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上野峡〜虎尾桜〜八丁〜福智山山頂  往復

 

上野(あがの)からの 虎尾桜福智山

 

2016年4月3日

 

3月末から暖かい日が続き、桜も満開の季節になった。上野(あがの)にある古木・虎尾桜も今が見頃と、登山者だけに止まらず、多くの市民が訪れている。我々もその虎尾桜を観賞しようと、久しぶりに上野(あがの)から福智山に取り付いた。コースは八丁越えを選択。早朝は閑散としていた駐車場も、下山時は満車になっており、多くの車が路上駐車をするような状況だった。


        

満開の虎尾桜の前で



<コース概要>

1、公共駐車場  7時16分 〜 2、上野登山口 〜 3、虎尾桜分岐<上野越ルート> 〜 
4、虎尾桜 〜 5、虎尾桜分岐<八丁越ルート> 〜 5、八丁の山頂ケルン 〜 
6、福智山山頂 〜 7、八丁の山頂ケルン 〜  〜 8、虎尾桜分岐<八丁越ルート> 〜 
9、虎尾桜分岐(上野越ルート) 〜 10、上野登山口 〜 11、公共駐車場  12時39分

  

 

公共駐車場 到着  6時58分
7時前に駐車場に到着。お天気はどんよりした曇天だが、駐車場の桜は満開。


    春ですね〜

 

1、公共駐車場をスタート  7時16分
本日のメンバーはH師匠とヤジさんとの3人。
準備を整えいざ出発!


    懐かしい町名

 

民家の間を通り抜けて登山口へ  7時24分
道の途中で山友のT井さん御夫妻にお会いした。久しぶりの再会で嬉しかった。また後でお会いしましょうと、一旦お別れして先に進んだ。

    シャガが顔を出す

「ホーホケキョ」とウグイスの鳴き声が聞こえてくる。春を迎えて、鳥たちも元気が出てきたようだ。早朝だが、温かい春の風に当たりながら登山口へと向かう。


 

2、上野(あがの)登山口  7時26分
駐車場から10分程歩くと登山口に到着。
いよいよここから登山道に入る。


   ムラサキケマン 

 

上野越ルートに取り付く  7時27分
登山口の横には田川地区消防本部による、山火事注意の看板が設置されている。

    リスの看板

 

八丁への分岐表示  7時29分
この分岐、今回初めて気がついた。右へ進むと八丁へと続いているらしい。

     真っ直ぐ進む

  H師匠のデザインした標識  7時33分
古びた標識が目についた。これは以前、H師匠がデザインして県知事賞を受賞した「森林浴でフレッシュ健康づくり」の標識だ。

    木漏れ日のデザイン
  3、虎尾桜分岐<上野越ルート> 7時41分
登山口から登山道を真っ直ぐ15分程歩くと、分岐に辿り着く。

   虎尾桜へ5分
この上野越ルートを直進すると、上野越経由で福智山へと道が続いている。今回我々はこの分岐を右に進み、まずは虎尾桜を観賞。その後は虎尾桜の更に上部にある八丁越ルートまで上って福智山を目指すことにしている。



虎尾桜の分岐から木製の橋を使って沢を渡る  7時42分  足下に注意して渡ろう!


 

植林帯を進む  7時43分
山に慣れない人にはこのようなハッキリとした表示がとても安心でありがたい。

   あと少し  

 

森の中に山桜を発見  7時47分
足下には白い花の群生。それは森の中にひっそりと咲くサツマイナモリだった。

    ほんのりピンク

駐車場から約30分で本日の第一目標である虎尾桜へ到着!到着すると汗が吹き出てきた。
辺りを見渡すと、まだ時間が早いせいか、虎尾桜を観賞している人は少なかった。


4、虎尾桜  7時52分  根元は空洞になっている。 枝や幹には補強がされている

 

 

一般的なソメイヨシノも綺麗だが、山の中にひっそりと咲く古木の山桜は情緒豊かで、その風貌はなんとも言えない。
私たちの町の象徴植物
虎尾桜(和名:エドヒガン)
虎尾桜は、エドヒガンという種類の桜で、高さ17m、胸高周囲3.8m、推定樹齢600年、県下最大のエドヒガンといわれています。
4月上旬に深紅色の花をつけ、満開時の景観は実に見事です。私たちの町のシンボルとして大切にしましょう。      
       
平成8年1月/福岡県・赤池町
                    (説明看板より)

    福智町の誇り

 

T井さん御一行とH師匠  7時58分
我々が虎尾桜を観賞していると、登山口手前でお会いしたT井さんご夫妻が上ってこられた。H師匠も久しぶりにお会いしたと言うことで、虎尾桜をバックに記念撮影。皆さんいい笑顔でした。暫く談笑。その後、T井さん御一行は上野越コースへ、我々は八丁越コースへとまたお別れとなった。

 

八丁越コースへ  8時03分
これから我々は八丁越ルートを目指すが、残念ながら道標はない。
八丁越ルートは、虎尾桜を観賞していた場所から、上ってきた道を10メートル程下る。そこから左の枯れた沢へ下り、渡ることになる。
沢を渡ると、木と木の間に緩やかな上り勾配のハッキリとした道が現れる。 





途中、倒れた木の根を右から回り込む  8時06分  滑り易い斜面を歩く場面も出てくる



 

5、虎尾桜分岐<八丁越ルート> 8時11分
虎尾桜から10分もかからずに八丁越ルートに辿り着いた。右に下ると白糸の滝に通じる。

    左へ進む

 

源平桜への分岐  8時17分 福智山方面へ
源平桜はまだ早いとの情報で、今回はパスすることにした。

    左へ進む

急登と格闘  8時17分
進むにつれて勾配が急になってくる。おまけに不規則な岩場、木の根が足下を不安定にさせる。焦らずにゆっくりと歩こう!

  

この場所はおおつが林道に出る手前の難所の急登。一歩一歩慎重に足を運ぶ。
H師匠とヤジさんが交互に先導して、上へ上へと進んで行く。
高度感とスリルを味わいながら()
ま、なんてことないですが・・・(苦笑)


  おおつが林道  8時23分
ようやく林道に出会った。ここに出るとホッとする。休憩して鋭気を養う。

    一路福智山へ 
 
ヤブツバキ

キブシ
 
 

おおつが林道を出発  8時31分
8分休憩して出発!林道を横切って黄色の「保安林」の標識の横から上へと進む。

    スミレ

 

自然林の中を進む  8時44分
徐々に斜度が急になる。このルートはヤブツバキの落花がとても多い。

    落花も綺麗 



ヤブツバキの落花を踏まないように歩く  9時04分  寡黙になって一歩一歩



 

森林限界を超えた  9時23分   周りの木々が無くなり、気分が晴れる

この後すぐにガスって何も見えなくなってしまった(悲)

 

5、八丁の山頂ケルン  9時28分
先行していたH師匠がケルンで待っていてくれた。霧と風でじっとしていると寒くなる。

   ケルンが目印 





福智山を目指して  9時31分  こりゃ〜まったく見えません()

 

 

クマザサ帯を歩くが・・・  9時36分
依然辺りは真っ白。春を迎え、クマザサもグリーンが鮮やかになったような?

   クマザサ 

 

6、福智山山頂  9時43分
駐車場を出発して2時間27分で山頂碑にタッチ!でも視界は全くダメでーす(悲)

    気温 8℃


山頂碑にタッチした後は、いつものように二つの祠に無事登頂の御礼参拝!


 

筑前黒田藩・鳥野神社の上宮  9時45分
山頂は霧が立ち込めて辺りが見えない。
そのせいか、我々3人だけのようだった。


     山ノ神 

 

豊前小笠原藩・福智神社の上宮  9時48分
山頂から四畳半岩方面に下って、もう一つの祠に手を合わせる。

   三体の石像 

 

霧の中でランチタイム  9時50分
ちょっと早いが、山頂に着いたらランチタイム。
上着を着て防寒対策。


   おにぎり弁当

ゆっくり昼食の時間を楽しんでいると、徐々に登山者が増えてきた。

 休憩も終え、下山の準備に取り掛かると・・・・

 

トレラン大会  10時21分
静かだった山頂が突然賑やかになった。採銅所から皿倉山までのトレラン大会のようだ。
フラフラになりながらも山頂を目指す選手諸君。
しかし、ここ福智山山頂は距離で言えば、まだ3分の1の通過地点に過ぎない。

関係者が、山頂で盛んに激励している。山の楽しみも変わってきている。

 

立ち話が終わらない(笑)  10時35分
ザックを背負い下山しようと思った時、遠くから「Hさ〜ん」とH師匠に声がかかった。
それは福智山常連、健脚のM野さんご夫妻だった。久しぶりにお会いしたので話が尽きることがない。山談議はとても楽しい時間。
このように福智山山頂でH師匠に声をかけてくる人はとても多い。





福智山山頂から八丁の辻へ下る  10時40分  途中、立ち止まって撮影をしていると・・・
我々の横を下る女性から、「ひょっとして福智山の本を書いた人ですか?」と尋ねられた。
突然のことでビックリ。「はい、そうです」「こちらがH師匠です」と答えるのが精一杯だった。

「福智山系登山ガイド」を読んで頂きありがとうございます。お声掛け嬉しかったです。     



一瞬霧が晴れた 10時43分 山頂にいた人はラッキーな瞬間だ!でもまた霧に覆われた

八丁の辻を過ぎた頃、後方から「うぁー」と言う歓声が聞こえてきた。振り向くと霧が晴れて福智山全体が見えるではないか! 何度も見ている風景だが、見えると嬉しいものだ。



7、八丁の山頂ケルン  10時53分  ここでまた、H師匠は知人とバッタリ!

H師匠によると、この方は福智山をホームグランドとし、なんと日本300名山を踏破されているとのこと。こんな方もいらっしゃるのかと、ただただ驚くばかりだった。



 

いろんな山が見えている  11時02分
H師匠から英彦山、鷹ノ巣三山、古処山、馬見山、三郡山、そして背振山まで多くの山の位置を教えてもらう。

    鷹取山とその尾根

 

八丁を下る  11時16分
上りでは苦労した急登を調子よく下って行く。
ロープ場も絶好調!だったが、転んだ(恥)

     11時25分


下山途中、5〜6組のグループが上ってきた。皆さんこの急登に苦労している様子だった!


 

おおつが林道  11時41分
山頂から約1時間。急登の樹林帯を通り抜けておおつが林道へ飛び出した。小休止!

    野イチゴの花 

 

おおつが林道をスタート  11時49分
休憩中に林道を上ってきたご夫婦に声をかけられ暫し談笑。挨拶を交わし下山を開始。

    さあ行こう!


今日の天気予報は3時ごろから雨の予報だったが、空模様は何とか大丈夫のようだ。





転がり落ちるように急登を下る  11時52分  慎重に足を運ぶ



 

8、虎尾桜分岐<八丁越ルート> 11時58分
真っ直ぐ進めば白糸の滝に通じるが、我々は往路を下ることにする。

   右へ下る 

 

虎尾桜を右に見ながら  12時04分
虎尾桜には寄らずに下山。右を見ると満開の桜が見えている。見物者の声が聞こえる。

    また来年 

 

9、虎尾桜分岐(上野越ルート)  12時10分
この木の橋を渡ると上野越ルートに出る。左に曲がって登山口を目指す。

    あと少し 






途中で河原に降りてみた  12時16分  ヤブツバキの落花が光っていい感じ

 



 

マメ蔦


スミレ
 

10、上野(あがの)登山口  12時22分
分岐からなだらかな登山道を12分下ると登山口に到着。ホッとする瞬間だ!

   フデリンドウ 

 

民家を通り抜ける途中で・・・  12時26分
地元の方が湧水を利用して靴などを洗う場所を設置してくれている。感謝です。

    溝で靴をゴシゴシ

 

城山橋のあるバス通りへ  12時32分
公衆トイレのある場所までやって来た。ここから城山橋を渡らすに右へ下る。

   のんびりと



今朝、虎尾桜で一緒に記念写真を撮ったT井さんご夫妻一行とは山頂で会うことが出来なかった。気になっていたので、駐車されている場所で車を探したがもうT井さんの車はなかった。
さすが健脚、一足先に下山されていた。山頂でお会いできずに残念だった。




 
ニチニチソウ


カキドオシ

 
ヒメオドリコソウ


オオイヌノフグリ

 
菜の花


野イチゴの花

春になると沢山の花達が出迎えてくれる。花を撮影する瞬間が楽しい。

 



11、公共駐車場  12時39分  桜は満開、駐車場は満車。

山頂からはジャスト2時間、とても楽しい春の山歩きだった。お疲れ様でした。


訪問ありがとうございました。
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