩く  8時45分
月の平から植林帯を暫く歩くと、ほどなく自然林豊富な森の中へと入って行く。
鳥のさえずりがよく聞こえるようになってきた。
お天気が良くなってきた証拠である。
登山道は落ち葉が幾重にも積み重なりフワフワとしている。時折、落ち葉の上に桜の花びらが散っている。
季節の移り変わりを感じながら歩を進める。
 

林道交差点  8時48分
月の平から約20分で林道交差点に飛び出した。
黄色の標識に沿って林道を横切り真っ直ぐ進む。
まだまだ先は長い。


   快調、快調






大岩に木の根が・・・   自然の不思議、力強さを感じる



 

3、欅(けやき)沢  8時59分
明るい沢が広がった。休憩するには絶好の場所だ。
ここで夏場にソーメンはいかがですか?


   清涼感100%

  急登のロープに感謝  9時11分
けやき沢で休憩を終え登山道に取り付くが、ここから勾配が増し、おまけに先程までの雨で落ち葉も濡れているのでズルズルと滑って非常に歩き難い。
日頃から奥深い登山道を整備されている方々に頭が下がります。
それにしても誰にも会わないこの登山道、「雪が降り積もった時に一人で黙々と歩くと何とも言えないよ」と言ったH師匠の言葉が忘れられない。
  炭焼き小屋跡  9時22分
福智山系に点在する炭焼き小屋。
昔は山のあちこちから煙が立ち昇っていたのだろう。
そんな燻ぶった森の風景を想像してしまう。


   石組みが残る
 

4、黒岩展望台  9時29分
黒岩に立つと絶景が広がるはずだが・・・残念ながら前面に木々が茂ってイマイチだった。

   雲海が見えた

  5、頂吉(かぐめよし)分れ  9時43分
福智山系の尾根道に辿り着いた。
出発して2時間10分。これから一旦福智山頂を踏んでまたここまで戻り、反対側の赤牟田の辻方面に向かう予定だ。まだまだゴールは遠い。


   一息つく
  南岳から福智山を望む  10時06分
雲は山の上にあるのでラッキー。山頂がよく見える。
気温は3℃でじっとしていると寒くなる。


    可愛いスミレ





正面は福智山  カヤトの中を歩く  10時10分



 

6、福智山山頂  10時19分  901m
今日はこの後にまだ赤牟田の辻・焼立山・金満山に行く予定なので、二つの神社の上宮に参拝して先を急ぐことにした。

    山頂方位盤

 

下山は福智神社上宮前の道から  10時34分
クマザサが覆う細い道を下りて行く。
何度も福智山には訪れているがこの道を歩くのは初めてだ! H師匠に案内して頂いた。


   新芽が綺麗な低木

  桜の大木の根元に水場が!  10時38分
まだ桜の花が少し残っていた。
ここは以前、小さな山小屋が存在した場所だ。


   水量は少ない
  南面小屋跡  10時42分
桜の大木のすぐ横に山小屋跡がある。福智神社上宮の鳥居をくぐって先に進む。

   かなり古い鳥居
  往きの道に出会って右に進む  10時49分
山頂の福智神社上宮前から下り、左周りしながら先程福智山に上ってきた道に戻る格好だ。
こんな道は知らなかった。


    赤牟田の辻へ
  7、頂吉(かぐめよし)分れを通過  11時07分
尾根道では早咲きのミツバツツジが目に付いた。
鮮やかなピンクがとても鮮やかだ!


   綺麗だ
  赤牟田の辻が迫る  11時42分
尾根道では沢山のワラビが目に付いた。
ワラビを採りながらではなかなか前に進まない。


    ペースダウン
  赤牟田の辻の急登に挑む  11時54分
標高差150mの急坂。
一直線に伸びる登山道を必死で上るのだが、上を見上げると気が遠くなる。
焦らずゆっくりペースを守って上ることが大切だ!

右は植林帯、左は自然林で左右の様相が全く異なっている。





赤牟田の辻の急坂を踏破!  12時13分  ここからの眺めは絶景だ!



 

8、赤牟田の辻  12時17分
山頂からは正面に福智山が見える。
右奥には皿倉山まで遠望できた。達成感に浸る。


    昼食タイム

  ワラビ採り  13時22分
昼食後、赤牟田の辻を出発し焼立山に向かうが、途中でワラビを採って歩行が停滞。

   ワラビに夢中
  9、焼立山山頂  13時29分  759m
先客の登山者が1名昼食中だった
。挨拶を交わして私達も休憩。


   翁草(オキナグサ)
  10、金満尾根への分岐  13時37分
足下の黄色い標識から森に入って行く。
金満尾根は英彦山秋の峰入り道である。


   分かり易い表示  
  細い登山道を進む  13時45分
落葉の積もる登山道を軽快に下って行く。油断すると濡れた落葉で滑ってしまうので注意だ。

   ユズリハ
 

尾根は石灰岩質に変化した  14時03分

途中から石灰岩が多くなり、様相が変わってくる。地下には鍾乳洞が存在するのでは?そんな想像をさせるくらいゴツゴツと白い岩が・・・。

    シキミの花

  11、金満山山頂  14時06分  526m
分岐から約30分で金満山山頂に到着。
四等三角点だった。ここまで道は細いが、黄色の標識が沢山つけてあるので迷うことはないだろう。


   山頂とは思えない場所
 

滝への分岐  14時24分
金満山山頂を出発してしばらく歩くと、吉原の滑め滝と絹糸の滝への分岐に辿り着いた。左に急旋回し、戻るような形で進んで行く。
  
  

 

行き止まりとなる  14時26分
滝の音が徐々に大きく響いてくる。途中で足下に「吉原の滑め滝」(全長72m、高さ25m)と書いた黄色の表示が目に付いた。しかし、そこに行くにはロープのある急な崖を下らなくてはならない。見るからに大変そうな崖だったので無理せず通過して、その先にある絹糸の滝に向かった。サツマイナモリの群生に圧倒されながら歩いて行くと・・・行き止まりとなった。

 

12、絹糸の滝  14時28分
行き止まりの場所のすぐ右に絹糸の滝があった。ゴウゴウと流れ落ちる滝を暫し観賞。

   きぬいとの滝

 

吉原の滑め滝の上部?  14時30分
絹糸の滝を撮影して振り返ると、滝は下に続いていた。
きっと吉原の滑め滝の上部になるのだろう。
滝は細く、長くなって落ちている。


    吉原の滑め滝分岐表示

 

来た道を戻る  14時37分
滝の観賞も終えて満足し、来た道を戻る。
沢に沿ったなだらかな道を下って行くと、すぐに先ほどの分岐に辿り着いた。

    分岐を真っ直ぐ下る

  せせらぎロード  14時38分
木漏れ日の中、川の流れる音を聞きながら気分よく下山していく。

   軽快に下る
  イノシシのヌタ場  14時42分
水たまりが2か所あった。そこはイノシシのお風呂だった。体に着いたダニやシラミを泥水の中で転がりながらこすりとる場所である。

   ダニがいるかも?
  13、満干越(みちひごし)  14時45分
満干の語源は滝上部の岩間から不定期に吹き上がる間欠泉による川の水量の増減からきているらしい。
この分岐から頂吉方面へ下る。

  
  あとひと踏ん張り
  吉原林道に出会う  14時47分
満干越からすぐに吉原林道に出会った。
これからは頂吉まで気楽な林道歩きとなる。
林道は最近利用されていないらしく、かなり荒れていた。


     倒木落石 通行注意
 

天然のお花畑を観賞しながら  15時00分
何度か吉原川を渡渉した後、シャガやウマノアシガタの群生地の横をのんびり下って行く。

   

  14、頂吉(かぐめよし)到着 15時39分
民家の間を通り抜けて頂吉に到着。
8時間を超えるロングコースだったが無事に下山。
お疲れ様でした。


    駐車場所に戻った
 背後のカラー 
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